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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●第三の道:蛇2
口火を切ったのは
マウル・赤城・スティック
のブーメランの一投。
はじめは蛇の少し手前を狙って。
風切音は聞こえたのだろう、わずかに蛇は反応したが飛びかかることはしない。
戻ってきたブーメランをもう一投。今度は蛇の頭の周りをぐるり一周するように。蛇の背後にブーメランが回ったとき、マウルは息を止め<救いの手>を発動させる。その途端、蛇はブーメランに鋭く襲いかかった。
「おっと」
マウルは即座にろっこんを解除すると、目標を見失った蛇は一瞬戸惑う様子を見せる。
様子を観察していた
伊賀 解理
がいった。
「あいつ、目は見えないんじゃないか。だって、薄野氏が出した自販機の灯りはこんなに明るいのにこちらに気づいた様子がない。むしろ体温とか、熱源のようなものに反応してるようだ」
「そういや蛇は目と口の間に熱やら感知する器官があるんだっけか」
武道の言葉に解理は相槌を打つ。
「ピット器官――いわゆるサーモグラフィだな。蛇はもともと目があまり良くないからその器官で獲物を察知するという。ということは」
「まずそいつを叩いちゃおうぜい☆」
解理はテオの傍に行くと、何事か耳打ちする――ふりをして、その背にひらりと飛び乗った。
「なんだ?」
「いいかよく聞け。僕らはクローネより先に巻物を手に入れなきゃならん。
だが相手がでかい。ちっこい僕らだけで戦ったら倒すのに時間がかかる。
君が参戦すれば早く倒せる可能性が増すわけだよ。
それに、僕らだけ働かせて君だけ何もしないというのは不公平だからな!」
解理はテオの腹を蹴り、蛇を正面に捉えるよう指示する。
「いいか動くなよ! 動いたら君の頭を攻撃しちゃうかもしれんぞ!」
テオも諦め気味に頭を下げる。
解理は想った。ここにはいない、気になる『彼』のことを。それこそが、解理のろっこんの発動条件。
もし『彼』がクローネのせいで厄介事に巻き込まれることになったら……。
「そんな事をさせるもんか!」
解理の<代理告白>が発動し、光るビームが一直線に蛇の鼻面へ伸びた。
蛇が避けたせいでビームは惜しくも掠った程度だったが、注意を逸らすことはできた。
タイミングを合せ、
獅子島 市子
は拾っておいた枯れ枝に紙マッチで火をつけ投げる。
マウルもブーメランを投げ<救いの手>を発動。
突如現れた複数の熱源に、蛇の動きににごくわずかなタイムラグが生まれる。
その一瞬を見逃さず
常闇 月
が跳ぶ。壁にワイヤーを突き差し、その反動で宙へ!
深縹 露草
は近辺の岩肌に、油性ペンで「×」を模した紋章を即興で描き念じる!
「蛇のピット器官よ……光れ!」
<我が紋章は、光り輝く道標>が発動し、蛇の鼻の脇ほどに輝く「×」の紋章が浮かび上がる。
「あの光る場所を狙うデース!」
そう言うや否や、露草は竹を削ぎ作っておいた弓を引き、小枝の矢を打ち込む。
「ナイス! 喧嘩のコツはいかに早く戦意を喪失させるかだぜ!」
蛇が首を振り矢を払う隙を突いて
唐沢 一也
が石を投げつけ、
薄野 五月
もドングリを詰め込んだ学校指定カバンを振り回して蛇にぶつける。
沸いて出た複数の小動物の気配。蛇はうっとおしそうに尾を大きく振って薙ぎ払おうとする。
「うわっ!」
蛇に近寄りすぎていて逃げ遅れた市子をマウルの頑丈な腕が救った。
「さすがに、こんな大蛇を相手にした事は無かったけど、蛇ってのは身体を鞭のようにしならせて攻撃するんだ。それさえ躱せたら隙だらけさ。アボリジナルの血をナメるなよ!」
マウルのブーメランは今度は囮ではなく蛇の頭を狙って。
紋章の位置からは若干ずれたものの一撃、目の傍にヒットする!
