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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●第三の道:蛇1
三つの道のうちもっとも広い道を、第三班の一行は歩いていた。めいめい手にした松明の光が赤く揺れる。遙かな天井で、自分たちの影が絡み合い重なり合い、無数に蠢く。まるで影の魔物の行進のようだ。
この第三班に
テオドロス・バルツァ
も付き添っていた。なぜなら、他の道の入り口はテオには狭くて、進むことができなかったからである。
そのテオと並んで歩きながら
獅子島 市子
は愚痴る。
「なーテオ。ダリーし乗せてくんね?」
「いやだ」
テオはすげない。
「じゃ、真央。あれ呼んでくれよ。猫。で、乗せて」
傍を歩いていた
後木 真央
に頼むが、真央は思うところあるようだ。
「がおーはここぞの時に呼ぶのだ。いまはまだ我慢なのだ」
仕方なく市子はだらだらと歩く。
「たくいちいち巻き込みやがって……だから神サンはキライなんよ」
信心深い
薄野 五月
はそれを聞き苦笑した。どうも、テオの評判があまりよろしくないようである。
「でもワクワクしますね。落神が落ちた当時の記録……それが実在するなら私もみてみたいです」
そういうもんかね、と市子は頭を掻く。
「つーかさ、思ったんだけど。
落神伝説の巻物なんて、ニンゲンとか『こっち側』のヤツが必要なモンだろ本来。
ムカシのらっかみのコトなんざとっくに知ってんじゃねーの、オメーら。
神サンが万能だとは思わんけど……なんか……」
訝しむ市子に、テオは言葉少なにこう答えた。
「俺は巻物を見たいわけじゃない。ただクローネに渡したくないだけだ」
「ふうん」
市子は察する。テオは情報を求めているわけでなく、情報を守りたいわけか、と。
もっと言えば、過去の出来事の中になにか守るべき情報があるということだろうか。
持っていたメモ帳に、
深縹 露草
から借りたペンで『更新』の二文字を書く。
――闇に眠りし長きものを、赤き炎が焼き尽くす
これが、
浅山 小淋
が
常闇 月
に請われ発動した<神様の手帳>が示した文章だった。
「浅山さんのろっこんは未来を示すんでしたね。闇に眠りし長きもの――そういえば奥から動物の気配がしています。もしかしたらそいつは火に弱いのかもしれませんね」
月の解釈に小淋は頷き、手にした松明を見つめる。
じつは、この洞穴探索に先んじて、
笹森 清真
が灯りを持っていない者みんなに松明を作って持たせてくれていた。お蔭で灯りには不自由しない。
「止まってください」
月が静止をかけ、空気の流れを読む。
「鱗が擦れる音……近い! 蛇です!」
次の瞬間。
しゅるり……闇の中に燃えるような真っ赤な舌が浮かび上がる。
「んだあれ……デケェ……ッ! おい、一旦隠れろ!」
唐沢 一也
の声で、一行は物陰に隠れる。
大きい。見上げるほど高く鎌首をもたげ、太い丸太のような胴体を引き擦り、巨大な牙をむき出しにした蛇は、迷い込んできた小動物――我々のことだ!――を丸のみにしようとあたりを伺っているようだ。
「ここを通過するには、あれを何とかしないといけないようですね」
月は愛用グローブに仕込まれた鋼糸の動作を確かめ戦闘に備える。
「おー、こうしてみるとデカイ蛇ってのは随分と怖いもんだ」
煙草店を営む
御堂地 瑛華
は、摺り足で後ろに下がった。
「死んだ爺さんに聞いたことがある。蛇はニコチンの匂いが苦手らしい。パイプ用の煙草葉ならあるが……」
「それ俺も聞いたことある! ってわけでタバコ頂戴!」
志波 武道
が瑛華に頼む。
未成年の喫煙に、瑛華は厳しい。自分で吸う時も副流煙に気を遣うほどだ。しかし武道に考えがあると知ると、こういう事態だから、と煙草の葉を譲ることにした。
「あとは水があるといいけど」
その声に手を上げたのは五月だ。
「水ならお任せください」
両手を合わせ小さく感謝の言葉を口にすると、現れたのは煌々と明るい自動販売機。五月と同じように縮んでいて玩具みたいなサイズだが、ボタンを押すと問題なくペットボトル入りの水が転がり出る。
「はい、これで足りますか」
「さんきゅー☆」
<天水分>――五月のろっこんのお蔭で水を手に入れた武道は、ペットボトルに煙草の葉を入れニコチン水を作ると、蛇から離れた場所に輪を描くように撒いた。
「うまく行けば安全地帯になるはずだよ☆ 蛇と戦わない人はこの中に!」
小淋や瑛華、テオなどは安全地帯の中に下がり、月や武道、露草など、多少なりとも戦う気のある者が前衛として安全地帯を守る陣形を取る。
一也も瑛華から煙草を貰うと、連れの
神無月 ひふみ
を守るように背に庇った。
「一也……」
「くれぐれも無理すんなよ」
「ん……」
ひふみは一也の手を握ろうとして……踏みとどまった。
甘えたい。手を繋ぎたい。けど、今は彼の邪魔になってしまうかもしれないから。
その代わり、乙女の嗜みスタンガンを握りしめる。ひふみには護身に気を配らなければいけない家庭の事情があった。いつの間にか持ち歩くようになったそれは握りしめるほどに手に馴染む。
可愛げない女かもしれない。本当は怖い。けど――彼と一緒なら、戦える!
「作戦があるヤツは勝手に動くだろう。俺は隙を突くつもりだ」
「わかった。一也……ついていくよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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