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古妖の昔語り~神無月の小さなお月見~
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月見の始まり【午後七時】
人工の光から外れ、夜空には満天の星と、その中にぽっかりと浮かぶ少し欠けた満月が顔を見せる。
浮かぶ月の柔らかな月光の下、今日の猫又川は普段とは違い、少しばかりの賑わいを見せていた。
【乾杯の前に:①】
猫又川の上流、突き当たりに位置する祠の前では、月明かりとあわせ幾つかの吊るされた行灯の照明により周囲が照らされていた。
その中で、ここに集まった人々は祠の前に敷かれた二十人程が座れる程の広い敷物へと、センリへの挨拶を済ませた後に好き好きに腰を下ろしていく。
「……猫さん、歩けるのね」
二足で歩き、座った人達に膳を運ぶキンカとギンカの姿を見ながら、
大天使 天吏
はポツリと口にする。
「ほほ。そうか、テンリはこやつ等を見るのは初めてじゃったな」
他の人々から少し離れ、センリの隣に程近い位置に座る天吏にこの二匹の紹介をセンリは行う。
「とは言え、夜に歩くのは相変わらずじゃのぅ」
――今回、天吏にとっては予期せぬ月見への参加であった。
元より天吏は月見の参加ではなく、九夜山に夜の野鳥探索に来ていただけだったのだ。
その途中、偶々センリが見かけたがゆえに声を掛け、こうしてこの場へと天吏は来ていた。
但し、実の所はセンリの姿を見るまで忘れていたのは、こっそり黙ったままで。
「夜にしか見れない鳥さんもいるから……」
「そうか。だが、この周辺であれば我もおんしを見守れる。夜は余り奥へは行かぬよう気をつける事よ」
こくりと頷きだけを返し、天吏は自身の前に置かれた膳を眺めていく。
【乾杯の前に:②】
それぞれが敷物に腰を下ろし、座った形は丁度円を描くような物となる。
その中で、右側となる位置には女子三人の姿があった。
「うぅ、もふれないのは残念でした……」
少しばかり気落ちしながら、
綾辻 綾花
はそう口にする。
挨拶の時に駄菓子と酒盗が入った袋を渡し、その際に尻尾をもふっていいですか、と訪ねていたのだが、まずは乾杯からと席に座るように言われていたのだ。
「大丈夫だよ。センリさんも断ったわけじゃないんだし、後でもう一回聞いてみよう」
綾花の隣に座りながら、膝には以前センリに見せた時よりも成長し大きくなったにゃーくんを座らせ、
桜庭 円
はそれを口にする。
「そうですね、後で聞いてみたい事もありますし、その時に再チャレンジしてみます」
円から許可を貰い、にゃーくんの背中を撫でながら綾花はその意志を固める。
「……綾辻さんも、センリさんに聞きたい事があるんですか?」
綾花の一言に、既に自己紹介を済ませた上で円とは反対側の隣に座る
木次 要
が反応する。
「はい、ここ最近で色々ありましたから、それについて何か聞ければって思ってますよ」
「そうですか……良ければ、その色々と言った事を聞かせてもらってもいいですか?」
興味の有る無しに関わらず、雑多に情報を集めるのが好きな要にとっては、センリに聞きたい話と同じように、自身が知らない話を綾花が知っているのではと考える。
その為に、こうした言葉が口から出ていた。
「よし! なら準備が出来るまで、少しお話してよっか」
円がそれを提案し、綾花も頷きを返す。
全員に膳が配られるまでの間、三人は楽しげ会話を進めていた。
【乾杯の前に:③】
座った者達で作られた円の下側となる位置には、二人の男性が腰を下ろしていた。
「……不思議な事もあるんだな」
目の前で膳を置くキンカを眺めながら、
鉄 衛守
は驚きが混じったような言葉を口にする。
「そうですね。でも可愛らしいじゃないですか」
笑顔を見せながら、その隣に座る
日向 透
もまたキンカを見ながら衛守に答える。
二人への招待を行ったのはキンカではあるが、その際には確かに四足で歩いていたのだ。
だからこそ、こうして実際に二足で歩くのを目の当たりにすれば驚くなという方が難しい。
「可愛らしい……のか?」
猫なのだから、可愛らしいといえばそうなのだろうが、今目の前に居るこれがそうかと問われれば衛守は即答に困る。
少し困った顔を見せる衛守を、透はどこか楽しそうに見ながら、近くに座る知人にも挨拶を行っていた。
透の左斜め隣に座り、挨拶を返した
壬生 由貴奈
も今回の月見へと誘われた一人である。
「いやいや、知ってる人も結構居るねぇ」
きょろきょろと周囲を見渡し、透から紹介を受けた衛守へも挨拶を済ませ、自身の隣に座る
八神 修
へと声を掛ける。
「そこまで広い島では有りませんからね。必然、そうなると思いますよ」
これが都会であればそうはならないかも知れないが、近くの誰かを身近に感じる事の出来る程度の広さを持つ寝子島だからこそ、こうした事は起こりえる。
その為に、修は由貴奈への答えとしてこれを口にしていた。
「そうかもねぇ。ま、とりあえず今日は月見を楽しまなきゃ」
由貴奈の前に配られた膳には、軽食と共に綾花が持ってきた駄菓子に要が持ってきたおはぎ、そして修が持ってきたマドレーヌ等、皆が持ち寄った食べ物が置かれている。
その中には、由貴奈が持ってきた手製のクッキーも混ざっていたのだ。
「壬生先輩はクッキーでしたか。後で食べさせてもらいます」
「うんうん。味には自信あるから、これの肴に食べちゃってよぉ」
膳と共に、一人一人に置かれた瓢箪に視線を向けながら、由貴奈はそう口にしていた。
【乾杯の前に:④】
最後に、円を閉じる形で天吏の反対側となる位置でセンリの隣に座る
御剣 刀
にも、膳が置かれる。
その上には、刀が参道商店街から買って来たお菓子も乗せられていた。
「今日は誘ってくれてありがとう。でも、いきなりギンカが来て驚いたよ」
苦笑に近い笑みをセンリへと見せながら、刀はその時の事を話す。
日課である早朝の寝子島神社での鍛錬の最中、ギンカが現れた上で誘いを口にした、その時の事を。
「すまぬな。今年はちと酒の作り手が手間取り、急ぎでもあった故、許せ。まぁ、普段とは違う事を頼んだ我のせいでもあるが」
刀の話を聞きながら、センリは謝罪の言葉と共にその事を口にする。
「作り手? これ、センリが作ったんじゃないのか?」
「いや、作ったのは
知り合いのねず
よ。説得するのに少々骨が折れたがな」
普段であれば、自分達の分しか頼みはしないのだが、今年は知り合った者の中に成人ではない者達も居た為に、こうしてアルコールの無い物もセンリは頼んでいた。
満月から遅れた月見になったのは、これが理由であったのだ。
「そうか……ありがとう」
「何、礼には及ばぬ。皆にとって楽しき月見であれば、それが我にとって一番よ」
再度のセンリの笑みに、刀も笑顔で答える。
――そうして、全員の前に膳が配られた事を確認した後にセンリが立ち上がり、飲まない要には別に用意した茶を、それ以外の全員へは瓢箪から飲み物を器へと注いでいく。
最後に、乾杯の音頭と共に、それぞれが持った器が鳴らされる音が宴の始まりを告げていた。
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担当ゲームマスター
御神桜
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月01日
参加申し込みの期限
2015年06月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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