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ひまわりと『向日葵』
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◆
Tシャツにジーンズ、スニーカー。
涼しげな格好の
御剣 刀
を先頭に、
小山内 海
、
橘 舞
、
稲場 舞
はひまわり畑へと向かう。
「俺が声かけたのって、小山内だけだったよな?」
いつの間にか四人に増えていた面子に、刀は首を傾げた。
別に嫌とか邪魔とか、欠片も思ってはいないのだが。単純にこう、「あれっ?」と。
「本当は別の友人と行く予定でしたが、急用で来れなくて」
と答えるのは橘。白いワンピースに麦わら帽子が、いかにも『夏のお嬢様』な感じだ。
一方、稲場の方は。
(……あれ、最初は御剣君と小山内さんだけだったということは)
もしかして、デートの邪魔をしちゃった?
だとしたら申し訳ないことを。
「えっと…私、もしかしてお邪魔でしたかね……?」
隣を歩く海に、小声で問いかける。
すると海は、小さく首を横に振って、
『じゃまなんて、そんなことぜんぜんない』
『だから、きにしないでいいから』
そんな話をしているうちに、ひまわり畑に到着。
陽光を浴びたひまわりの黄色は綺麗で、それが畑一面に広がっている様に圧倒される。
空の青と、その中に浮かぶ雲の白。二つと合わさって、それはそれは鮮やかな光景。
春の桜や秋の紅葉とはまた違う、鮮烈な色合いの綺麗さだ。
「満開と聞いていましたが、これは見事ですねー」
『ひまわりばたけ、すごい』
しかも、どれもこれもが2、3メートルは余裕であるので非常に圧巻。
そんな光景を楽しみつつ、
「ひまわり畑で遊んでいきます?」
「暑いし、甘味処で一息付こう」
とりあえず、甘味処へ。
途中、海が一度ひまわり畑を振り返る。
(帰りにちょっとスケッチしていこ)
せっかくの絶景なのだから、記録に残しておかないと。
◆
四人がけのテーブル席に通された一行。
冷たいお水を飲んで、ほっと一息。
さて、何を食べようか。
(このお店は何があるのかな?)
海がお品書きを眺めてみれば、並んでいるのは基本和菓子。
(ふむふむ……)
どれも美味しそうだけど、どうしようか。
「あん団子に冷たいお汁粉と緑茶にするか。小山内達は何を頼むんだ?」
よし、決めた。
『ほうじちゃとひやしおしるこ、それとくずもち』
「私はみたらし団子と緑茶にします。橘さんはどうします?」
「そうですね……じゃあ、あんみつと麦茶にしましょう」
早速注文をすませる。
「そういえばここ、ひまわり畑が見えるんですね」
窓側に座っていた稲場が、窓の向こうに視線をやる。
「……なるほど、ひまわり畑を見ながらお茶できる、と」
夏場にお茶するには、絶好の場所かもしれない。
なんて話をしているうちに、注文の品が運ばれてきた。
お団子、冷やしお汁粉、あんみつ、どれも美味しそうなものばかり。
(ん、この冷やしお汁粉おいしい)
ほう、と海は息をつく。
甘さもちょうどいい具合だし、冷たいのが気持ちいい。
一緒に頼んだくず餅を口に運べば、こっちもぷるぷるしていて美味しい。
「お団子がもちもちだ、すごいなこれ」
「ですね、とってえもやわらかくて」
刀と稲場が食てべいるお団子は、とってももっちりやわらか。
「んー、さっぱりした甘さがいいですね」
あんみつを食べる橘も満足気。
「うん、来てよかったな」
「夏休みも、もう終わりが見えてきましたね」
ひまわり畑から視線を戻し、ふと稲場がそんなことを言い出した。
「そういえば、もう少しだけなんですね」
気がつけば、もう8月も中旬。
楽しい時間は過ぎるのが早いと言うけれど、本当にその通りだと思う。
「今年はお友達がたくさんできて、夏休みは過ぎるのがとても早かったですよ」
あんみつを食べる手を止め、橘は少し感慨深げな笑みを浮かべた。
「色々あったな、この夏休みも」
お汁粉を食べながら、刀は過去を振り返る。
フツウな一日もあれば、フツウじゃない一日もあった。
そんな日々が、夏休みの最後の一日まで。そして、夏休みが終わってからも。
まだまだ続いていくのだろう、きっと。
