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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【ネコミケ番外編】怪盗へブンの楽しい休日？
急：そろそろ時間だよ、ヘブン！
――イベント会場
『宵宮 零』のサイン会と『怪盗ヘブン』に準えたイベントはねこったーや口コミで広がり、多くの人が足を運んだ。ネコミケの翌日というのもあり、同人誌（注：レイ以外が描いた物）や同人で作られたアイテムにサインをと希望する者もいた。
スタート前のちょっとしたイベントとして、鍋島 奈々美とヘブンによる公開インタビューが行われた。突然の事に緊張してしまった奈々美であったが、ヘブンの優しい笑顔のお陰で幾分か落ち着く事が出来た。
（皆、とってもいい笑顔なのだ。こういう写真がいっぱいで嬉しいのだ♪）
とりあえず一般人には「イベント宣伝なのだ」とごまかす為に路上での様子を撮っていたりする後木 真央だったが、これはこれでいい思い出だな、と幸せになる。
「ヘブンさんは今回寝子島へやって来たわけですけれども、目的は何でしょうか？」
「勿論、皆を笑顔にするためさ！ 今日はひえひえで美味しい気分になるパーラーを作ってみたよ！ 是非立ち寄ってね！」
そう答えながらも、ヘブンはそっと元の世界の事を思った。
ヘブンは会場準備の際、「実は……」と恵御納 夏朝と桜庭 円から、自分が『漫画の世界』から抜け出している事、日没までに戻らないとこの世界はおろか元の世界から「も」消えてしまう事を教えられていた。当初驚いていた彼だが、ふむ、と小さく唸る。
「街を歩いていたらいつのまにかここに来ていたから、気づかなかったよ。でも、そういう事なら……悔いが残らないようにがんばらなくちゃね？」
最初混乱するかもしれない、と不安に思っていたが、思いのほか順応した事に安心した。
「けれど、帰り際、背中を押してくれるかな。もしかしたら、ここに残りたいっておもってしまうかもしれないから、ね？」
と、おどけた調子でそういうヘブンに、夏朝は「皆に伝えておくよ」と頷いた。そうしながらも、テオが言った言葉の意味を考える。元々ある漫画や雑誌掲載分からも姿を消す、という事は『どこにもいなくなってしまう』という事……それだけは、絶対に避けたかった。
２人の説明する様子をみつつ、八神 修は、自然とヘブンがやりたい事を感じ取っていた。彼は普段どおり、人々を笑顔にしたい、と思って行動している。それだけなのだ。
（そういう事なら話が早いな）
修はてきぱきと携帯を操作すると……コスプレ用に用意してもらった白衣を手にした。彼もまた、登場人物になりきって盛り上げてみようと思ったのだ。因みにヘブンに発明品を預けてデータを取るちょっとはた迷惑な博士役である事を付け加えておこう。
今回の抱負を聞いたり、軽いトークで和ませた公開インタビューも終わりに近づいた。奈々美は最後に、とファンへの一言をヘブンに求めた。
「ねこじまのみんな！ 応援してくれて、ありがとう！ これからも、もっともっと笑顔になるような楽しい事、お兄さんはいっぱい企んじゃうぞーっ！ ヘブンッ！！」
ばっ、と席を立ち、ポージングすれば歓声が上がる。そこで真央の影マイクが入り、僅かな時間だが写真撮影時間をとる。無事にインタビューが終わったことに安堵する奈々美を、信彦は笑顔でエスコートして休ませた。
「お疲れ。なかなかかっこよかったよ♪」
八十八旗 信彦がそういえば、奈々美は少しだけ照れながら頷いた。
インタビューが終われば、サイン会とパーラーのスタート。サイン会の列を率先して並べる者、調理をする者、ヘブンと共にホールを動く者、とそれとなく分担して当たればスムーズに事が進んでいく。
森 蓮はスタート前に訪れた人が体調を崩さぬように、と注意するべき点（アレルギーや冷たい物を多量に摂取する事で起こる身体の不調等）を説明し、メニューによってはお客様に確認を取る事、メニューにも表示しておく事をアドバイスする。
コスプレをしている真央は勿論ホール担当で、時折ヘブンに対し疑いの目を向けるような事があれば「今日はノーパンなのにぃ……」とスカートを押さえてお色気作戦。うまいタイミングで風が吹いたりして思わず彼女の方へと目が行く男性陣。蛇足だが真央はさらしと下帯装着であるが、やはりどきっ、とくるワードのようだ。
（皆が笑顔になれるって、やっぱりいいよな）
訪れた人たちが笑顔になる様子を見、風雲児 轟と赤羽 勇樹も顔を見合わせにっこり笑う。彼らもまた人々を笑顔にするヒーローを目指している身。その為、ヘブンと共に行動することはその一環になるのでは、と考えたのだ。
「よっし、気合入れていくぞ！」
「おおっ！」
彼らもまた果物を切ったり、下げられた食器を洗ったりとしてくれる。傍らを見れば御剣 刀が一生懸命カキ氷機を動かしていた。
――イベント会場
