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秘密結社ネコノメの誘い ~来たれ、新人結社員!!~
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――大首領ネコノメを出せ。
白熱する面接の最中、突如として会議室に響いた不遜な一言。
いっせいに声の出どころへと振り返った参加者たちが目にしたものは……あろうことか、猫耳の生えたちくわの置物だった――!
ネコノメぶれいくだうん
「……誰かな、志望者席にあんな妙なオブジェを置いたのは」
「片づけます」
「ま、ままま、待つんだ! ナチュラルに存在を無視しないで!」
結社員たちに持ち上げられ、どこかに運び出されそうになったちくわだが、無駄に洗練された華麗なターンで着地――カメラ目線でポーズを決めた。
「何者だ!?」
「当ててみな、ハワイへご招待するぜ……」
格好いい台詞で言い返すが、こんなアホなコスプレをするのは旧市街の魚屋『魚新』の長男坊、
新井 すばる
以外に存在しなかった。結社員らはともかく、寝子高生たちには正体バレバレである。
「ええい、ちくわからも猫からも村八分にされてそうなエイリアンがいったい何の用だ!?」
「ふっ……この愛され系のモテかわバディのよさがわからない!? ハハハ、オツムの程度も知れるというもの! 哀れなキミたちに教えてあげよう――ここからは、ボクら『寝子島☆美食クラブ』のターンだということをね! というわけで、全員集合!!」
高らかに告げられた作戦決行の合図に、天井裏で成り行きを見守っていた
吉野 夕弥
、
電工 暁
らが携帯で、ある電話番号へと発信した。その電波は、寝子島の星ヶ丘某所に存在するコンクリ打ちの会員制クラブへと届き、そして――
会議室は、まさに『怪奇』としか言いようのない事態に見舞われた。
面接の参加者たちも、ネコノメの結社員たちも、呻き声さえあげられずにその光景を見つめる……。
三ヶ島 葵
の、床に広げた新聞紙の隙間から。
高尾 日菜
の、膝に敷いたタオルの隙間から。
雨寺 凛
の、空のギターケースのなかから。
葛城 璃人
の、抱いているぬいぐるみのチャックの内側から……続々と人間が這い出してきたではないか!!
そして最後に、すばるのちくわ着ぐるみのてっぺんから現れたのは、鮮やかな血の滴の色をした瞳が印象的な白髪の女――
「いけませんねえ。このソワカちゃんに事前に話を通しもせず、寝子島征服などと……」
自らちゃん付けで名乗るその女は、ちくわのてっぺんから上半身だけ出して、居並ぶネコノメ面接官、そして会場中の参加者に視線を走らせ、にまっと凶悪な笑みを浮かべて言った。
「ごきげんよう、皆さん! 寝子島☆美食クラブの帝王、
岩国 ソワカ
ちゃんが、直々に出向いて差し上げましたよぉ?」
呼んでないっす……!!
会場中の無言のツッコミを涼しい顔で受け流し、「むぎゅー、ちょっとダイエットしたほうがいいかもね?」などとウィンクしてきたすばるも効果音付きの拳骨(めきゃっ)で黙らせて、彼女は己が軍勢を手振りで指し示した。
楽しいアトラクションが始まるとでも勘違いしてそうなオーバーオール元気っ娘、
緑野 毬藻仔
。
対照的に、会場中の注視をどこか落ち着かなげに受け止めてそわそわしている、
月ヶ瀬 朔夜
。
面倒臭げな顔をしつつも警戒を怠らない
如月 庚
に、本心を糸のような目の奥に隠した
加瀬 礼二
。
挟んだ対象を別のスキ間に瞬間移動させる
岩国 ソワカ
のろっこん『ブリンク仏法僧』の力で、集会場所からぽいぽい放り込まれてきた面々である。そしてそんな彼らの受け皿となった五名と、天井板を外して降りてきた吉野と電工、そして最後に現れたソワカちゃん――総勢十二名の精鋭たち。
そう……寝子島征服を悲願に掲げる組織は、何もネコノメだけとは限らない。
彼ら寝子島☆美食クラブもまた、大真面目に寝子島征服を企てちゃってるアホの子たちなのだ!!
