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ひまわりと『向日葵』
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◆
暑い夏の陽射しの中、
「電車は涼しーけど、外はやっぱり暑いなあ」
じんわり額に滲む汗を拭って、
緑野 毬藻仔
は寝子島神社へ向かう。
神社の鳥居の前、一人佇む
屋敷野 梢
を発見。
「やっしきのーさん、おまたせー!」
手を振り駆け寄ると、
「はじめまして!」
予想外の反応が返ってきた。
「へっ?」
流石に固まる。
「や、屋敷野さーん……?」
不意に、梢がぷっと吹き出した。
「冗談ですよ、じょーだん! 昔はじめましてって2回言われた気がするので、そのお返しをしただけです」
根に持つタイプですので、とニヤリ笑う。
「そんなことあったけー」
「ありましたよー。……まあ、それはそれとして。行きましょうか、お店」
「うん!」
「そういえば、今日はいつものラフな格好じゃないんですね」
毬藻仔の服装に、梢がちょっと意外そうに言う。
今日の毬藻仔は、普段あまり着ないノースリーブのワンピース。いつもよりおめかした感じだ。
「おしゃれなひまわり畑の甘味処って、聞いたから」
流石に、ジャージ他のラフな格好ははばかられたのだ。
「そうだったんですねー。うん、似合ってますよ」
普段ラフな人のおめかし姿というのは、いいものである。
道すがらにそんな会話をしつつ、『向日葵』へ向かう。
◆
午後三時、世間一般でいうところのおやつの時間。
暑さのピークは過ぎ始めたが、やや睡眠不足な
六月一日宮 檸檬
にはまだちょっと辛い。
まあ、睡眠不足の原因は
澪乃 澄佳
から誘われた嬉しさのあまりだったりするのだが。
「美味しいお菓子なら、ぜひ一緒に食べたいな」
というお誘いの文句は、思い出すと胸にグッとくるものが。
(それに澄佳センパイ、今日の服も可愛いし……)
隣を歩く澄佳は水色のワンピースを着ている。色合いが涼しげで、可愛らしい。
ちなみに檸檬はベストにチェックのズボンである。
視線に気付いたのか、澄佳が檸檬を見上げる。
「あたしの顔、何かついてるかなあ?」
「な、なんもついてないっすよ!」
睡眠不足だと、ぼーっとしてしまって実によくない。
◆
お品書きとじーっとにらめっこする毬藻仔。
「うーん、どれにしようかなあ。屋敷野さんはどうする?」
お品書きをくるっと梢の方に回せば、
「こーいう暑い日は、ヤッパリかき氷ですよねー」
私はブルーハワイ! と力強く即決された。
そんな彼女を見てまた少し思案し、
「暑いし、私もかき氷食べよっかな」
かき氷のいちご味を頼むことにした。
「そっち美味し?」
毬藻仔に訊かれ、もちろんと梢は頷く。
「おいしーですよ、ブルーハワイ」
何がハワイなのかわからない、そんな色と味が梢は好きだったりする。
「こっち一口食べるー?」
毬藻仔はいちご味のかき氷を一口すくい、はいあーんと梢に差し出す。
あんまりにも自然にやられたもので――
「あ、あーん」
つい、反応してしまった。
「……って何やらせるんですかー!」
とはいえ、食べてしまったものは仕方ない。
自分だけ食べるというのもフェアじゃないので、
「一口だけなら……」
ブルーハワイを一口すくう。
「はい、あーん」
「あーん。……うん、自分で食べるのとはまたちょっと味が違うよねっ」
あーんされたブルーハワイをしゃくしゃくしながら、毬藻仔は顔をほころばせる。
そうですね、と梢。
「他の人に食べさせてもらったら違いますよね。だって、味付けが違いますからね」
そういう意味じゃないことはわかっているけど、あえて。
(はー……もうちょっとほしーです、色気)
ほんの小さく――本当に小さく、ため息。
「どしたの屋敷野さん? 頭キーンってなった?」
