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●イルカショー、20:00
『ただいまよりイルカショーが始まります、お席をお立ちにならないようお願い申し上げます。前の席にお座りの方は水飛沫が飛ぶ可能性がございますのでご注意下さい』
イルカショーが行われる大きなプールには沢山の人々が集まって、今か今かとショーの開幕を待っていた。
ショーの最中の注意事項がアナウンスされる中、早めに席を取っていた
神条 誠一
と
鴇波 羽衣
は最前列ど真ん中の座席に座っている。
藤谷 美鶴
と
三ッ川 真衣
は子ども達を優先してあげたようで、二列目のやや右よりの中央席にいた。
御剣 刀
と
橘 千歳
は五列目の左中央を確保している。
弓弦原 譲
と
十文字 若菜
は右側の中央列の辺り、
廻 春告
と
燕城寺 智慧
はやや後方の列の左側に座っていた。
八神 修
と
後木 真央
はミストがいる事もあって余り人が座っていない後ろの座席にいる。余り前に出てミストがイルカに吃驚してしまわないようにという配慮だ。
『お待たせいたしました! ただいまよりイルカショーの開幕です!』
始まりを告げるアナウンスと同時に、イルカ達がプールへ現れると歓声と拍手が会場を包んだ。
「始まったのだ! むむぅ……想像以上にお利口さんで可愛いのだ……!」
「これだけ優雅に泳いでるのを見てると、一緒に泳ぎたくなるな」
真央がイルカの可愛さに唸ると、修もふっと思った事を口にする。
「真央ちゃんもイルカに乗ってみたいのだ」
「真央なら乗れる気がするけど、流石に水族館のイルカに乗ったら怒られると思うよ……ん、ミスト?」
バスケットの中のミストが小さく鳴いたのを聞いて、修がそっとバスケットの蓋を開けてやるとミストがひょっこりと顔を出してイルカショーを目をぱちくりさせて見ている。
「お前も見たかったのか?」
くすりと笑って頭を撫でると、そうだと言わんばかりにミストが喉を鳴らす。
「ミストちゃんも一緒に見るのだ! しかし抜かったのだ小型鯨類…旨い上に可愛いとは、鳥さん並みの完全生物に格上げなのだ」
「え、イルカも食べるのか?……どんな味なんだ」
「食べれるのだ、食用としてスーパーに売ってる地方もあるくらいなのだ。魚と言うよりお肉って感じがするのだ!」
色んな文化があるんだな、と真央の説明に修は自分の知らない世界を開いた気がした。
「私、小学生までは魚は切り身で泳いでいると思ってました。ですからこうやってお魚が泳いでる所や、イルカがショーをしているのを見るとなんだか不思議な気持ちになります……」
智慧のその言葉に、春告が吹き出しそうにそうになるのを必死で堪えた……がほんの少し堪えきれずに噴出してしまう。
「やっぱりおかしいですか?切り身のお話」
「はは、いや……可愛いと思ったんだけど、想像したら笑っちまった、ごめん」
智慧はふるふると首を振り、面白かったならいいのだと笑った。
ジュースの恩を返しに水族館へ誘ったのに、自分ばかりが楽しんでいるのではないかと申し訳ない気持ちになっていたのだけれど、笑った春告の顔を見たら安心したのだ。
「わ、今の見ましたか? すごいジャンプでした! しかもライトがイルカの邪魔にならないように少しずつ変化して……見事です」
「もちろん見たさ、本当にすごいな」
イルカショーに夢中になる智慧を横目で見つつ、春告はここへ来て重要な事に気が付いていた。
(あれ?冷静に考えてみれば女の子と二人で水族館とか、これって俗に言う……デー……デデデ、デ……デリンジャー現象!!! いやいや、燕城寺の純粋な厚意をそんな風に受け取るだなんていくら俺がお年頃の健全な男子と言えどダメだろう! 失礼だ! こんな邪な考えは捨てろ、俺!)
デート、と言う単語を心の中とはいえ恥ずかしくて言えない春告は、考えれば考えるほど隣に居る智慧が気になって仕方なくなるという魔のループに陥っていた。
(ダメだダメだ! 落ち着け俺、そうだここは水族館。水よ、魚よ、今素晴らしいジャンプを見せてくれたイルカよ! 俺を無欲の彼方へ……涅槃へと誘いたまへ……っ!)
そんな春告の心中など微塵も察していない智慧はそっと隣を見る。
真剣にイルカショーを見ている(ように見える)春告を確認すると、よかった楽しんでくれていると思いながら自分もイルカショーを楽しむのだった。
「イルカのジャンプって本当に高いんだね、水の中からあんなに上のボールを弾くんだよ!」
すごいすごいと無邪気に笑いながらはしゃぐ若菜に相槌を返しながら、譲は自分がその横顔を満足気に眺めている事に気が付く。
そういえば、水族館に来てから魚を見ている時間よりも若菜を見ている時間の方が長かった気がする。それは今、このイルカショーの瞬間もそうだ。気が付けば若菜を見ている、そしてその屈託のなさに癒されている自分を感じていた。
ここに来れてよかった、そう思いながらイルカに夢中になっている若菜を手をそっと握ろうとして我に返る。
(……何をしているんだ、俺は。手なんか握ろうとして、熱でもあるのか)
ある意味、熱に浮かされたような行動を取ろうとしていた自分に困惑しつつ、落ち着かせる為にそっと深呼吸をした。
「そういえばねー、私イルカを触った事あるんだよ。昔、両親と一緒に来た時なんだけど」
「え、あぁ。……どんな触り心地だったんだ?」
深呼吸がばれたのかと一瞬思ったけれど、若菜はイルカを見つめたまま譲に喋りかけていた。今だけはイルカに感謝しつつ、譲は若菜の返事を待つ。
「んー、ビニールみたいな感触で柔らかかった……かな?」
「それはまた……触ってみたくなる感想だな」
「でしょ? ふふ、触れる機会があったら触りに行こうよ! 私もまた触ってみたいんだよね」
こちらを向いて笑う若菜の眩しさに目を細めながら、譲は機会があればと頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月14日
参加申し込みの期限
2014年06月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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