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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●ボス猫探し1
そのころ、スミレ色の眼鏡でいつもと雰囲気の違う
佐々 寿美礼
は、
ジェレミア・ベルトーニ
と一緒に春の丘でボス猫を探していた。
「あ……菫」
「綺麗に咲いているね。好きなのかい?」
「はい……名前と同じなので……花言葉は『誠実』『小さな幸せ』」
「君にぴったりだ」
女の子も花も褒めると綺麗になる。はにかむ寿美礼のことを、ジェレミアは落ち着いた女の子だと思っていたが、本来の寿美礼は元気いっぱい、後先考えずに行動するタイプ。しかし今は<チェンジ!すみれスイッチ>で慎重な寿美礼になっている。
「ボス猫は花を食べるそうね」
そういって寿美礼は菫の花びらを一枚、大真面目な顔で口に入れてみる。
「うーん、いまいち……」
「有毒なものもあるから、むやみに口にするのは……って夢だからいいのかな」
ジェレミアは呑気にいうと一匹の白猫に近づいた。
「猫の行方は猫に聞け、って知ってるかい?
猫飼いに知られる都市伝説だよ。でも俺はそれを信じてるんだ」
獣医なのに迷信のようなものを信じているのか、と言われそうだけれど、動物と触れ合う仕事だからこそ、そういうことがあるということを体験的に知っているのかもしれない。
うなんな、と挨拶し、「ボス猫さんを探しているんだけど、どこに居るのかなぁ」と尋ねる。
「日本語でいいの?」
寿美礼が聞くと、ジェレミアはお茶目にウィンクする。
「猫は賢い生き物だから、人の言葉も分かるよ。そして気まぐれに助けてくれると信じているさ」
彼がいうと信憑性があるから不思議だ。
「あの……私も、やってみてもいいかな?」
振り返ると、
遠野 まほろ
と従兄の
淡島 直行
がいた。
ジェレミアにどうぞ、と促され、まほろは猫の前に進み出てぬいぐるみを固く抱きしめる。
「猫さん……私達は、<きみのみかた>だよ」
これがまほろのろっこん。動物に対して自分は安全であるとしめすことができる。
「よかったらボス猫さんのところまで連れてってもらえると嬉しいな」
すると白猫は安心しきった様子で跪き、背中へどうぞ、というように顎で指した。
乗せて貰おう、とまほろが直行の手を引く。
「えっ? ねこの背中って、落ちないか?」
「ねこさんが私を信じてくれたように、私もねこさんを信じるよ。それに……直兄ぃと一緒だから」
怖くないよ、とまほろは言う。そんな従妹に、直行はめっぽう弱い。
「そうか。俺も乗るからしっかりつかまっているんだよ」
まほろと直行が乗ると、猫は歩きはじめる。ジェレミアと寿美礼もそれを追うことにした。
◇
葉っぱを登って花の上から見下ろして。
美しい春の景色を存分に味わって……
東雲 人里
は当初の目的を思い出す。
ボス猫が太っているなら通ったところに道が出来てるかも、と思ったのだ。
窪んでたり草が丸いトンネル状になってたりするかもしれない、と。
「どうですかー?」
地上で待つのは
稲井 いおね
と鳶色彦。人里は目をこらしてあたりを見渡す。
「あっ……ちょっと怪しい箇所を見つけました」
思った通り、背の高い草むらの中を何か通り抜けたかのような跡がある。
三人はそちらへ向かってみる。遠目にははっきりトンネルのように見えたのだが、近づいてみると意外に緑が深くて迷子になってしまいそうだ。
「こんなときはいおねにお任せですよー」
骨マニアのいおねは眼鏡の蝶番を抓み、<レントゲン・ラブ>を発動する。
「いおねのろっこんはレントゲンのように骨が透けて見えるのです!
だからボス猫さんが物陰にいても見つけられる……かもですー」
いおねはボス猫の骨に興味津々だった。ボス猫ならきっと立派な骨格を持ってるに違いない。
と、そこで鳶色彦を見て。
「おおー。ねずの骨格は人間とほぼ同じですねー!」
「な、なんだか恥ずかしいですね」
裸を見られているみたいで、と鳶色彦が照れたとき、込み入った草むらをかき分けて
日向 透
が現れた。
「おや? みなさんもこれに気づきましたか」
透が手繰り寄せた茎の先は、ぶっつりと食いちぎられていた。
透は目を閉じ<Psychometry>でそこから過去の記憶の断片を読み取る。
「この花を食べた猫は、白というよりくすんだベージュ、茶色のぶちがあり、瞳の色は金。
体格はたしかに立派です。これがボス猫なのでしょう」
そのとき突然、
志波 高久
の声がした。
「聞こえるか? 草むらが動いている! 西の方へ向かってるぞ!」
姿は見えないのに、声だけがやけに近く聞こえる。
高久は高台にいた。そこから<心の打鐘>で語りかけているのだ。
「君たちが一番近い。俺がナビゲートする」
おねがいします、という人里の声は高久には届かなかったかもしれない。
だがまるで応えるかのように、言葉が返ってきた。それは、信頼に足る大人の声だった。
「任せてくれ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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