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厨房では、失血で気分が優れない双葉を後方に下げ、エヴァ、屋敷野、毒島が彼女を取り囲うように防御。
「必ずここで潰すわ」
強い決意を口にするエヴァ。
毒島は食料を目当てに来ていたが……。
「生鮮食品は全滅、当たり前ですけどね」
彼女の予想通りだったらしい。
そして屋敷野。
彼女は厨房で気絶しかけていた双葉の手当を行い、見返りに情報を貰ったのだ。
そして自身が知り得た書斎での情報を合わせ、この事件の全容を屋敷野は把握したのだ。
「無機物が生物の命を奪うなんか、馬鹿げてます。失った命をエゴで呼び戻すのもどうかと思いますねー」
屋敷野の笑顔の仮面が剥がれ、眉間にシワが寄る。
「それに命って……遊びで壊すものじゃないのに」
彼女の目が淀み、俯く。
だが直ぐに光を取り戻すと、これ以上ないくらいの作り笑顔で呟いた。
「……不良品、壊しちゃいますか。猫だろーが熊だろーが兎だろーが、人形は人形らしく、愛玩されてればいいのでーす」
「あら、“いい表情”ですわね?」
毒島が屋敷野の黒い感情を敏感に読み取った。
「はい、キレちゃいました。絶対にブッ壊しますよー。……それにしても、この中でろっこん使うとめちゃくちゃ疲れますねー。フラストレーションが良い感じに倍増していきます」
言葉の節々に怒りが感じられるのに、当の本人はニッコニコだ。
真っ黒すぎてエヴァが引いている。
「ま、まぁ、心強いわね。……さぁ、おでましよ」
片腕を失ったボロボロの兎が、静かに4人の目の前に現れた。
小細工なし、真っ向勝負といったところか。
「あら、熊さんじゃないのね?」
毒島の策が潰れたことを、彼女自身は残念がった。
ここにいる面々は、日暮たちの奮闘をまだ知らない。
また、弘明寺が呪われた骨削を道連れにしたことも知らない。
彼女たちは図らずしも、最終決戦を迎えようとしていたのだ。
4人全員が前もって用意していた塩水を口に含む。
兎はなんと、もげた肩にアイスピックの柄を埋め込み、腕代わりに装着。
素早く壁を蹴り、動きを悟られないように立体的に接近してくる。
まず毒島が塩水を吹いた。
だが、これは躱されてしまう。
冷蔵庫のドアを蹴って兎が方向転換をしようとした瞬間を狙い、エヴァが塩水を吹き掛けた。
兎はなんとドアの上にてを掛けて登ることで回避したのだ。
「すばしっこいわね……」
エヴァはトレッキング用のズボンのポケットから画溶液を取り出し、いつでも掛けられる態勢を取る。
兎は冷蔵庫からフライヤーの換気扇沿いを走り、エヴァの側面からアイスピックを構える!
そこへ屋敷野の塩水!
「やったわ!」
エヴァが歓声をあげる。
しかし、屋敷野の放った塩水は、とっさにフライパンの裏に隠れた兎に届かない。
まさかのフェイント!
「塩水がなくなりました!?」
焦る屋敷野。4人で500mlPETの塩水では足りなかったのだ。
兎は今度こそエヴァのこめかみを狙ってアイスピックが突き立てられる!
「きゃあっ!」
辛うじてエヴァはこめかみをガードし、肘にその切っ先を深々と差し込まれる。
滴り落ちる赤い鮮血をみて、エヴァはしてやったりと微笑んだ。
「かかったわね? あなたが余裕ぶっこいて攻撃してくれるのを待ってたのよ!」
エヴァは兎を鷲掴みにした。
アイスピックは一撃必殺の威力があるが、急所に刺さらなければ軽傷で済む。
しかも刺さったら動きが止まるので、捕獲は容易と踏んでいたのだ。
「双葉さん!」
最後に控えていた双葉が塩水を吹き掛けると、兎の動きが硬直する。
「さて、今が好機だな。『がちゃん』!」
衰弱の危険性も顧みず、双葉はろっこん『オレンジ』を発動させる。
これで兎に双葉が思い浮かべた感情や記憶を思い出させることができる。
彼女が兎に思い出させるのは、罪悪感。
なんでこんなことをしたのか、兎自身に分からせようとしたのだ。
「はぁ……、確かにこれはキツいな……。さて兎よ。今までやってきた行為に対して……何か言うことがないか……?」
双葉の質問に、兎は体をプルプル震わせ始めた。
――うぅ、ごめんなさい、ごめんなさい……。
罪悪感を取り戻した兎は、4人に命乞いを始めた。
だが、屋敷野は攻撃の手を緩めない。
再び塩水を吹きかけて動きを硬直させると、ハサミの先を赤い糸で塗ってある腹に深々と突き立てた。
「私はあなたを許しませーん」
はっきりと笑顔で断言した。
屋敷野は米の中から呪符を取り出す。
脳内に流れる呪いに顔をしかめる。
「うるさいですねー! 黙りやがれなのですよー!」
その時、エヴァの手が屋敷野に添えられた。
「追い回されるのも癪だし、あなたをここで燃やすわ。やるわよ、屋敷野さん!」
エヴァは呪符に画溶剤をたっぷり浴びせた。
強い意志に後押しされ、屋敷野は毒島が点火したコンロへ呪符を投げ入れた。
断末魔とともに、呪符がみるみるうちに消し炭となっていく……。
「あーあ、いっちょまえに断末魔だなんて。慈悲を受けたいなら、生物になってから苦しめばいいです」
完全に燃え尽きたことを確認した屋敷野は、今日一番の笑顔を見せた。
猫・熊・兎を全て撃破完了……。
屋敷野たちの姿が、何処かへ瞬間移動していった。
そして時同じく、八神と鴇波が警備室からようやく磁石にくっつかない青い鍵を発見。
正面玄関に、赤・青・緑の鍵を差し込むと、外への扉が大きく開かれた。
「よーし、脱出だよー!」
戌井の声を皮切りに、彼らは館から無事脱出するのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月09日
参加申し込みの期限
2014年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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