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秘密結社ネコノメの誘い ~来たれ、新人結社員!!~
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寝子島シーサイドタウン駅の裏手、川沿いの通りに面する『とあーるビル』。
その雑居ビルに、グッズ配りのお仕事をこなした結社員志望者たちが続々と戻ってきた。
今朝方、アルバイトを言い渡されたときと比べるとだいぶ減ったが、それでもまだ両手両足の指に余るだけの人数が、ロビーで採用選考会の開始時刻を待っている。そしてついにその時刻がやってきた。「2F 大会議室に集まるように」とのアナウンスが入り、そこで彼らは再びネコノメ結社員たちと相対することとなった。
「任務を果たしてよくぞ戻ってきた諸君! 君たちの働きにより、名だたる悪の組織の究極目標『寝子島征服』の実現へ向け、我らネコノメが大きく前進したのは疑いようのないところであろう!!」
パイプ椅子に座る大勢の志望者たちと向かい合う形で、居並ぶ黒服猫スーツの結社員らが意気をあげる。
実際にはネコノメグッズの多くが、本州に送られたり、焚き上げに使われたり、駅前のゴミ捨て場に不法投棄されたりとロクでもない目にしか遭っていないのだが、そんなことはまったく知らない結社員は上機嫌で面接の開始を告げた。
「それではこれより、採用選考会を始める!」
ネコノメおりえんてーしょん
……と、そのときである。
「このグッズを作ったのは誰だあっ!!」
ばぁぁぁぁぁん!!
前置きとか伏線とか全部すっ飛ばして、新手の二足歩行猫型着ぐるみが会議室の扉Aを蹴破って現れた。ダンボールいっぱいのネコノメグッズを抱えての登場である。
「こんなたわけたデザインで、寝子島町民のハートを掴めるとでも思っているのかー!」
荒ぶる三毛猫の名は
初島 優
。台詞で全部説明されてるのであれだが、ようするに「ええい、女将を呼べ!」というわけである。むうぅ、もう面接始まっちゃってますがな!
「貴様らのグッズには愛嬌が足りん! いま、その証拠を見せてやる! 完成された真のデザインとは、こういうものを……な、なにぃ!?」
会場中の注目を一身に集める初島氏がここで悲鳴をあげた。実は彼、猫の着ぐるみのなかに、さらに子泣きジジイの衣装というワケのわからん装備で突入してきたのだが……ああ、なんたる悲劇! 脱皮したいのに背中のチャックまで指が届かんのですじゃー!
結社員らは顔を見合わせた後、互いに無言で頷きあった。そのうちのひとりが、これまた唐突に用意されていた長机の上のボタンを押した。ぽちっとな。するとあろうことか……もがいていた初島氏の足元がかぱっと開き、床がなくなってしまったではありませんか!
そしてもちろん、彼は二足歩行型猫であって鳥ではないので、床がなくなれば落ちるしかないのであります。
「ぎょわああああああああ~~~~~~~~~~!!」
ぎゅるんぎゅるんぎゅるんどぱぱぱぱぎゅい――――――――――ん!
いったいどういうわけなのか、落ちた先にはなぜか臨界稼働中のベルトコンベアが! いつもより余計に回しております的なそいつに運ばれ、初島氏の姿はあっという間に見えなくなり、そして……。
……ざぱーん!!
窓の外で盛大な水柱が立ったのを、参加者全員が目撃してぽっかり口を開けた。
……哀れ初島は、画面外へと消えてしまった!
「……とまあこのように、敵襲に対する備えは抜かりない。安心して、面接に臨んでくれたまえ!」
ちなみにこれ、ネコノメの製品開発部が作った粛清用装置。結社員たちには『おしおきだにゃー』の名で恐れられている。現在特許出願中!
「それでは気を取り直して……誰でもいい、自己アピールをしてみたいものは挙手!」
「はーい!!」
初島を襲った惨劇にもめげず、結社員の呼びかけに真っ先に手を上げる
西野町 かなえ
。
さっきの場面でちょろっと登場した豆腐屋の娘である。うむ、元気があって大変よろしい!
「では、きみが我らの同胞たるに相応しい人材かどうか……その魂を見せてもらおう!!」
「了解や!」
はきはきと返事をし、かなえは鞄のなかからタッパー入りの豆腐を取り出した。それを手早く紙皿に移すと、すっくとパイプ椅子から立ち上がり、
「この手作り豆腐がうちの魂や! ってわけでいくでー! てやっ!!」
――どすっ。
大きく振りかぶって投げられた豆腐は、狙い違わず結社員の頭蓋を直撃――大リーグ豆腐一号が額に突き刺さったままばたんと倒れ伏した……っていうかちょっと待て、いまなんか効果音おかしくなかった!?
「け、結社員A!? 気をしっかり持てー!」
へんじがない ただのしかばねのようだ。
石でも入っていたのかと疑うところだが、これはかなえのろっこん『とうふの角に頭ぶつけて死なす』による効果であった。読んで字の如し。頭にとうふの角をぶつけられた相手は、そのまま意識を失ってしまうのだ!