『宵宮 零』のサイン会と『怪盗ヘブン』に準えたイベントはねこったーや口コミで広がり、多くの人が足を運んだ。ネコミケの翌日というのもあり、同人誌（注：レイ以外が描いた物）や同人で作られたアイテムにサインをと希望する者もいた。
スタート前のちょっとしたイベントとして、鍋島 奈々美とヘブンによる公開インタビューが行われた。突然の事に緊張してしまった奈々美であったが、ヘブンの優しい笑顔のお陰で幾分か落ち着く事が出来た。
（皆、とってもいい笑顔なのだ。こういう写真がいっぱいで嬉しいのだ♪）
とりあえず一般人には「イベント宣伝なのだ」とごまかす為に路上での様子を撮っていたりする後木 真央だったが、これはこれでいい思い出だな、と幸せになる。
「ヘブンさんは今回寝子島へやって来たわけですけれども、目的は何でしょうか？」
「勿論、皆を笑顔にするためさ！ 今日はひえひえで美味しい気分になるパーラーを作ってみたよ！ 是非立ち寄ってね！」
そう答えながらも、ヘブンはそっと元の世界の事を思った。
ヘブンは会場準備の際、「実は……」と恵御納 夏朝と桜庭 円から、自分が『漫画の世界』から抜け出している事、日没までに戻らないとこの世界はおろか元の世界から「も」消えてしまう事を教えられていた。当初驚いていた彼だが、ふむ、と小さく唸る。
「街を歩いていたらいつのまにかここに来ていたから、気づかなかったよ。でも、そういう事なら……悔いが残らないようにがんばらなくちゃね？」
最初混乱するかもしれない、と不安に思っていたが、思いのほか順応した事に安心した。
「けれど、帰り際、背中を押してくれるかな。もしかしたら、ここに残りたいっておもってしまうかもしれないから、ね？」
と、おどけた調子でそういうヘブンに、夏朝は「皆に伝えておくよ」と頷いた。そうしながらも、テオが言った言葉の意味を考える。元々ある漫画や雑誌掲載分からも姿を消す、という事は『どこにもいなくなってしまう』という事……それだけは、絶対に避けたかった。
２人の説明する様子をみつつ、八神 修は、自然とヘブンがやりたい事を感じ取っていた。彼は普段どおり、人々を笑顔にしたい、と思って行動している。それだけなのだ。
（そういう事なら話が早いな）
修はてきぱきと携帯を操作すると……コスプレ用に用意してもらった白衣を手にした。彼もまた、登場人物になりきって盛り上げてみようと思ったのだ。因みにヘブンに発明品を預けてデータを取るちょっとはた迷惑な博士役である事を付け加えておこう。
今回の抱負を聞いたり、軽いトークで和ませた公開インタビューも終わりに近づいた。奈々美は最後に、とファンへの一言をヘブンに求めた。
「ねこじまのみんな！ 応援してくれて、ありがとう！ これからも、もっともっと笑顔になるような楽しい事、お兄さんはいっぱい企んじゃうぞーっ！ ヘブンッ！！」
ばっ、と席を立ち、ポージングすれば歓声が上がる。そこで真央の影マイクが入り、僅かな時間だが写真撮影時間をとる。無事にインタビューが終わったことに安堵する奈々美を、信彦は笑顔でエスコートして休ませた。
「お疲れ。なかなかかっこよかったよ♪」
八十八旗 信彦がそういえば、奈々美は少しだけ照れながら頷いた。
インタビューが終われば、サイン会とパーラーのスタート。サイン会の列を率先して並べる者、調理をする者、ヘブンと共にホールを動く者、とそれとなく分担して当たればスムーズに事が進んでいく。
森 蓮はスタート前に訪れた人が体調を崩さぬように、と注意するべき点（アレルギーや冷たい物を多量に摂取する事で起こる身体の不調等）を説明し、メニューによってはお客様に確認を取る事、メニューにも表示しておく事をアドバイスする。
コスプレをしている真央は勿論ホール担当で、時折ヘブンに対し疑いの目を向けるような事があれば「今日はノーパンなのにぃ……」とスカートを押さえてお色気作戦。うまいタイミングで風が吹いたりして思わず彼女の方へと目が行く男性陣。蛇足だが真央はさらしと下帯装着であるが、やはりどきっ、とくるワードのようだ。
（皆が笑顔になれるって、やっぱりいいよな）
訪れた人たちが笑顔になる様子を見、風雲児 轟と赤羽 勇樹も顔を見合わせにっこり笑う。彼らもまた人々を笑顔にするヒーローを目指している身。その為、ヘブンと共に行動することはその一環になるのでは、と考えたのだ。
「よっし、気合入れていくぞ！」
「おおっ！」
彼らもまた果物を切ったり、下げられた食器を洗ったりとしてくれる。傍らを見れば御剣 刀が一生懸命カキ氷機を動かしていた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年08月10日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年08月17日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年08月17日 11時00分