サラサラと、海がスケッチブックに書きつける。
『まだもうすこしあるんだし、たのしまないと』
「そうだな。残りもめいっぱい――」
「ところで、みんな宿題はどうですか?」
稲場のその言葉に、刀の動きがほんの一瞬だけ止まった。
本当に一瞬で、多分三人にはわからなかっただろう。
「まだ1年目の夏ですし、そんな数はなかったですけど」
かくいう稲場は、7月中に全て終わらせているので問題ない。
「んー、宿題ですか? 私も7月中には終わらせてますよ。ついでにあれもこれもと進めているうちに、終わってしまいました」
『まいちゃんとマイちゃん、しゅくだいおわらせてるんだ。
『しかも7月中って、ふたりともすごい』
橘と稲場の顔を交互に見やる海。
「小山内さんは、今どのくらいなんですか?」
『わたしはあとすこし』
『1、2わりのこってるかんじ』
一日にやる量を決め、定期的にちょっとずつ進めていくタイプなのだ。
だから、終わってはいなくとも進度はそれなり。
「海さんみたいに、計画的に毎日コツコツやるのがいいとは思いますけど」
実際それが一番堅実そうではある。もっとも、『やれれば』という前提があるが……。
「へー、皆もうそれくらいなんだな」
しれっとした表情の刀に、
『刀くんはあとどれくらいのこってるの?』
流れとして当然、そんな問いが向かう。
「まさか、やってない! なんてことはないですよねぇ?」
そう言う稲場の笑顔が怖い。
とても爽やかに顔は笑っているが、目がまったく笑っていない。
さっきまで美味しく食べてたお汁粉から、味がしなくなった。
笑顔すごい。こわい。
「……いや、やってないよ? 修行に集中してたからさ」
沈黙。
「えっ?」
橘が驚いて、
『刀くん、さすがにそれはまずくない……?』
海が頭を抱える。
「やっぱりやってなかった!」
特に心配だし、確認しておかないと――と思ったらここまでとは!
稲場の顔が5割増しくらいで怖くなる。
あと、刀の食べているお汁粉の味も完全に消えた。
「最終日に必死でやれば大丈夫かな~って思ってたんだけど……まずいか?」
「御剣さん……御剣さんて、すごい方だったのですね! 最終日に宿題を始めても間に合うなんて……」
口元を覆い、私ではとても真似できない、と大げさに橘。
真似をする必要がないというか、そもそも真似をするとダメなやつである。
「そうか? 俺も舞の真似はできそうにないよ、うん」
三人の様子を見ていると、刀も流石にまずそうな気がしてくる。
気が、というか実際まずいのだが。
最終日に必死でやればいいかって言う人間は、大体最終日になってもやらないとかそういうオチがついてくるものなのだ。
はぁー、と稲場が大きなため息をつく。
(あんまり騒ぐと他のお客さんに迷惑ですし、あとでみっちりお説教しましょう)
まぁ、とちらり海の方を見やる。
「宿題は小山内さんに見てもらえばいいんじゃないですかね? もちろん小山内さんの都合がよければ、の話ですが」
「……お願いできるか、小山内?」
『いいよ。じゃあ、こんど二人でべんきょうかいしよう』
勉強会というか、刀の追い込みになりそうだけども。
「小山内ありがとう、ありがとう!」
ガッシィ、と海の両手を取る。
「小山内さんにおんぶに抱っこにならずに、ちゃんと自分でできる所は自分でやらないとだめですよ?」
呆れ顔でため息をつく稲場は、内心話がうまくいってホッとする。
(二人きりにしてあげて、デートの邪魔したお詫びということで……)
そんな三人のやりとりを眺めながら、橘はくすくすと笑みをこぼす。
「舞、どうかしたか?」
「いえいえ、なんでもありませんよ?」
柔らかな笑みを浮かべつつ、
(……なるほど、妹が興味を持つのもわかる気がします)
一つ納得した橘だった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月03日
参加申し込みの期限
2014年07月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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