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【転:急転直下】
書斎にやってきた呉井と日暮、そして屋敷野は手掛かりを求めて蔵書を調べていた。
「あのぬいぐるみ、椅子じゃ倒せなさそーです。呪詛的な感じがしますし、それに関する呪いの本が、どこかにあるはずー……」
屋敷野の意見に呉井と日暮も頷いた。
「これだけの蔵書数だし、必ずあると思うねぃ」
「よく見るとジャンル分けされてるようだよ。オカルト関連でまとめられてないかな?」
早速3人は手分けをして探すことに。
遅れて霧生義兄弟が書斎に到着。
「書斎かなんかで分かる本があればいいな、深雪」
「渚砂の言うとおり、ひとりかくれんぼなのかな? だとしたら呪術の本があってもおかしくないよな」
「そうだぞ、それに襲われても本棚も多いだろうし盾にして逃げやすいと思うぞ。お兄さん冴えてるな!」
「ああ、冴えてるな。でも同じ考えを持つやつはいたようだぞ、渚砂」
深雪にツッコミ入れられた渚砂は、既に先客がいたことに肩を落とす。
しかし気を取り直して本の捜索を開始する。
勿論、2人は絶えずくっついたままだ。
書庫は火の気を気にしているためかカンテラが少ない。
故にとても暗い。2人が照らすカンテラだけでも視界全体をカバー出来ない。
闇は人間の恐怖を煽る。
(や、やっぱり怖い……。渚砂がいなかったら、今頃、俺……)
思わず渚砂の袖を掴んでしまう深雪。
渚砂はそれを解くと、そっと指を絡ませてきた。
「怖いのか?」
渚砂の問いに深雪は答えない。
深雪は一気に様々な感情が吹き上がって、声を上げると爆発しそうだった。
まともに渚砂の顔を直視できない。
「安心するんだ。お兄さんが必ず、守る!」
その言葉に、深雪は静かに頷く。
絡みあった手の体温を感じながら、深雪はそっと渚砂に寄り掛かった。
「無茶だけは、すんなよ……?」
深雪は顔の熱が一気に上がるのを悟られまいと必死だった。
「ねぇ、ちょっと、これ」
日暮が何かを見つけたようだ。
「まさか、さっきやりあったのってこれなんじゃない?」
それは
死者蘇生やら口寄せ
など、呪術の方法が書かれた書物だ。
同じ棚にも似たような書籍が並んでいる。
「うはぁ……まさにコレだねぃ」
「都市伝説の類までありますねー。……死者の魂を呼び戻す方法、ですかー」
屋敷野は一瞬だけ顔を曇らせる。
だが直ぐに作り笑顔で取り繕った。
「
エゴ
ですねー。死んだ人間に未練がない人間なんていないですからー。だからこそ、私たち生者は前を向くべきかとー」
「お、なんだ? 見つかったのか?」
「お兄さんの読み通りだ!」
「見付けたのは渚砂じゃないだろ……」
深雪と渚砂も合流、重点的に本棚をチェックしていく。
5人で手分けして調べた結果、以下の内容が分かった。
・今起きている現象は、ひとりかくれんぼになぞられた反魂の儀である。
・素体となる米の中に、媒介となる生き返らせたい者の血液を染みこませた呪符を埋め込んである。
・人を襲うのは、その死肉を喰らい、人形を核として生前の姿に戻ろうとするから。
・儀式を中断させるには、口に含んだ塩水を吹き掛けて動きを完全に停止させたあと、腹を割いて中の呪符を焼却する。
・ただし、不用意に呪符に手を出すと意識を乗っ取られる。
5人は思わず身震いした。
「ま、ますます塩水が必要だな……」
深雪の目が泳ぐ。
「食塩がどこかにないだろうか……?」
渚砂のボヤキに呉井が館内図を取り出し指差した。
「1階に厨房があるようだねぃ。そこへ行ってみるといいかもー」
「厨房ならカンテラ以外の火もありますし、行く価値ありますねー」
屋敷野に何か策が閃いた様子。
日暮が本を元の場所に戻す。ただし、防御用に本を各自1冊づつ拝借。
これで防刃の備えをするらしい。
「とにかく、これをみんなに広めないと――って、うわ!?」
突然、本棚がこちらへ傾いてきた。
雪崩のように落ちてくる本の雨に5人は騒然とする。
「何なんだよ、一体!?」
深雪がカンテラの灯を向けた先、ハンマーを振り回して本棚を薙ぎ倒す熊の姿があった。
「こんなところにも!」
渚砂は深雪の手を引き逃走。
屋敷野も自分に殺意が向けられていると気付くと、敢えて挑発をして引き付ける。
「エッチな熊さんは私みたいな色気も肉もついてない人間襲わずにもっといい人探しなさいバーカ! しつこいと焼き払いますよ!」
まんまと標的を彼女に変えた熊。
だが、唸りを上げる鉄槌は空振りしてしまう。
ろっこん『胡蝶の夢』で蝶に変身。
わざと小馬鹿にしたように熊を翻弄したあと、書斎の外へ逃げていく。
熊もそのあとを追っていった。
「あれ、屋敷野さんは何処だろ……?」
蝶になったことに気が付いていない日暮は辺りを見渡す。
「熊に追われて逃げたんだと思うよぅ? それより……」
呉井が耳を澄ますように日暮にハンドサインする。
トトト、と細かく足音が聞こえる。
「どうやら、兎がいるねぃ。どうするー?」
呉井の言葉に、日暮は即答した。
「逃げよう!」
即答する日暮は手近な本を床に散らかしながら出口へと走る。
「なるほどねぃ、相手は小さいから、障害物を撒き散らして霍乱させるんだねー」
呉井も日暮同様、背後に気を付けながら本を手当たり次第投げ付けながら逃走。
背後から、「くやしい、くやしい」という女の子の怨嗟の声が聞こえるが、2人は振り向かずに逃げ出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月09日
参加申し込みの期限
2014年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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