「我ら十三名……って、あれ、ドライ(
西野町 かなえ
)はどうしました?」
「……ベ、ベルトコンベアで運ばれていきました……」
「…………?」
かなえの最期を知る美食クラブの何人かは、卒業アルバムの集合写真右上に、丸で囲まれてる人状態になってるかなえの図が脳裏に浮かんだが、それはまた別の話で……。
「ともかく、ポッと出のネコノメの皆さんにご挨拶するべく、こうしてわざわざ足を運んであげたのですよ! ってわけで、そちらもとっとと大首領を出しなさい……結社同士のTOP会談です。キャハハハ!!」
「ええと……すいません。ご足労いただき大変恐縮ですが、大首領、今日はお孫さんと一緒に寝子電スタジアムにお出かけしてて、こちらにはお見えになっていない……んです、けど……」
会議室の空気が凍りついた。
悪党の親玉のくせに随分と庶民じみた話であるが、ともかくも美食クラブの面々にとっては寝耳に水。
「はあああ!? 大首領ネコノメのもとへ集えってチラシに書いてたじゃないですかー!」
「い、いや、なんかそれらしい文章載せといたほうが、見栄えがいいかなと思って……」
さすがに申し訳なく思っているのか、新たに主任になった結社員Cも平身低頭の構えである。
(ハハ……これはまずいですねぇ)
美食クラブのディーラー
加瀬 礼二
は、珍しく頬に一筋汗など垂らしながらサングラスの位置を直した。
事前の打ち合わせでは、ひとまずネコノメと協定を結びその内情を探るという手筈だったのだが、こうなっては寝子饅頭(旧市街の料亭旅館『薫風常葉』の土産物)の菓子箱に仕込んだ賄賂の出番などありそうもない。
だが、そんなことはもうどうでもいい。
いま、何より懸念すべきは……人をおちょくるのは大好きでも、その逆は死刑に処しちゃいそうな彼女が、この面目丸潰れの展開に黙っているわけが……
「……このソワカちゃんが、自ら会合をプロデュースしてあげたというのに……ふ、ふふ……」
ほらね、と言いたい気分で礼二は軽く首を竦めた。
顔面に引き攣った笑みを浮かべている帝王が、ぷるぷると小刻みに震えている……!!
「……初めてですよ、ここまで私をコケにしたおバカさんたちは……」
呟くや否や、ソワカちゃんはちくわのてっぺんからぎゅるんと飛び出し、会議室の床に着地――呆然と成り行きを静観していた結社員らに指を突きつけて叫んだ。
「今日が秘密結社ネコノメの命日です! 皆さん、やあっておしま――――いッ!!」
「そこまでよ!!」
ガラッ 話は聞かせてもらったわ! とばかりに会議室の扉Cが蹴破られた。
蹴破ってるので効果音がおかしい気がしなくもないが、イメージとしてはそんな感じだ!
「橘さんに話を聞いて見に来たけど、まさか件の秘密結社に加えて美食クラブの面々にまで遭遇するなんて……だけど、この
獅子尾 優華
の目に留まったのが運の尽き! あなたたちの悪事を許しはしない!」
控えい、控えい、控えおろう~! とばかりに掲げられた彼女の腕に輝くのは風紀の腕章。
お昼時、駅前で蠢くネコノメ着ぐるみ族のアルバイトたちを目撃した
橘 千歳
から連絡を受け、この休日にわざわざ選考会場に馳せ参じたというわけである。ええい暇人さんめ!
