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<納涼ボランティア>寝子島ホタルを守る会からのお願い
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「ホタルを……守る……?」
日課の鳥の観察をするため猫又川近辺へ散策に来ていた
大天使 天吏
は、たまたま出くわした「寝子島ホタルを守る会」と書かれた集会用テントを見上げ首を傾げる。
「ホタルは綺麗な水でしか生きられないので、人工的な手入れはほとんどされていないそうです」
テントのすぐそば、川へ遊びに来たらしい家族連れに向けて、
桜庭 円
が力説している。
「来年もそのまた次の年もホタルたちと会えるために、川を綺麗なままにする協力をお願いしますねー」
ガイド役に立候補した円、守る会の人たちから聞いた話をできるだけ大声で、たくさんの人に伝わるよう声を張り上げていた。
(ねこと人……)
円の肩には飼い猫のにゃーくん。天吏が苦手としている組み合わせだったから、これ以上近づく気にはなれない。
(ホタルの環境を守るため……掃除したり観光客に理解を求めたりしてるのね)
川にはボランティアの若い面々が涼しさとともに掃除に励んでいる。
(水質や生態調査をしている人もいるのね)
彼らなりに結果を出そうとしているのだな、と漠然としたまま思う。
(今日やって満足じゃだめ。でもそういう人もたくさんいる)
だから人間は愚かだ。意図を知るため天吏は、テントの下で座って休んでいる、守る会の最年長者らしき人に尋ねることにした。
「この川にホタルの生息が確認されたのは何年ほど前?」
「あい?」
耳が遠いようだ。もう一度口調を強めにして言う。
「ええ、ええ。わしが子どもんときゃもっと川下のほうにもホタルはいましてねぇ。この辺ともなると夜はホタルの光で川が燃え上がっているようで……」
しみじみと語られる返答は少々的をずれているが、知りたいことは掴めた。猫又川には老人が子どもだったら頃からホタルが棲んでいた。しかし環境の変化とともに個体数は少なくなっていったのだろう。
(愚かな人たち……)
自分たちの手で汚した川を自分たちの手で掃除する。愉快で不愉快なことだと天吏は感じる。
「ホタルがたくさんいた頃の川の状態を維持してあげることが重要ね。無理に植物を増やしたり、餌になる巻貝を放ったりするようなことは考えないほうがいいわ。そもそもホタルは何匹生息しているか確認したの?」
矢継ぎ早に質問を投げかけていく。
「成体のホタルは光でコミュニケーションをとるから、妨げになる人工光は撤去するべきだわ。その対策は?」
守る会の年長者は天吏の言葉に耳を傾け、懸命に首を縦に振っている。会の構成員の年齢体力など天吏にとって関係なかった。自然を維持する活動を継続して行っていくべきだからだ。
「光に関しては問題ないと思うぜ」
両手にごっそりゴミ袋を持って川から上がってきたのは
風雲児 轟
だった。
「こっちがペットボトルで、これがカン。燃えるゴミはあれにまとめてるよ」
会のおばあさんに分別したゴミの説明をしてから、天吏に向き直る。
「俺も掃除しながら確認してみたんだけど、この辺りに明かりは一切置いてないみたいだ。川下のほうに墓地や変電所もあるけど、ホタルの活動に協力するため夜間は極力明かりは付けてないんだって」
会の人たちから聞いたことを話す。ご当地ヒーローを目指す轟にとって、こういった地味な清掃活動こそ、寝子島を守る最大の支援だと思っている。全ての寝子島民にとって平和が長く続くよう、支えとなることが彼の喜びだ。
「そう……ならいいけど」
「ホタルの活動が活性化するこの2週間くらいが正念場だな。人もたくさん来るだろうから、自然バランスが崩れないようにさ、こうやって俺たちが手入れしないと。俺たち人間がやった始末は人間の手でってな」
汗を拭うとまた川へと下りていく。
「ホタルの命は短いんです。光るのはパートナーを探すため。命を削りながらホタルたちは世代を残すために一生懸命輝いています。だから夜になったら温かい気持ちで見守って上げてくださいねー」
「にゃー」
少しずつ増えていく行楽客たちに、念入りに解説していく円とにゃーくん。
(そう、ホタルの命は短い。でもきっと良からぬことを考える愚かな人間もいるはず)
喋るのにも疲れた。天吏はもう少し散策を続けることにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月16日
参加申し込みの期限
2014年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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