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あ そ ぼ ?
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【起:暗中模索】
恋々出 オリーブ
は文字通り死に物狂いで回廊を走った。
後ろを振り向く余裕すらないほど、彼女は前のめりになってスカートを翻す。
(強い恐怖を感じたのはいつぶりでしょう?)
本来の冷徹な彼女は心の中で呟く。
(でも今は、『恐怖』は不要です。脱出するために、立ち向かうために、怯えては進めません。……面倒ですが、何か武器を入手しなければいけませんね)
ひとまず、手近な部屋へ恋々出は飛び込んだ。
慌てて扉を閉め、ようやく部屋の中を確認した。
どうやら、ここは物置のようだ。
そして何故か、既に数名の男女が立ち尽くしていた。
「また誰か入ってきたぞ、深雪? って、若者よ、すごい汗だな!」
赤茶の髪の頭頂部から1本目立ったクセ毛が伸びる
霧生 渚砂
が、隣の顔立ちの整った灰掛かった銀髪の人物に声を掛けた。
「どうしたんだ? そんなに慌てて?」
霧生 深雪
が、肩で息する恋々出を心配して歩み寄る。
「俺は
霧生 深雪
。こっちは渚砂。自宅のドアを開けたら、2人してここに迷い込んじまった……」
「深雪、それ以上、彼女に近付かない方がいい」
薄茶髪の知的な顔立ちの少年、
八神 修
が待ったを掛けた。
そして深緑髪の恋々出を見据えて告げた。
「疑うようで済まない。俺はこの状況下で、出来るだけ不確定要素を潰していきたい。考察するには、それが不可欠だ」
八神は真っ先にこの物置へやってきた。
そして次々にやってくる人間に、同じ質問をしていた。
「あなたは、扉をくぐったのか?」
この質問に、最初こそ目を瞬かせる彼女。
「どうなんだ? 答えられないか?」
八神の追求に、恋々出は呼吸を整えて答えた。
「だぁいせぇーかぁいっ!! まじかるぴかれる魔法美少女の
恋々出 オリーブ
こと恋々ちゃんは!! 自宅のドアを開けたらびっくりどっきりホラーハウスにいたのだよ!!」
本性を隠し、電波系不思議ちゃんな『恋々ちゃん』を演じてみせた。
八神はテンションのアッパーぶりに呆気にとられていたが、すぐに納得の表情を浮かべた。
「どうやら、彼女も俺たちと同じく、ここへ『飛ばされて』来たようだ。不思議なことに所持品は着衣のみということも共通している。危害を加えるような存在ではないだろう。……こういう時、フィクションだと危害を加えるような存在がいてもおかしくないからな……」
顎に指を当てて八神は思案に耽る。
その傍らで、金髪赤眼のショートカットの少女が柔和に微笑んだ。
「用心深いですわね、八神さん。ですが猜疑心を抱くことは悪いわけではありません。ねぇ、あなた? この方に疑われた感想、聞かせて下さらないかしら?」
少女――
毒島 虹子
は笑みを絶やさずに恋々出へ尋ねる。
それを深雪が横から嘆息で遮った。
「毒島だっけ、お前? 初対面でアレだけど、人の悪感情をほじくるようなことは止せよ……?」
「深雪さん……おふたりとも苗字が一緒なので、下のお名前で呼ばせていただきますけど、どうかお気になさらず。私の嗜好が異常なのは分かってますし、他人の抱いている最も醜い感情は、見ているだけで気分が高揚しますの」
毒島の言葉に深雪は思わず肩を落とした。
「虹子君! 今は喧嘩している場合じゃないぞ!」
渚砂が深雪と毒島の間に割って入る。そして真剣な面持ちで小柄な毒島の目線に合わせるために屈んだ。
「協力し合うんだ。お兄さんは絶対に深雪を守り抜く! でも、虹子君や修君、そしてオリーブ君――」
「恋々ちゃんだよ!!」
恋々出が訂正した。
「――オリーブ君と、力を合わせれば、全員の脱出だって可能なはず!」
渚砂は訂正しなかった。
毒島は渚砂の言葉に、ふむ、と一拍置いてから述べた。
「いいでしょう。全員で脱出か1人で脱出できるかは分かりませんが、生き残る事を前提に行動いたしますわ」
「ありがとう、虹子君! 一緒に頑張ろうな!」
渚砂は毒島の手を固く握って上下に振った。
毒島は笑顔の下で、若干白けていたが。
(怯え迷い混乱する人間の慟哭は非常に楽しめそうですが……、私自身が被害者側に回るような悠長な事は言ってられませんわね。えぇ、非常に勿体ないですが、ここは素直に応じましょう……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月09日
参加申し込みの期限
2014年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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