ともかくも慣れというのは恐ろしいもので、『また新手の人来たよ』とか思いながら扉の残骸を部屋の端っこに避けていた参加者一同であるが、次の瞬間彼女が呼び込んだ応援部隊にはさすがに顎が外れた。
「というわけで、正義の味方の皆さーん!!」
優華の呼びかけに応えて廊下のほうからあがる大歓声。先頭の
橘 千歳
(モップ持参)に導かれて現れたのは、各位思い思いのコスチュームに身を扮した謎のコスプレヒーローたち。
寝子島の平和を守るため、電磁警棒や催涙スプレーで武装し、車上荒らしや下着泥棒といった悪漢どもと日夜戦っては警察に捕まり「なに勘違いしてんだか知らないけど、あんたコスプレしてるただの民間人でしょうが。他人に催涙スプレーぶっかけて逮捕されないわけないでしょ……」「はい……すいません……」というやりとりを繰り広げている、筋金入りの正義の味方たちだ!
「ほら、やっぱり今週も湧いてきたぞ」「ちょっとは空気読んで欲しいよねー」「ねー」
お互いに顔を見合わせてげんなりと溜息をついているネコノメ結社員たち。
おまえらがチラシに『正義の味方諸君!! 我らネコノメの野望、止められるものなら止めてみろー!!』なんて太字で書いといたからだろーが。
いったい何がおっ始まるんだとおののく参加者らの目の前で、さらに会議室の扉Dが弾け飛ぶ!
「優れた組織の大原則、ひとぉ―っつ! 何でもいいからとりあえず目立ーつ!」
旧市街からはるばるやってきた、
芦屋 佐月
とその取り巻きの子供たちである。
「そして目立ったら、それを人気に変えるため広報活動を怠らない! 悪の秘密結社も、正義の味方も、寝子島のみんなから人気がなかったら話になんないもの! そのお手本を見せに来たー! ってわけで、サンマ団も混ぜて欲しいのよね!!」
えっへんと胸を張る佐月だったが、続けざまに会議室後方の押し入れが開いて今度はそちらに注目が。
「はーっはっはっは――――――ッ!」
犬耳のついたヘルメットにマント装備という新手の怪しい人、
戌井 創
であった。
しかし、高笑いしながらまろび出てくるなり、床に蹲って足を抱え始める。
「……ごめん、ちょっと待って! ずっと正座で隠れてたから、足が、しびれて!!」
どうしろっつーねんとばかりに胡乱な視線が注がれるなか、
電工 暁
が
吉野 夕弥
にぽつりと、
「ふむ……幽霊の正体見たり……」
「ごめん、ホントに何言ってるのかわかんない……」
さらに息つく間もなく会議室の扉Eが蹴り開けられた。壊れた扉の修繕費は誰が払ってくれるんだろうねと、ネコノメの新主任が遠い目をしているところに現れたのは、あろうことか……
「あ、ああ、おまえたちは! おしおきだにゃーで運ばれ、川の藻屑になったはずの……!!」
会場に突入してくるなり、レコードタイム級のスピードで出番が終了した
初島 優
!
明日の豆腐リーガーを夢見て川面へ見事なヘッドスライディングを決めた
西野町 かなえ
!
それ全力で画面外に送ってくださいってアピールしてるよね? とどこかの誰かさんも思った
新井 米太郎
!
水も滴る何とやらかどうかは不明だが、ともかくもずぶ濡れの濡れ鼠と化した彼らが戻ってきた!!
……あれ、ひとり足りてないような気もするが……?
「あ、ひとりコワモテのにーちゃん、人生の無常にしくしく泣きながら帰ってたでー」
斉藤 次久
、帰宅……!!
「今日はいつにも増して賑やかだねえ……」
「主任ー! ネコノメスーツで器用に遠い目してる場合じゃないですよぉぉぉぉ!!」
かくして役者は揃った――大乱闘ネコノメブラザーズの開幕である!!
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月21日
参加申し込みの期限
2013年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月28日 11時00分
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