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広間では、日暮と呉井と天満が、ずらりと並べられた出来たての料理が並ぶ様に目を瞬かせていた。
「湯気が立ってますね……。まさに今、出したばかりのようです」
七星は食卓をしげしげと観察していた。
「これ、お塩の瓶です! 私、お水を持ってますので、これで塩水が作れます!」
「やったねぃ♪ これでぬいぐるみが来ても安心だよぅ」
呉井、ようやく見えた勝ち筋に顔が緩む。
「安心したらお腹が減っちゃったわー。勿体ないから食べちゃおう♪ どれから食べようか迷っちゃうねぃ!」
呉井はそのままナイフとフォークを持って、舌舐り。
「あはは、呉井くんったら食いしん坊だなあ。でも、これで僕らもぬいぐるみを撃退できるようになったね……」
日暮も着席し、つかの間の休息を得ることにした。
「この部屋には暖炉もありますし、火はカンテラで賄えますものね。……塩水、出来ました」
七星手製の塩水ボトルが完成した。
ほぼ同時に、日暮と呉井の腹の虫が鳴った。
真っ先に呉井はサラダから手をつけ始めた。
「なんだか僕もお腹減っちゃったな。毒はなさそうだし、七星さんも食べようよ?」
「い、いえ、私は、遠慮させていただきますわ……。せめて、おふたりのお食事中に襲われないように見張っておきますね」
七星はキョロキョロを周囲を見は和し始めた。
そこへ桜庭と御剣もやってきた。
「うお、美味そうだ。ちょうどここへ来たのが夕食時だったからな」
御剣が手を出そうとしたところを、桜庭がそれを静止した。
「待って。メニューの内容、刀くん読んだ?」
先にメニューを読んでいた桜庭が首を激しく左右に振った。
「みんな、肉料理は手をつけちゃダメ!」
呉井は今まさに、ハンバーグに手を伸ばそうとしていたところだった。
日暮は恐る恐る『本日の献立』に目を通す。
原材料:100%寝子島産にこだわった、若い人間を使用しております。
本日の仕入れ先:
骨削 瓢
、
恋々出 オリーブ
、
篠崎 響也
、
弘明寺 能美子
(まだまだ仕入先が増える予定です。ご期待下さい)
テーブルの周りから全員飛び退いた。
「冗談はよしてくれ……、痛ッ!」
御剣が頭を抱える。
「や、野菜はセーフだよねぃ??」
それでもぺっぺっと吐き出す呉井である。
「あれー? なんだこれ?」
緑色の鍵が、サラダの中に紛れていたのだ。
「ラッキー、なのかねぃ? でもどこの鍵だろー?」
「はは……、食べなくてよかった……」
日暮は乾いた笑いしか出てこない。
と、ここでテーブルの上に熊のぬいぐるみが瞬間移動してきた。
どこで着替えてきたのか、コック帽に白エプロンを着ている。
――ハンバーグの挽肉が足りないの。すり潰して、いいよね?
すぐさま七星に向かってハンマーを横薙ぎに振るう熊。
「きゃっ!」
辛うじて距離を取って回避する七星。
七星は機敏な動きが苦手なのだ。
「天満ちゃん、塩水パスなのん!」
呉井がテーブルクロスを思い切り引っ張ると、料理ごと熊がテーブルから転がり落ちた。
その隙に塩水ボトルを呉井へパス。
だが、熊がハンマーでそれをあさっての方向へ弾き飛ばしてしまう!
「しまった、塩水が!」
日暮のカバーが間に合わない。
今度こそ七星の頭上目掛けて鉄槌を振り下ろした。
七星は覚悟を決め、目を瞑ってうずくまった。
そこへ。
「本当は兎相手にやりたかったけど!」
桜庭が七星の前に飛び出し、ろっこん【ブレイブハート】の発動を期待。
すると天運からか、ハンマーの軌道は僅かに手前に逸れ、桜庭のガード(右腕)を粉砕するに留まった。
普段とは違う方向へ曲がる腕の苦痛と、ろっこん発動の倦怠感で行動不能に陥る桜庭。
「危ない、桜庭!」
御剣がろっこん【加速】で勢いを付け、熊の腹を殴り付けた。
「く……、俺もこれが限界のようだ……!」
御剣も膝を付いてしまった。
だが、熊は壁に激突し、ハンマーも手から離れた。
「今だよぉ!」
日暮がボトルを回収している間、呉井はビリヤードの玉を投げ付け、熊の起き上りを阻害する。
玉が尽きると、料理の載っていた食器を次々に投げ付け始めた。
これはかなり効果的で、転んだり仰け反ったりと、なかなか熊をまっすぐ立たせてくれない呉井のコントロールは見事である。
「塩水だよ、呉井くん!」
「ありがとねぃ、ねむるくーん♪」
呉井が塩水を口に含んだあと、日暮にボトルを投げて返却する。
怯んでいる熊に、呉井は迷うことなく塩水を吹きかけた!
するとどうだろう、熊の動きが硬直して、ただのぬいぐるみになってしまったではないか。
「今のうちだねぃ?」
呉井はテーブルナイフで腹の赤い糸を切り裂き、米をほじくり返して呪符を発見した。
「おや、赤い鍵も持ってるよぅ? ラッキーだねぃ♪」
喜ぶ呉井が呪符を焼き払おうと、それを掴んだ時だった。
「うぅ、うわぁぁぁ!?」
呉井がもがき苦しみ、床にのたうち回り始めた。
「精神が取り込まれる、ってこのことか!」
書斎で事前に情報を知っていた日暮。
「強い気持ちで望まないと駄目なんだね、待ってて、呉井くん!」
日暮も塩水を口に含むと、呪符に塩水を吹き掛けた。
その後、呉井から呪符をむしり取ると、一気に暖炉へ。
「僕は、これ以上犠牲を出したくない。みんなを守る!」
日暮の脳内に響く呪言を振り払うように叫ぶ日暮。
「これで終わりだ!」
日暮は燭台の火に呪符を近付け、着火を確認した後に暖炉へ放り投げる。
そしてテーブルナプキンなどの布類をくべて、完全に燃やし尽くした。
「……勝った、のでしょうか?」
へたり、と七星が脱力してしまう。
熊のぬいぐるみの残骸は動く気配がない。
「倒せたみたいだね……、疲れたー」
桜庭はその場でゴロンと寝転がった。
「おい、行儀悪いぞ、桜庭……。って、俺ももう駄目だ……」
御剣もばたりと倒れてしまった。
「……勝ったんだ、僕たち」
日暮は安堵すると、大あくびをかました。
「ね、ねむる君、疲れてるとこ悪いけどー、煙が来てるよぅ? 早く玄関まで行かないとー」
呉井の言うとおり、火の手はすぐそこまで迫っている。
日暮・呉井・七星は、桜庭と御剣を抱えて玄関へ向かった。
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定員
20人
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20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月09日
参加申し込みの期限
2014年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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