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【落神について①-綾花・要の問い】
円の様子が少し変わった事に要が大丈夫かと口にするが、円はぎこちない笑顔を向け大丈夫と答えていた。
――そして、円同様に大棗湯を口にしていた綾花の様子が変化していた事も、要は見ていた。
「はぅぅ……ネコさんネコさん……!」
キンカのもふりかたが尋常では無くなっていた様子は、傍から見ても十分に分かる。
それが、綾花が酔った状態であったのだ。
「ほほ、アヤカは猫が好きなのじゃな」
「はい、もう大好きです!」
目をキラキラさせながら、綾花はセンリの問いに答える。
「いや、でもやりすぎじゃ……」
要もそれを心配するが、こちらはキンカが大丈夫だと答えていた為、それ以上はツッコめずにいた。
「毛並みにはよいじゃろ。心配せずともよいぞ、シノ」
笑顔を見せながら、センリは心配そうにキンカを見る要に対し口にする。
――とは言え、他の客達の接待の為にも、そろそろキンカを離してもらう必要はあった。
「そういえば、アヤカよ。我の尻尾も触りたいと申しておったな?」
ピクリと尻尾を動かし、センリから生えた二本の尻尾を綾花に見せる。
「いいんですか?」
「うむ、よい。存分に触るがよいぞ」
尻尾を手前に置き、綾花の触りやすい位置にセンリが持ってくる。
それに触る為に、綾花はキンカを優しく自分の膝から降ろし、センリの前に座り直した上で尻尾に触れる。
「……すごい、違うんですね」
普通の猫の尻尾とは違い、艶を持った上で、触り心地がまったく違う事に綾花は驚く。
「ほほ、年季が違うでな」
綾花をからかうように、センリは楽しげに尻尾を動かしながらその手に触れる。
「すごいです、猫メモに書いておかなきゃ……!」
先ほどまで円の話を書いていたメモ帳とは違う、もう一つのメモ帳――猫メモを取り出し、綾花は熱心に書き記していく。
「なんとも熱心な事じゃて。さて、シノよ。何か我に聞きたい事があると聞いたが?」
猫メモに集中している綾花を一旦置き、センリは要へと視線を向ける。
「あ、はい。私のは後でもいいんですけど、どうせなら今聞いたほうがよさそうですね」
要もそれを口にし、センリへと向き直っていた。
――要の質問は、綾花の質問と織り交ぜた形で始まる。
「落神について、幾つか聞かせてもらえますか?」
要が話す事柄は5つ、それぞれにセンリは答えを返していく。
「まずは一つ、落神が現れたのが二度目かどうかじゃが、これはおそらく二度目であろうよ」
過去と現在を含め、今回の落神を合わせた上で、センリの答えはこれになる。
一度目は伝説として、二度目は以前修から聞いた事でののこの存在を知りえた為に。
「他には無かったと?」
「知る限りではないな。少なくとも、文献には残っておらぬし、我も聞いた事は無い」
但し、他の可能性――例えば誰かが秘匿した事で、伝わっていない可能性もある事を要に対しセンリは語る。
「そうですか……では、次の質問の答えですが――」
その答えに一定の理解を示し、要は残りの質問の答えをセンリへと促す。
一つ、伝説の落神の風貌や性格等については伝える者により大きく異なるが、それは子供の様な存在であったとも、天を衝く程の大きな存在であったとも伝えられている事。
一つ、落神伝説の時代から現在まで存在しているのは、各地に残された遺跡であろう事。
一つ、今もその頃の事を知る人物はおそらく居ない可能性が高い事。
綾花のように調べる事で知る者は数多く居るだろうが、明確にその時代に生きた上で知る者となると、眉唾ではあるが寝子島のどこかに封印されているらしい荒神くらいなものだという事。
そして、伝説から取り残された遺跡や神魂の残滓と言った物からそれらを知る可能性は否定は出来ない事。
最後に、伝説上の落神が望んだ願いについては、伝承通りに海が見たいと話したであろう事
を要と、いつの間にか尻尾を膝に置き、猫メモから情報を書いたメモに持ち替えた綾花にセンリは答える。
「ありがとうございます。でも……実際に調べないと分からない事が多そうですね」
要としては、これらも伝説から零れ落ちた情報の一つとして興味深く聞いていた。
だが、情報の確度としてはそこまで高くない為に、こうした言葉が口から零れる。
「そうよな、自身の足で調べてみるのも良かろう。百聞は一見に如かず、と言うではないか」
カラリと笑い、センリはその為の手助けは惜しまない事を要に伝える。
「あ、そういえばセンリさん、もう一つだけ聞きたい事があったんですけど、いいですか?」
「うむ、よいぞ」
センリの言葉に従い、綾花は
とある猫の王国で出会った王様の話
をする。
そして、その王様を知っているかとセンリに問いかけていた。
「猫の王、か……いや、我は知らぬな。じゃが、興味深い」
「私もその話、聞いてみたいです」
センリと要にとっても、その話は聞いた事の無い代物であるが為に、綾花の話に興味を持つ。
知らない事は残念ではあったが、綾花は揚々とその話を二人へと話し始めていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月01日
参加申し込みの期限
2015年06月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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