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伸ばした手の先すら見えない闇の中、己の呼吸の音と砂利を踏む足音だけが耳に届く。
(このまま出口まで行ったる)
駆けながら、柳司は唇に笑みを刻む。
猩々面の男が言っていた通り、駆け抜けてしまえば落武者達はそう容易くこちらに追いつけないようだった。
闇を怖じず睨み据える眼が、闇の先の光を捉える。出口まで後少しの、その時。
トンネル中の空気を震わせ、ソプラノサックスの音が鳴り響いた。
「ぅおっ?!」
闇の中で落武者達の姿を見止めても止まらなかった足が思わず止まる。鼓膜を震わせる管楽器の音に知らず振り返って、背後の暗がりに眼を凝らす。
「何や、今の」
後から入った三人の誰かが助けを求めているのかもしれない。その事に思い当たった途端、柳司は他の可能性を全て捨て、迷わず来た道を戻る。
「大丈夫か、おい!」
腹の底から声を上げて、
「きゃっ」
思いがけず間近に、少女の声を聞いた。目を凝らし、闇に薄く光を集める管楽器を、それを握り締めてへたりこむアリーセを見つける。
「八神達は」
「後から必ず来るわ」
闇にも負けぬ強い光を宿らせる青い瞳に、柳司は頷く。
「ほな、先行っとこ」
アリーセの手を躊躇無く掴み、立ち上がらせる。手を引き、再び出口を目指す。
「でも」
「置いて俺だけ逃げる訳にはいかへん――」
柳司が口を噤む。どうしたの、と問いかけて、アリーセは息を呑む。柳司の足首を、真っ白な骨の手が掴んでいる。
「っ!」
アリーセが短い悲鳴と共、骨の手に向けて鞄を振り下ろす。骨が砕け、柳司は自由になる。
「何や?!」
アリーセを背に庇い、柳司は転がる骨の手を蹴りのけ後退る。
闇の吹き溜る地面に、雪の一片のようなメモ紙が何枚も落ちている。柳司が知らずに踏んで破損した紙の中から一体の落武者が、ずるり、封印から解き放たれたように姿を現す。
甲冑を軋ませ、落武者が錆びた刀を振り上げる。
「おいおい?!」
喚きつつも、柳司は咄嗟に足を広げ腰を落とす。錆びた刀を片腕で払い、流れる動作で正拳突きを武者の胴に叩き込む。仰向けに倒れる武者の姿を横目、アリーセの手を掴んで身を翻す。
幾度倒そうと蘇る、不死身な骸骨の落武者と戦っていては命がいくつあっても足りない。どういう仕掛けかは分からないが、兵が何人潜んでいるかも知れないこの場に留まり戦う気は無い。
「さんじゅーなんとか逃げるにしかずや!」
闇を貫き、駆ける。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月26日
参加申し込みの期限
2014年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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