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時は少し遡る。
骨削 瓢
は猫鳴館の元防空壕跡に作った地下帝国にて作業中に崩落。
ぽっかり空いた壁の穴をくぐった先がこの館だったのだ。
「地下帝国の壁が崩れたと思えば洋館? 既に素敵な喜劇の予感がして気分がいいよぉ」
ウキウキしている骨削は、椅子を持ったまま壁伝いで警戒移動する
双葉 仄
と遭遇する。
「おや、ヒトハはんもいたのかい? 面白くなってきたよぃ」
「相変わらずだな、瓢。だが、油断しているとやられるぞ」
双葉の警戒ぶりに骨削は興味を示す。
「おたくは一体、何と戦ってるのかねぇ?」
「私が知りたいくらいだ。だからこそ、奴を撃破して謎を解く」
「そうかい。よく分からんが、ますます素晴らしい喜劇が見れそうで楽しみだねぇ?」
ケラケラ笑う骨削が振り返ると、リネン室からシーツを被った何かが顔を出してた。
「あれかい? シーツお化けなんて可愛いもんだよぃ」
骨削は躊躇わずにシーツお化けを手招きする。
ひょこひょこと近寄ってきたところを、骨削は急に屈んで絨毯を掴んだ。
「すっ転びなぁ?」
力強く引っ張ると、シーツお化けは大転倒。
猫のぬいぐるみがシーツの中から飛び出してきた。
「殺人人形とは、これまたあっしの好みだねぇ! 是非、猫鳴館へ持ち帰りたいもんだけど、殺されるのはご勘弁願いたいよぃ?」
ひらり、と猫の包丁を躱すと、近くにあったカンテラで猫を力強くぶん殴った。
頭の縫い目から米が飛び散った様を見て、骨削は舌舐りをした。
「中身は米かいな。猫鳴館のハングリー精神を舐めちゃいかんのさぁ!」
食料だと認識した瞬間、目の色が変わった骨削は猫をカンテラでタコ殴りし始めた。
「米を寄越せ! 生米だろうが関係ないよぃ、美味しく食っちゃる」
なんと、骨削は猫を捕まえると頭と胴を引き裂きはじめた。
そして溢れ出る米をそのまま直にカブリつき始めた。
これには傍観していた双葉も絶句する。
「まさか、亡霊を捕食する奴が存在しようとはな……!」
そんな双葉も、足に激痛を感じて我に返る。
兎がアイスピックを脛にねじ込んでいたのだ。
「この!」
双葉は持参していた椅子で兎を叩き付けた。
ジタバタする兎を捉え、骨削へ向き直る。
「私も捕まえたぞ、瓢」
「ヒトハはん、そいつも中身は米かね? だったら次は兎の首をもぎ取って喰おうかい。他にもこんな奴らが居るのなら、おのれら全員、あっしがおこげにして食っちゃる」
一心不乱に猫のぬいぐるみに齧り付く骨削の狂人度合いに、双葉は掛ける言葉が見付からない。
ふと、骨削は口の中から何かを吐き出した。
「ぺっぺ! おやおや、これは、お守りだねぇ?」
赤黒いナニカが染み込んだお守りだ。
骨削は米を平らげると、そのお守りに手を伸ばした。
「あんな面白い人形に入ってたお守りさ、帰った後これがナニカの引き金になる事を祈ろう、か、ね……ぃ?」
お守りに触れた途端、骨削の視界が真っ赤に染まった。
そして脳内に流れる幼女の声。
カエシテカエシテカエシテカエシテカエシテカエシテカエシテカエシテカエシテカエシテ
カエシテカエシテカエシテカエシテカエシテコロシテカエシテカエシテカエシテカエシテ
カエシテカエシテカエシテカエシテカエシテコロシテカエシテカエシテコロシテコロシテ
カエシテコロシテカエシテカコロテカエシテコロシテカエシテコロシテコロシテコロシテ
コロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテ
骨削は歓喜した。
身も凍るような喜劇の元凶を手に入れたことを大いに笑った。
そして転がっていた包丁を拾い、お守りを懐に入れると、急に彼は踊り狂い始めた。
「いいねぇ、この衝動! 逆らわずに踊るのも一興だよぃ!」
「おい、瓢! しっかりしろ!」
双葉の懸命の呼び掛けは届かず、骨削は踊り続ける。
そして唐突にカンテラを掻き集めだしたかと思えば、そのままリネン室へカンテラを次々に叩き付けだしたのだ。
当然、中の灯がシーツ類に引火し、瞬く間に部屋から大火が吹き上がる!
「駄猫め、あっしの頭の中で喚かないでほしいねぇ。鬼ごっこなら喜んで引き受けよう、ただしあっしが鬼さぁ!」
骨削は包丁を振り上げると、躊躇せずに双葉を斬り付けた!
「ッ!? ひ、瓢! これは一体ッ?」
双葉から流れる血を満足げに眺めながら、骨削はニヤニヤ笑みを浮かべる。
「屋敷ごと燃やして、人形とおたくたら全員を文字通り焙り出すのさね。恐怖を与えるのは人形じゃない、このあっしさね!」
なんと、骨削は自我を保ちながらも、お守りの呪縛に身を委ねることにしたのだ!
常人ならば意識が取り込まれ操られるところを、彼の類稀なる狂気が呪いを凌駕したのだ。
「これであっしは殺されずに済むからねぇ?」
「き、貴様……!」
睨み付ける双葉。へらへら笑い続ける骨削。
「あっしが10数えたら追っかけるよぃ。ほれほれ、他にも紛れた輩がいるのなら、知らせたほうが賢明じゃないかい?」
「く……! 絶対、正気に戻してやるからな!」
双葉は怪我を庇いながら階段へ向かっていった。
その後ろからは、骨削のゆっくりとしたカウントが、不気味に聞こえてくるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月09日
参加申し込みの期限
2014年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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