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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●第一の道:鍾乳洞2
コウモリは小さな筏を翻弄するように次々と襲いかかってきた。
「皆の者!」
雨号では忍穂が一巻のアルミホイルを手に朗々と声を響かせる。
「この銀の輝きを、我らがユグドラシルの枝に棚引かせるのだ! わが輝きには遠く及ばぬが、こやつには我が能力では再現不可能な力がある……今こそ、その力を解放しようではないか!」
箒を振り回してコウモリを追い払いながら、七星が困ったような笑みを浮かべる。
「浮舟さん、すみません通訳を……」
「ああ……つまりだな、あのアルミホイルを筏の中心に据えた柱に結び、棚引かせよう、ということだ。
コウモリの超音波を乱反射させ攪乱を試みる作戦だな」
「わー! なんでもいいから早くやってくれー!」
<思ったー>を乱発した正也の周りは白っぽい煙みたいな吹き出しだらけだ。
しかしそれが、ちょうどよい目くらましになってもいた。
「脆く儚き人間(もの)の救いを求める手に応えぬならば我が力は何の為に存在するのか」
忍穂が指を鳴らすと、あたりに光る虫のような妖精が現れる。
「おわっ、なにこれ!」
「これこそが我が力<幻惑共有(imagincreator)>……さあ光の妖精たちよ! 飛べ、彼方へ!」
吹き出しが超音波を遮ったのか、あるいは闇の中光る妖精に驚いたのか。
ともかく雨号へのコウモリの攻撃が和らぐ。
一方、夜号では。
「私のカメラの前に出ると危ないんだよー!」
葵が激しくフラッシュを焚いていた。強烈な光に怯んだところを、<Wucht Jagd>で二度、三度と体力を奪われたコウモリがポトリ、ポトリと水面に落ちる。
そのとき葵の死角から苺花めがけ、一羽のコウモリが急降下した!
「きゃっ!」
「危ないっ!」
咄嗟に苺花を庇ったのは、ロベルト!
苺花にとって不覚。そして正直、意外。なーんだ、ちゃんと男らしいところもあるんじゃないの、と。
しかしそれを伝える気はさらさらなく。
「……なによ、エメリーのくせに生意気!」
「ええー、ひどいな! 僕泣いちゃうっ」
「勝手に泣けば?」
「びえええん!」
まるで夫婦漫才のような様相を呈している。
「この場は逃げるぞ!」
舟に飛び乗るやシグレが号令を出した。
「了解だ! 深紺灯っち、頼む」
達磨は片方の手を帆に向け、もう片方の手で深紺灯の手を握る。好みの異性と手を繋ぐことが達磨のろっこんの発動条件なのだ。
深紺灯が繋いだ達磨の手の温もりにほっとしたのも束の間。
「皆、しっかりつかまってろよ! 行くぜ!」
達磨は<恋はタイフーン>で鎌鼬を起こした。この鎌鼬で帆を煽り、舟を加速させるつもりだった。だが。
「やばい!」
目論見は上手くいかなかった。鎌鼬は葉っぱの帆を粉々に切り裂いてしまったのだ。
帆の向こうにいたコウモリが数匹、鎌鼬に巻き込まれ錐揉みして落ちたのは不幸中の幸いか。
しかし、コウモリたちは数が多い! 帆を失い速度を落とした夜号に執拗に攻撃を仕掛けてくる。
「みんなで漕ぐしかないよ!」
ロベルトはそう言うなり、流れに腕を差し入れ必死に漕いだ。苺花も葵もそれに倣う。
しかしなかなか速度は上がらない。
「追って来たんだよー!」
葵が叫んだ途端、一羽のコウモリが深紺灯に襲い掛かる!
深紺灯は思わず、心の中でしか呼んだことのなかった呼び方でシグレを呼んだ。
「や……っ、シグレお兄ちゃん!」
「深紺灯!」
次の瞬間、空中にバチバチッと火花が散る!
