【ネコミケ番外編】怪盗へブンの楽しい休日？｜リアクション

【ネコミケ番外編】怪盗へブンの楽しい休日？

後始末：また、会えるよね？　ヘブン。

　怪盗ヘブンの事件から数日後。何気なく『週刊少年にゃんぷ』を手にした者たちは、『怪盗ヘブン』のページを開く。
　内容は、レイが語っていた通り『ゲリラ的アイスクリームパーラー』を開いている物だった。読んでいく内にその時の事を思い出し、楽しい気分になっていく。
「あら……？」
　一緒に読んでいた綾辻綾花と恵御納夏朝はその中に、自分達に似たキャラクターがいる事に気づく。
「これって、偶然……だよね？」
　夏朝の呟きに、綾花も頷く。そうしながらも不思議な事もあるものだ、と考えるのだった。

　一方、鷹峰凪はというと……あの日にろっこんによって記された内容にくすくす笑っていた。
『怪盗ヘブンは、女神が笑顔と力を取り戻した後もみんなの笑顔の為にがんばり続けるのであった』
　紙には、その１文だけが記されているのである。けれども、それだけでよかったような気がする。何故ならば、どんな活躍をするかがわかってしまったら、面白くない。
（ヘブン様らしい未来ですね）
　凪は、そっと週刊少年にゃんぷを手にする。そして、表紙を飾ったヘブンに、そっと口付けをするのであった。

　鍋島奈々美と後木真央によって撮影された写真は後日みんなに配られた。時々ぼやけたものもあるものの、皆の笑顔がまぶしいそれは、素敵な宝物のように思えた。因みに寝子島中学の校内新聞にも使用されたが、流石にヘブンが漫画の世界から来た本物であるとは書けなかった。

　そして、シーサイドタウンのアトリエでは、漫画の原稿を書きながら瓜山レイが不思議そうに首をひねっていた。
「そういえば……、ここを出る前に聞こえたあの声って、何だったんだろう？　円ちゃんが言っていた事と一緒だったし……」
　そういいながら彼は、書きあがったヘブンの絵にペンを入れていく。が、疲れていたのだろうか？　一度だけ、ヘブンが自分にウインクをしたように見えた。

（終）

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あとがき

担当マスター：菊華伴
ファンレターはマスターページから！

菊華です。
この度は参加ありがとうございます。お待たせいたしました。

シナリオの結果は以下の通り
・怪盗ヘブンの目的は達成されました
・制限時間内に戻す事に成功しました
・副効果として、『宵宮　零』の名前と『怪盗ヘブン』の知名度がちょっと上がりました。

皆さんのおかげです。
ヘブンの目的に関してもすぐにわかりましたので、あんな具合です。レイ兄さんも喜んでいます。
ちょっとした夏の思い出となれば幸いです。

そして、瓜山　レイに関してはちょっと今後のシナリオについてのヒントも隠れていました。
気づいている方はいると思いますが……。

何はともあれ、参加者全員に以下の称号をプレゼントします。
怪盗ヘブンの友達

また、写真も皆さんに配られています。ヘブンについてはちゃんと写っていたりします。
なぜかは不明です。

それでは、今回はこれで。
菊華でした。

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