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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●ねずの里探し
ボス猫のねぐらからさほど遠くない秋の野原を、
秋ノ宮 こまち
は散策していた。
「里」というからには住人がいるのではないか。
ねずの住民がいたらお話してみたい。
そんな望みを抱いていたこまちは、
毒島 虹子
という金色の髪をした可愛らしい少女と出会った。聞けば夏休みに転校して来た、こまちと同じ2年芸術科の生徒だという。
「夢なのに、みなさんやけに真剣ですわね。まるで『不思議な力が存在して、それを一般人が使えるのが正常』であるような目をして……」
ポラロイドカメラを撫でながら、虹子はそういう。
夢、といいつつ、ねずがいたら写真を撮ろうと思っているようだ。
(きっとまだ『ひと』なのね……)
こまちは曖昧に頷くと、木の実や果物を採りながら、住居や住人を探し気を配った。
それは、赤トンボを追いかけた先にあった。
「わ……かわいいおうち」
背の高い薄に埋もれて、まるで昔話に出てくるような民家が一軒。しかし近づいてみると、茅葺のような屋根は苔むし、土壁は朽ちてあちこち剥がれ小枝の柱がむき出しになっている。
「もう随分、住んでいないみたい……」
薄暗い土間を覗き込みながらこまちがつぶやいたとき、かた、と足音がした。
家の奥から現れたのは――。
「あれー、僕らの他にもここを見つけた人がいたのか」
晴海 飛鳥
、その後ろから
法仙 怜悧
。
飛鳥はクローネを探していた折に、怜悧は噂の落神伝説の巻物についてより詳しく知りたいとねずの集落を探していた折に、この民家を見つけたのだという。
「残念だが、ねずの姿はみていないな」と怜悧はいった。
それにしては満足げなのは、ここで、とあるものを見つけたからだ。
「見たまえ」
怜悧はみんなを薄暗い奥の部屋へ案内し、天井を指差す。一枚板の天井に、墨かなにかで描かれていたもの、それは――古風な衣装の男がひとりと、山腹に開いた洞穴、それをぐるりと取り囲む大きな蛇だった。
「これは宝の地図ではあるまいか」と怜悧はいった。
「洞穴の絵は中央の男から見て北にある。例の北の洞穴だろう。
そしてそこに蛇がいる。あるいは、蛇が関係している。
中央の男こそが巻物を書いた者、もしくは隠した者と考えるのが自然だろう」
これらは、怜悧が北の洞穴や巻物のことを知っていたからこそ直感的に導けた答えだ。
この絵は分かる者にだけ分かる形で、巻物の在り処を伝えてきたのではないだろうか。
飛鳥は絵の中の男を指差しながらひとりごちた。
「鳶色彦君に似てるね。もしかしてこういうことかな。落神伝説の巻物を書いたのはねずだった――たぶん大昔、前の落神時代の。クローネ君がどうして巻物を欲しがるのか不思議だったけど、自分が知らないことをねずが書き残したかも、って思ったのかな」
虹子も写真を撮る。そのとき表の方で、にわかに烏の鳴き声がした。
「まさか!」
一同は飛び出す。
「ああら~ん! アンタたちもいたのぉ~?」
「クローネ君じゃないか!」
飛鳥が叫ぶ。
「ん~?」
クローネは片目をつぶる。あれこれ問いかけようとした飛鳥の口を怜悧が塞いだ。
「……待て。様子がおかしい。下手に喋るな。タダで情報を渡すことはない」
怜悧は一歩前へ出る。
「クローネ、ここに宝はないぞ。だが知りたいなら教えてやろう。そのかわり」
「なあに?」
「キミの羽根を寄越せ」
この交渉こそ、怜悧の切り札だった。
「それがあると色々面白い事が出来るんだろう? 私は人生に退屈していてね。もっと娯楽が欲しいんだよ」
クローネはフフン、と愉快そうに怜悧を見る。
「なにか勘違いしているようだけれど……いいわよぉ~? で、何と交換?」
「写真がありますよぉ~」
機転を利かせた虹子がポラロイドで撮った写真をひらひら振ってみせる。
「そちらが先に」という怜悧に「同時に、よ」と譲らないクローネ。
「わかった。ゆくぞ」
虹子が手裏剣みたいに写真を投げたのと同時に、ひゅっと風を切って黒い羽根が二枚、怜悧の目の前に突き立てられる。こうして怜悧と虹子は羽根を手に入れ、クローネは北の洞穴のことを知った。
うずうずしていた飛鳥が尋ねた。
「クローネ君! 僕も気になるんだよね。落神伝説の真相も、落神さんたちの世界のことも……あの牛が、鈴島に封印されてた理由も。まさかあの牛がらっかみってことはないんだろうケドさ、ここに来たことと関わりは、あるよね? ――もしかして牛さん情報?」
クローネはわずかに目を細める。
飛鳥は直感した。――アタリだ。
しかしクローネはくつくつ笑って惚ける。
「あなたも飲めば、牛乳? 胸が大きくなるっていうじゃない」
「大きなお世話。っていうかそれ、迷信らしいよ」
「そうなの~? 残念ねぇ」
そう言い捨て、クローネは飛び去った。
このとき飛鳥は、鈴島の牛の一端を掴んだ気がした。あの牛は、クローネに情報を与えるものなのだ。
あなた『も』とクローネはいった。クローネは飲んでいるのだ。『牛乳』――それもキーワードか?
「あら~ん! いまクローネがいなかった~!?」
腰をくねらせながら
ミッシェル・ナイスゲイ
が走ってきた。
「んも~ん! クローネったら専用ボトルをキープしているのに、なかなかお店に来てくれないんだもん」
こまちは苦笑いして、山ぶとうや木の実を広げる。
ねずの住人には会えなかったが、古いねずの民家を見つけた。個性的な人たちにも出会えたし。
「みなさん、おやつにしましょ? ここなら水もあるし、お料理できそう」
こまちは手始めに能面を顔にかけ<幻水面>で果物を冷やす。
「アタシも手伝うわ~ん! って……くんくん、オトコの匂い?」
物陰でそっと身を引いた男がいた。
雨垂 ミゾレ
だ。
「なになに? 神様の伝承の巻物? 歴史的文献の発掘なら十分特ダネだ。
そいつさえ手に入れて持ち帰ることができれば……」
――散々コケにしてくれた奴らを見返せるってわけだ。
こうしてミゾレはクローネを追って北の洞穴へと向かう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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