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●それぞれの時間
呉井 陽太
と
榊 彩斗
は時計を気にする事無くゆっくりとお互いの時間を楽しんでいた。目的のマンボウとラッコを見る前に、かなり寄り道をしながら来たようだ。
「ほーらあやとー、マンボウだよぅーぷかぷかーぷかぷかー泳いでるねぃ」
「うん……マンボウ……よーた、知ってるか?マンボウは天国に近い生き物って言われているらしい……」
「え、なんでなのん?」
薄明かりでライトアップされた水槽の中をゆったりと泳ぐマンボウから視線を彩斗に移して、陽太が問い掛ける。その視線を真っ直ぐに受けて、彩斗が淡々と答えた。
「水が冷たかったり、ウミガメがこわかったり、いろいろうっかりしてすぐしぬんだ……」
「メンタルよわっ!」
「それに……いいか? よーた……マンボウ正面から見ると諸行無常なきもちになれる……。こっちだ……!」
「諸行無常ー?どれどれぇ……」
彩斗に引っ張られ、マンボウを真正面から見れる位置へと移動する。そして陽太はマンボウとご対面となった。
「…………」
「…………」
陽太と彩斗、無言の時間が過ぎていく。
陽太はマンボウをじっと見つめている、そして彩斗はそんな陽太を観察するかのように見つめていた。段々陽太の目が遠くを見つめているように思えた頃、彩斗が陽太の服の裾を引っ張った。
「ハッ……! う、うーん今すごい無の境地に入りそうになったわー……」
「な?それが諸行無常ってやつだ……」
危うく遠い世界に行きかけた陽太は、頷きながら彩斗のまるで悟ったような顔を見る。そして気を取り直して、もう一つの目的でもあるラッコの水槽へと移動した。
ラッコの水槽に着く頃にはイルカショーが終わったのか、それなりに人が増えてきていた。
「うはぁ、ラッコって想像以上におっきいわー」
「うん、それにらっこのけがわはとっても密度が高いんだぞ……きっとふわふわだ」
ラッコが背泳ぎをしたり、くるんと回転して水中へ向かって泳ぐ様子を見ながら二人の会話が弾む。
「でもラッコの毛が乾いてるとこって見た事ないような……? 一回触ってみたいもんだねぃ。それにしてもラッコの手って、もきゅっとしててカワイイよねぇ。貝食べてる仕草もめっちゃカワイイわー癒されるわー」
「らっこは流されないように、仲間同士で手をつなぐらしい……ほら、そこにいる……」
「へー、彩斗は物知りだねぃ。手を繋いでるラッコとか絶対カワイイに決まってるよねぇ、めっちゃカワイイわー!」
ラッコの手は確かに可愛いけれど、それより陽太の手の方が可愛いと彩斗がそっと陽太の手を繋ぐ。ラッコに夢中だった陽太は、その手を繋がれた感触に振り返った。
「……ん?あやと、なんで手を繋いでくるん?」
「よーたの手の方が、らっこよりかわいかったから……」
「お、おぅ、ラッコが手を繋いでるのを見て繋ぎたくなったのかぁ。あやとは相変わらず甘えんぼだねぃ」
彩斗の意思を汲み取って、陽太が仕方ないなと笑う。
「あまえんぼうじゃないぞ……ひとごみからよーたを守ってるんだからな……」
「え? 甘えんぼじゃない? 人混みから守る為なのん? ……心配してくれたのかぁ、ありがとーねあやと。じゃぁ、今だけ手を繋いでよっかぁ」
甘えんぼと言われて少し照れた様子の彩斗が陽太の手をもう一度握り直す。それに応えるように、陽太もその手を握り返した。
今だけじゃなくずっとこうやって仲良くできればいいと、水槽の中で手を繋ぐらっこを見ながら彩斗は思った。
「夜は魚も寝るから漁業調整規則で獲っちゃいけない時間帯に設定されてる事が多いのだ、だから生態観察してみたかったのだ」
「本当に真央のその探究心には恐れ入るよ」
「猟師の家の子としては当然なのだ!」
八神 修
は
後木 真央
のその答えに、それは真央だけじゃないかなと心の中で返事をする。二人は時折バスケットの中にいるミストの様子を気にしながら、夜の水族館を楽しんでいた。
「あ、ウツボなのだ! ウツボは滋養が多くて産後の肥立ちの妊婦さんにって言うのだ。でも煮付は滅茶苦茶骨が多いのだ」
「これ……食うのか」
夜になると活発になるウツボの水槽の前で、修が凶悪な顔をしたウツボを見つめる。長く見ていると、なんだか可愛くも思えてくるのが不思議だ。
「唐揚げもいけるのだ!」
その味を思い出したのか、真央の顔はうっとりとした物になっている。
修はウツボの住処にもなっている珊瑚が、ライトアップによって不思議な色合いになっているのを見て顔を綻ばせた。
しばらくウツボを見ていた二人だったが、次の水槽へと移動する。
「蟹なのだ! 旨そうなのだ、じゅるりなのだ~」
「ある意味正しい感想だよな、確かに蟹は旨い……夜になると活発になるんだよな、蟹って」
「そうなのだ~、蟹や海老は大移動するから放流が難しいのだ。定着しないのだ」
まるで生物の授業のような話をしながら蟹を観察する二人である。
「そろそろ土産物でも見に行くか? 限定の土産物があるらしい」
「限定土産? 面白そうなのだおじぃと叔父貴に買ってくのだ! 修ちゃんはあおいちゃんに買わないのだ?」
「いや、その……あおいにお土産とか、そんなつもりは……っ」
「ふわもこ嫌いな女の子はあんまりいないのだ、アピール大事なのだ」
そう真央に言われると、図星を指されたのか赤くなった修が言葉に詰まる。そして小さい声で買っていくと言うと、真央がにんまりと猫のように笑った。
男女間で友情が成立するのであればきっとこういう関係なのだろうと思わせる二人は、限定のお土産を求めてお土産物コーナーへと向かうのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月14日
参加申し込みの期限
2014年06月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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