ひまわりと『向日葵』｜リアクション

ひまわりと『向日葵』

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美術部の部活帰り、さあ帰ろうとロベルト・エメリヤノフは下駄箱へ向かう。
すると、ちょうど同じタイミングでそこに東城六の姿を見つけた。
ふと考えるのは、六とは遊んだことがないなということ。
（せっかくだし、誘ってみようか）
最近、新しく甘味処が出来たって話も聞いたしちょうどいい。
「おーい、東城！　一緒に甘味処行かないかい？」
振り返る六の顔には、いつも通りの無表情。
「甘味処？」
「うん。向日葵って言ってさ、最近出来たとこなんだけど知ってるかな」
「知らないな」
それならそれで、新規開拓ということで。
「そういえば、甘い物とか大丈夫？」
「好き嫌いは特にないから、問題ない」
ごく小さく、六は頷く。どんな処なんだろうな、なんてことを思いつつ。

さあ行こう。
ひまわり畑と、『向日葵』へ。

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