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古妖の昔語り~神無月の小さなお月見~
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月見前半【午後七時十分~】
【にゃーくんと灰色の猫神様-円の問い】
宴の開始より、集まった人々はそれぞれに月見を楽しむ。
用意された大棗、大棗湯を口にし、月を肴に静かに飲む者も居れば、大いに語らう者も居る。
そして、隣り合った席、時には席を離れこの場で知り合った人達とも話は弾んでいく。
その中で、円を含めた綾花と要はセンリの前へと顔を出していた。
「ささみ団子は美味であったぞ。それに……ふむ、少し見ぬ間に大きゅうなったものよな」
円から貰ったささみ団子は、猫用である為にセンリとキンカ、そしてギンカが口にしていた。
その感想を口にし、前まではその腕に抱かれるほどの小ささであったにゃーくんの立派に成長した姿を、センリが目に留める。
「あれから五ヶ月くらい経ってますからね。ほらほら、にゃーくんも挨拶挨拶!」
円の声に反応し、にゃーくんはニャンと一言だけ口にする。
「うむ、息災であったな」
その言葉が分かるかのように、センリもまた答える形でにゃーくんへと口にしていた。
――そして、その側では綾花が念願であったキンカを両手でもふっていた。
「あぁ、柔らかいです……もふもふです……」
名前通りに、金色の毛並みを撫でつつ、恍惚の笑みを浮かべながら綾花は堪能する。
「そ、そうですか。満足いただけているのであれば幸いです」
キンカも、余り人に触られることが慣れていない為に、綾花が触りやすいようにその体を近くへと寄せる。
「不思議ですね……喋る猫というのも」
興味深げに要はもその光景を見るが、にゃーくんの挨拶を終えた円がセンリへと質問を口にし始めた事で、二人共にそちらへと耳を傾ける事となっていた。
「……灰色の猫神、か。円の考えでは、それが
テオドロス
なる者だと?」
円は頷き、そうだと思うと言葉を繋げる。
「うん、多分ですけど。とっても不器用な子で、皆に誤解されたって構わない、ののこちゃんの為なら自分の身だってどうなっても構わないって、そんな子なんです」
それらの行動全てが、ののこの為であると思う。
円が語るのは、テオがその為に行動しているのではないか、という言葉であった。
「でね、もし知ってるなら、昔もあんな感じだったのかなーって。センリさんは何か知っていますか?」
過去に存在した灰色の猫神について、今と変わらずに昔も落神の為に動いていたのか。
それが円の問いであり、センリもその言葉を受け取り、口を開く。
「……そうよな。灰色の猫神――今はテオドロスとするが、それが関連する話は幾つか知っておる」
だが、その中では灰色の猫神が何を考えているか、と言ったものまでは分からない事をセンリは円に告げる。
「表向きに残る話の中には、少なくとも知りえる情報は無い。じゃが――」
そこまで口にし、センリは一度口を閉じる。
それを話すべきか、それとも話さぬべきか、迷うように。
「何か知っている事があるの?」
「知らぬ、とは言えぬがな、我自身が直接知っているわけではない。カタナには先に話したが、此度この酒を造った物の先祖が居た場所であれば、おそらく何かを知る事は出来るやもしれぬ」
それは、一つの昔話。
伝説の中で語られる事の無い、一部のねずの一族が本島を追われ、大橋付近の小島に移り住んだ物であった。
「追われたって……どういう事だ、センリ」
隣で話を聞く刀も、この言葉に反応を返す。
「そのままの意味よ。彼奴等は神が引き起こした異変により自らの住処を追われ、逃げざるを得なかった」
その意味を、聞いている全員が理解する。
――少なくとも、それがいい意味では無い事を。
「知った事は知らない事には戻れない。テオドロスが話したそれと同じく、これはそういった類の話よ」
円から話を聞く中で、この言葉をテオが話した事をセンリも聞いている。
知る事は、それ自体がその人物の価値観も、考え方すらも大きく変えてしまう危険性も含まれている。
後になって知らなければよかったと後悔したところで、後戻りは出来ない。
――それらを理解した上で尚、知る勇気があるかをセンリは円に問う。
「……分からない、よ。テオがいい子だって、ボクは思ってる。でも……」
言いよどむように、円は顔を伏せる。
先に口にした大棗湯の酔いが回り始めたせいか、円は先ほどまでの快活だった状況からどこか深く、センリの言葉を深刻に受け止めてしまった為に。
「少し口が過ぎたな、許せよマドカ」
謝罪と共に、センリがその覚悟が決まった時には話をしようと口にし、円の頭に触れる。
それは泣き子をあやすように、少しでも円が安心出来るように。
「……うん。わかりました」
円の変化を心配するように寄り添うにゃーくんを一度撫で、円はそれだけを口にし、綾花へと次を譲る。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月01日
参加申し込みの期限
2015年06月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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