ハッとなり、パタパタと手を振る。
「いやいや違いますよー!」
「そっかー。あ、もう一口もらっていいー?」
「もうあげませんよ、ブルーハワイはかき氷の中でも至高にして究極なんですから!」
さっと両手を、壁のようにカキ氷の前へ。
その様子に、毬藻仔はわざとらしく残念がってみせる。
「……むむー、どうしてもというなら。仕方ないですねー」
また一口すくって、毬藻仔に差し出す。
毬藻仔があわあわと手を振る。
「冗談だよー、私だけ二口ももらったらずるいよぉ」
すると梢は、
「じゃあこれは遠慮無く私が」
すいっと自分の口に運んだ。
「んー、やっぱりブルーハワイは至高です。あ、今のが最後のチャンスでしたからね」
「最後のチャンス?」
「アレですよ、次からはあげる代わりにお金取りますからね!」
「ええっ!」
「やだなー、じょーだんですよー」
梢がくすくす笑いをこぼせば、
「だよねぇ、びっくりしたー」
毬藻仔もつられて笑い出す。
そんな風にして、のんびりと時間は過ぎていく。
◆
「あ、センパイは何にします?」
檸檬はお品書きをくるっと回し、澄佳と一緒に覗きこめるようにする。
「うーんと、あたしはねえ……」
じーっとお品書きを見ている澄佳の顔が、自然と近くに。
思わず少しドキッとして、視線がついお品書きではなく澄佳の方にいってしまいそうになる。
意識しすぎだとそんな自分に言い聞かせ、なんとか平静を保った。
「俺は団子とレモン味のかき氷食べよっと」
「あたしはみたらしときな粉と、あとあんみつと葛餅さお願いしますっ」
涼しいお店の中だと食欲がわくし、お小遣いの心配もないので澄佳はいっぱい頼むことにした。
運ばれてきたら、早速いただきます!
溶ける前に――と、檸檬がハイペースでかき氷をかっこむ。
「檸檬くん、そんなに急いで食べたら頭痛くなっちゃうよう」
「大丈夫っすよこれくら――」
急に頭を抱える檸檬。
「うおお、キーンってなった……」
言わんこっちゃない。
「だから言ったのにー」
ついくすくすと笑みをこぼしながら、澄佳もあんみつを口に運ぶ。
くすくす笑いしていたところから、さらに顔が綻ぶ。
みたらし団子にも手を伸ばし、次はきな粉とどんどん食べる。
「うんうん、美味しいねえ」
どれもこれも美味しくて、とても幸せな気分だ。
「澄佳センパイ、本当美味しそうに食べますね」
不意にそんなことを言われ、
「……ふへ?」
ハッと我に返る。
(……檸檬くんの前なの、すっかり忘れてた……!)
お小遣いの心配とかしなくていいからって、見られてることを完全に失念していた。しかも距離も近いのに。
あっという間に澄佳の顔は赤くなり、さらには涙目に。
大食いは、澄佳自身も気にしているところ。
それをよりにもよって檸檬に見られてしまったとあれば、それだけ照れるのもやむなしだ。
「ご、ごめんね、みったぐねえとこ見せちゃって……」
呆れられたりしないかと、恐る恐る檸檬の方を見る。
すると彼は、
「遠慮せずもっと食べていいんすよ!」
笑顔で甘味を勧めてきた。
「美味しそうに食べてるセンパイ、か、可愛いですし!」
照れたながら言う檸檬の様子には、呆れとかそういうものは全くなくて。
「め、めんこいって……!」
可愛いなんて言われたら、それはそれでやっぱり恥ずかしい。
(うう、もうなんも気にしないで全部食べちゃえ!)
半ば照れ隠しに、甘味をどんどん食べる澄佳だった。
やっぱり美味しい。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月03日
参加申し込みの期限
2014年07月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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