this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
あ そ ぼ ?
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
…
21
つぎへ >>
志波、黒依が寝室を調べようとしたところ、安否確認と情報伝達のために回廊を走っていた鴇波と遭遇する。
「……ってことらしいんだよ。とにかく、塩水と刃物、火をつけるものを揃えないとだね」
「羽衣ちゃん、さんきゅー! それじゃ、アリーセちゃん、気を付けてな?」
「ええ、志波さんこそ」
「ちょっと待って、2人とも! 瓢くんに会ったら逃げるようにって、言われてたの。3階に火を付けたらしいし……」
この情報に志波と黒依は顔を見合わせた。
だとしたら、ぐずぐすしていたら火が回ってきてしまう。
2人は3つある寝室のうちの右端と真ん中を調査することにした。
右側の寝室を調べるのは志波。
如何にも女の子の寝室という内装である。
「なにか見付かるといいんだけどな」
だが、クレヨンなどの遊具ばかりで、脱出に使えそうな道具はなかった。
「強いて言えば、文房具類のハサミやコンパスくらいか。アリーセちゃんは大丈夫か?」
心配になった志波がドアノブに手を掛けた。
が、すぐに彼は手を引っ込めた。
「熱ッ!? まさか、まさか!」
部屋の中に黒煙が入ってくる。
骨削の狂った嘲笑が、燃えるドア1枚越しに聞こえてくる。
「こんなところで……ゲホッ! 俺は終わらない!」
志波は子供椅子を掲げて、ドアへ向けて投げ付けた。
火の影響は隣の黒依の調べる寝室にも及んでいた。
「焦げ臭い煙……もうここまで火の手が?」
志波の身を案じ、一度探索を中止して外へ出ようとする黒依。
念のため、シーツを左腕に巻いておく。防御にも消火にも使えると思ってだ。
ドアノブまであと少しというところで、突然、ドアが木っ端微塵に吹き飛んだ。
木の破片に顔をガードしている隙に、第二撃が真下からカチ挙げられる。
熊の奇襲だ!
「遅いわっ!」
しかし、大ぶりな攻撃は単調で回避が容易であった。
すぐさまシーツを広げて熊に覆い被せてた。
熊がもがいている間に部屋を飛び出せば、既に廊下の所々に火の手と煙が……!
そしてほぼ同時に扉を破壊した志波が廊下へ飛び込んだ。
「まずいぞ、一気に難易度が跳ね上がったな!」
「志波さん……! 今は逃げましょう」
這いずり出てくる熊を振り切るべく、2人は階段付近まで退避する。
八神が調査している談話室に、弘明寺が逃げ込んできた。
彼は弘明寺から何があったかを聞き取ると、ドリンクバーで水を汲み、飲ませてやった。
「まずいな、この煙の様子だと火の回りが早いようだ。急いで水回りへ退避しよう」
八神はテーブルクロスと暖炉の薪で作った棍棒兼松明を抱えて外に出る。
だが弘明寺は疲労からか、もはや立つことさえ出来ない。
「足でまといになるわ、私をここで置いていって」
「そんなことできるか」
八神は弘明寺を無理矢理おぶって階段方面へ進む。
「脚立を既に1階へ架け替えてある。シーツのロープが燃えたとしても、脚立なら問題ない。諦めるな、一緒に脱出するんだ」
八神は希望を捨てずに進んでいく。
階段まであと少し、そんなところで、その希望をへし折る存在がいた。
「ヒッヒッヒ、みっけたよぃ?」
意識を侵食された骨削が、マッチやらカンテラを八神へ投げ付ける。
投擲自体は八神にかすりもしなかったが、更に炎が広がっていく。
人間1人おぶっている八神は、炎の勢いに飲まれて立ち往生してしまう。
「しまった……!」
周囲は灼熱なのに、八神の額からは岩清水のように冷え切った汗が流れ落ちる。
骨削は満足そうに2人を傍観している。
3階は既に火の海。吊るしたリネンを通じて、2階の踊り場も猛火に包まれ始めていた。
「……だから行ったじゃない。置いていってって」
弘明寺が八神から飛び降りると、最後の死力を尽くして骨削へ体当たり!
「本当……どじ踏んだわ、私……!」
骨削を抱えたまま、弘明寺は燃え盛る2階の踊り場の手すりに衝突。
手すりは決壊し、2人は1階へ叩き付けられた。
八神は慌てて下を覗き込んだ。
弘明寺はうつ伏せで目を見開いたまま微動だしない。じわじわと赤い水溜りが広がっていく。
骨削は持っていた包丁が落下の衝撃で突き刺さっていた。余りにもあっけない幕切れであった。
彼の懐からこぼれ落ちた呪符は、折れた手すりに燃え移った炎に焼かれ、あっけなく灰へと化していった。
全てを見届けた八神はやりきれなさを噛み締めながら、炎灯る階段で短い黙祷を捧げた。
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
…
21
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
あ そ ぼ ?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月09日
参加申し込みの期限
2014年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!