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Night aquarium
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水族館の中はやはりそれなりに混んでいた。けれど誰もがそのいつもと違う幻想的なライトアップと魚たちが泳ぐ様子をゆったりとした雰囲気の中で楽しんでいる。
十文字 若菜
と
弓弦原 譲
もその内の二人だ。
「夜の水族館ってなんだかドキドキするね」
「あ、あぁ……そうだな」
最近なんだか元気がなさそうだという理由で若菜が譲を誘ったのだが、若菜が自分を心配してくれているという事実に申し訳ないやら恥ずかしいやらで譲の態度は妙によそよそしい。けれど、時折遅れがちになる若菜を置いていかないように振り返って追いつくのを待った。
若菜がゆっくり歩いて水槽を眺めているせいなのか、自分の歩調が速いのか。少し考えてから譲は歩調を落として若菜と並んで歩く。折角若菜が誘ってくれた水族館なのだから、楽しもうと心を切り替えた。
「わぁ、見て! マンボウだよ、なんだか癒される感じがするね」
立ち止まり、マンボウのいる水槽を二人で眺める。青や紫、寒色系でまとめられたライティングは水槽の中にも届いていて、より一層幻想的な雰囲気を演出していた。
非日常的な空間で今なら本音を口に出せるような気がしたけれど、譲の口から出たのはマンボウの豊富な死因だった。
「えぇ!? マンボウってそんなに簡単に死んじゃうの!?」
「そうだ、ストレスに物凄く弱い。ほんのちょっとの事でな」
「何にも考えてなさそうな顔してるけど、繊細なんだね……」
失敗した、と思ったけれど若菜が食い付いてきてくれたので内心ほっと胸を撫で下ろす。
「マンボウの写真、スマホで撮りたいけどストレスになっちゃうかな……?」
「フラッシュ撮影さえしなければ大丈夫なんじゃないか?」
「じゃあ、驚かさないように撮らなきゃだね!」
何枚かフラッシュを消して撮った後、若菜が譲に向かって笑いながら記念撮影しようと持ちかける。
「折角だもの、誰かに撮ってもらおうよ! あ、すいませーん! シャッターお願いできますか?」
譲が何か言う暇もなく、あれよあれよいう間に通行人に頼んで若菜がスマホを渡す。渡された人は親切に、撮りますねと声をかけてくれている。
「ほらほら、譲君も笑って笑って!」
「あ、あぁ……」
返されたスマホを確認すると、優雅に泳ぐ魚達をバックに笑顔で写る若菜とそれに倣って笑おうとしたものの少し歪な笑顔になった譲が写っていたのはご愛嬌。
「わぁ……! すごく綺麗……!」
ライトアップされた水中トンネルの中で小さく歓声を上げたのは
鴇波 羽衣
だ。その可愛らしい子どものような歓声に、隣を歩く
神条 誠一
の口元が笑みを作る。
「そうだな、海の中にいるみたいで面白い」
「うんうん、それに普段と違ってこの青白いライトが水槽にまで届いてて……まるでファンタジーの世界にでも来たみたい……」
それに何よりもそんな不思議な雰囲気の場所に誠一と二人で来ているのだ、羽衣はまるで自分の背中に羽が生えたような気持ちになる。しかも誘ってくれたのは誠一の方からで、羽衣もいつもよりお洒落に気を使っている。
ほんの少し、期待してもいいのかな……そう思いながら羽衣が水中トンネルの上の方を泳ぐ魚を見ていると、足元のバランスを崩して一瞬よろめいてしまう。
「大丈夫?」
「ひゃ、あ、うん! あ、ありがとう……!」
危うく躓きそうになった羽衣の腕を誠一が掴んで引き寄せる。一瞬の事ですぐに腕を掴んでいた誠一の手は離れてしまったけれど、ここが水族館で、夜で、青くライティングされていてよかったと羽衣は心底思う。自分の顔が赤くなっている事に誰も気が付かないだろうから。
そう思って少し安心して歩いていると、誠一が時計で時間を確認しているのが見えた。
「イルカショー、もうすぐみたいだ。近くで見たいって言ってたよな?行こう、羽衣」
「うん! あ、え、わ……!」
先ほど足元が危なっかしかったからか、急ぐ為か。わからなかったけれど、羽衣の手は誠一の手に握られている。
イルカショーの会場に着くまでに、どうか赤くなった顔が落ち着いていますように!
誠一に引っ張られるように、羽衣はイルカショーの会場へと向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月14日
参加申し込みの期限
2014年06月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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