強くコウモリを拒絶した深紺灯が<ΑΠΟΡΡΙΠΤΙ>を発動させたのだ!
「ん~! ファンタスティック!」
墜ちるコウモリと火花を縫い、まるで戦闘機のように華麗なアクロバット飛行で現れたのはとんがり帽子に黒いローブを纏った魔女――いや、<夜の皇女(ナイトメア・ヴァンピーラ)>、
栖来 衣夢
!
「蝙蝠vsコウモリのドックファイト、魅せてあげるわ!」
蝙蝠の羽をもつ吸血蝙蝠人間に変身した衣夢は女王のように高らかに宣言し、対話に応じる様子なく襲い来るコウモリの群れにただひとり突っ込んでゆく。
それを見た忍穂が声をあげた。
「かの者の援護を!」
雨号はアルミホイルを煌めかせたり、正也の吹き出しで目くらましをしたりして衣夢を援護する。
後ろを取った衣夢が仕掛けた!
「ふふっ、この動きが見切れるかしら? ――フリントフリップ! からの……」
高速で前方宙返りし、そこから足を伸ばして!
「踵落とし!」
ギャアッと鳴き声を上げコウモリが墜ちる。
「名付けて『マジカル☆クラッシュ』! ……アニメ技の特訓をしてるのは伊達じゃないのよ!」
追ってくるコウモリの数は確実に減っていた。
残りのやつらを混乱させようと、シグレが持っていた腕時計の目覚ましタイマーを数秒後に掛け、岩場目掛けて投げつける。
「みんな、耳を抑えろ!」
その直後、大音量の目覚まし音が、鍾乳洞中に反響した!
コウモリたちがギャギャギャと騒ぎ出した。混乱は伝播し、無数のコウモリが無秩序に飛び始める。
「この隙に! 全速前進ッ!」
◇
「はぁ、はぁ……」
夜号と雨号は、コウモリが乱れ飛ぶホールから細い水路を抜け、鍾乳洞の最奥部に辿り着いた。
追ってくるコウモリはいない。もはや息も絶え絶えだが、全員無事だ。
「ごめんなさい。さっきは『お兄ちゃん』なんて呼んで……」
「悪い気はしない。そのままでいい」
シグレは笑いながら深紺灯の頭を撫でる。
「それにしても……巻物はどこにあるのでしょう?」
七星は水面の流れを見つめた。行き止まりは澄んだ水を満々と湛えた泉だった。水量が一定に保たれているという事は、泉の水はどこかに流れているということだ。
と、輝夜が泉に飛び込んだ。
「燕三条さん!?」
「泉の先がどこに繋がってるのか見て来るよ。心配しないで、泳ぐのは得意だしね。
ゴーグルはないけど……ま、なんとかなるでしょ」
「お待ちください。私も行きます」
七星もいそいそと着物の裾を縛り、泉に身を浸す。
「これを持って行け。気をつけるんだぞ」
久雨が差し出したポリ袋と引き換えに眼鏡を預けると、輝夜は大きく息を吸って身を沈めた。
七星もそれに倣う。
――じりじりするほど時が過ぎるのが遅く感じられた。
ふたりはなかなか上がって来ない。
皆はありったけの灯りを泉の中に向け、ふたりの帰りを待つ。
息はまだ続いているだろうか。灯りは届いているだろうか。
1秒ごとに焦りが大きくなり、いよいよ最悪の想像が脳裏をよぎったとき。
「ぷはあっ! あったよ!」
輝夜がポリ袋に包んだ黒い箱を掲げ、水面に顔を出した。続いて七星も。
「泉の中に穴があって、壁の向こうに続いていたんです! そこに!」
二人を筏に引き揚げ、みんなで箱を開けてみる。葵が覗き込みシャッターを切った。
「……これは……!」
~ Mission Completed ! ~
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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