えへへー、どやー? すごいやろー♪ と輝く笑顔で胸を張っているかなえに、介抱に当たっていた他の結社員が畏怖も露わに呟く。
「う、む……威力、精度、ともに見事! これほどの豆腐を投げられるのは、甲子園投手にも数えるほどしかいるまい……まったく、素晴らしい!!」
「ありがとーございます!!」
「「だがしかし! 面接官を攻撃してどうするかー!?」」
「ええ!? きみの魂を見せてもらおうって言ったやないですかー!?」
「たわけ! 本音と建て前って言葉勉強して出直してこーい!!」
おしおきだにゃ~~~~~~~~~~~~~~!
「きぃぃぃやああああああああああああ!!」
ぎゅるんぎゅるんぎゅるんどぱぱぱぱぎゅい――――――――――ん……
ざぱーん!!
気絶した結社員Aが部屋の外に運び出され、そして面接再開。
「お待たせしてしまったな諸君! では、今度はこちらから指名させてもらおう……そこの君!」
「は、はい!?」
仕切り直しに選ばれたのは、頭のアホ毛が特徴的な
新井 米太郎
。まさか自分にお鉢が回ってくるとは思っていなかったらしく、周囲の視線に口元をわななかせながらびくついている。
「え、えっと……あ、
新井 米太郎
、です……」
「うむっ。では米太郎、きみが我らネコノメの結社員たるに相応しいビジョンを述べーい!」
テンション高く回答を迫ってくる結社員に、米太郎はせわしなく視線を彷徨わせつつ、
「えっと、結社員になれたら……寝子島の環境改善をしたいと、お……思います?」
こけっ。
居並ぶ結社員たちの首が仲良く明後日の方角にお辞儀した。
「馬鹿者ぉ! なんだその氷の溶けたカルピスをさらに水で薄めたような回答は! せめて語尾から?を取れ! そしてもっと、ディ・モールト具体的に!!」
「Σぐっ、具体的にと仰られても、えと、その……!(ドキドキ」
米太郎は天性のコミュ障たる視線恐怖症……暑苦しく迫られるほどに焦りが募る。いつの間にやら結社員の指もおしおきだにゃーボタンへと伸びている。実は米太郎、生徒会からの密命を受けてこの選考会に臨んでいるのだが、この分では彼の出番も風前の灯か……!?
そうではなかった。
「……ゴミ掃除しまーっす!」
極度の緊張が、米太郎の精神をさらなるステージへと導いた……ぷっつんしてしまったのだ!
「ひゃっはー! もちろんゴミはおまえらだー!! だいたい悪の組織がチラシで宣伝って頭おかしいよね!? それに名前からして怪しいんだよここ! ワンクリック詐欺にしょっちゅう引っかかってる僕としては、こういう宗教団体詐欺っぽいのは許せない!」
一息に思いの丈を吐き出すと、米太郎は正義の味方『あらこめレッド』に相応しい、決め決めのポージングで結社員らに指を突きつけた!
「僕が君たちを潰すことによって! 誰かが幸せになると信じて!!(びしぃっ」
ぎゅるんぎゅるんぎゅるんどぱぱぱぱぎゅい――――――――――ん……
ざぱーん!!
……書くまでもなかろうが。
決め決めのポーズのまま、米太郎もベルトコンベアに運ばれていった……。
「ええい、我らの知らぬ間に、寝子島の学生は頭がどうかしてしまったのか!?」
バンバンと苛立ち紛れに机を叩く結社員。相当ご立腹の様子である。
ちゃっかりネコノメの秘書ポジに収まっている
葛城 璃人
がお茶を出して宥めて回る一方、
笠原 ひびき
は全身に影線を垂らし俯いている。同情心と僅かばかりの興味のために、とんでもない状況に巻き込まれてしまった。帰りたい……一刻も早く、無事に家に帰りたい……。
常識組の大半が神に祈りを捧げているこの最中、さらなる劇物を投げ込むのは
雨寺 凛
。
「秘密結社ネコノメ……このなかに裏切者がいます!!」
「「な、なんだってー!?」」
威勢よく宣言した彼女が指差したのは、あろうことかつい先ほどバンバンと机を叩いた結社員その人だった! 雨寺は、彼女のろっこん『虚偽音声』で、インタビュー時の彼の肉声を再現した!
『この不景気で仕事なくて俺もこんなアホな真似してるけどさー。お勧めしないよ、こんなブラックなとこ! 給料安いわ、労働基準法ガン無視で働かされるわ。だいたいいまどき、正義の味方とか悪の組織とかないって。いま転職活動してるけど、上手くいったら、はいサヨナラで二度と戻ってくる気しないねー』
……恐ろしいほどの静寂が部屋に満ちた。まさに事件は現場ではなく会議室で起きていた。
やがて『主任』と記された腕章をつけている結社員が、囁くような声音で呟いた。
「……結社員B、もとい田中君?」
「ち、ちち、違うのです、これはわたしを罠に嵌めようとする、敵組織の……ぎょわあああああああああ!!」
ぎゅるんぎゅるんぎゅるんどぱぱぱぱぎゅい――――――――――ん……
ざぱーん!!
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月21日
参加申し込みの期限
2013年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月28日 11時00分
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