その隙に月が頭に飛びつき、あやまたず紋章の位置に一撃! そこに露草の矢が追い打ちで刺さる。
これはさすがの蛇も苦しかったようで、激しく頭を振って抵抗する。
「くっ……!」
左右に大きく揺さぶられた月は、その首にワイヤーを掛けトドメを刺そうとした。
しかしそのとき、暴れる蛇の尾が思わぬ方向から月に襲い掛かった。
少しでもダメージを減らすべく月は横っ飛びに跳ぶ!
「!」
跳んだ方向に
神無月 ひふみ
がいた。
月の身体は、ひふみと絡まるように転げる。
「……ッぶねぇ!」
一也がふたりの身体をまるごと抱えるようにして衝撃を和らげる。
「蛇っつーのはしぶとさで有名な動物だし、ちまちま攻撃してても埒があかん。
狙うは脳天! 脳を破壊されて平気な動物はいねェ!」
鳴神 楓
がひと吼え駆けた。
壁を蹴る! バネのようなしなやかな肉体が跳ねる!
「くたばりやがれっ!」
高い位置からの踵落とし!
どおんと土煙を上げ、鎌首をもたげていた頭が地に着いた。楓は身を返し捻り貫手!
が、しかし、蛇もさるもの。
「なにッ」
落ちた体勢から、大きく口を開けた蛇は、楓の身体をがぶりとひと噛み、呑み込む!
「おおおおおお! 麻痺は俺の十八番だぜーい!」
楓の身体が呑み込まれたのを見て、
志波 武道
がとうとう駆けた。その手刀が×の紋章を鋭く突く!
<スイ・マー>。彼の手刀は鋭く突くほど強く麻痺させることができる!
口唇に近い箇所を突かれ、蛇の口元が麻痺した。そこを武道が必死にこじ開ける。
「無事か!?」
「おう……無事だぜ」
楓は牙を両手でつかみ、口の中で仁王立ちで立っていた。牙の毒にやられなかったのか。否。彼の身体に麻痺の毒は回りつつある。しかし<雷禍>を発動し、いわば火事場の馬鹿力状態でこうして立っていたのだ。
「とはいえ、もう限界だな。最後に土産だ、蛇野郎!」
楓は蛇の牙を1本折ると、それを蹴って、自分も口外へ転がり出た。
どう見ても蛇の劣勢だった。口元は麻痺し、牙一本とピット器官をやられ、もう、体温を感じて狙うような繊細な攻撃をすることはできない。しかし蛇は、この洞穴に君臨する者としてこんなことはありえない、とばかりに力を振り絞って、その尾を鞭のようにしならせる。
「きゃっ!」
尾はひふみの胸元を掠った。寸でのところで避けたものの、この一撃が一也の心に火をつけた。
「俺の大事な“後輩”を傷つけさせてらんねえよ!」
一也は蛇に飛びつき、火のついた煙草をその目に押し付ける。
「一也!」
ひふみもスタンガンを構え、その口内に突っ込む。
「最大出力っ!!」
蛇が痙攣する。
「みんなどいて~」
萬屋 荒國
はバーナーを構えた。
「蛇は火に弱いかもしれないんだよね、なら炎獣を放ってみるねぇ~」
点火されたバーナーの火。
<瞿麦の火鞭>を発動すると、火はずるりと長く伸び、まるで生き物のようにうねりはじめる。
「いでよ、炎龍~!」
荒國が操る炎は龍のような形をとり、はじめの勢いを失っている蛇の身体に纏わりついた。
それはまるで、地の龍と炎の龍が絡み合っているかのような神話的光景。
『闇に眠りし長きものを、赤き炎が焼き尽くす』
浅山 小淋
は先程自らが無意識に紡いだ文章を思い出し、メモ帳を握りしめる。
ぶすぶすと、鱗の焦げるにおいがし始める。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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