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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●ボス猫探し2
「へーボス猫が元の世界に戻る方法をー?
ボス猫が俺達の世界の猫ならもしかしてここって猫の集会所だったりするのかなー?」
春の終わりの草むらで。
青物 といき
と
壬生 由貴奈
から話を聞いた
初島 優
はそうだったらいいな、と顔を綻ばせる。
「お花を食べるのが好きで、『ぶにゃ~ご』って鳴くそうだにゃー」
「あとデブ猫だってさぁ」
それを聞くと、優は「ん?」と首を傾げる。
「『ぶにゃ~ご』って鳴くデブ猫ー? なんかそんな猫の事聞いた事があるような……」
「え! ほんとかにゃ!?」
「ええと、ああそうだ! ホラー愛好会が花見した時に乱入して来たっていう猫ー!
確か
ボン太
だったかなー? 参道商店街のボス猫ー。
銭湯の女湯に乱入したり大変だったって言ってたっけー!」
「へえ、その猫が好きそうな場所とか分かる?
どうせダメ元だからさぁ、そういう場所があれば待ち伏せしておくのも手かもねぇ」
由貴奈の言葉に優はまた記憶を手繰る。
「もしそのボン太だとしたら、綺麗好きで銭湯に入り込む位だって話だし水浴びとかしてるかもー」
「――秋の小川!」
三人は声を揃える。ともかく行ってみようということになった。
優は猫鳴館での作業や山歩きに使っている鉈「竹取」を振り回す。邪魔な草はこれで薙ぎ払って行けばいい。
◇
すべては、
行梨 謡
が眠っている間に起こっていた。
巡回を終えたデブ猫はいま、心安らぐねぐらに帰り着き、やわらかい枯草で出来たベッドにその身を横たえる。その背には幸せそうに涎を垂らす謡の姿が。
風に乗って花の香りがする。
デブ猫はそれに気づき、くんくんと匂いを嗅ぐとひとつ、『ぶにゃ~ご』と鳴いた。
「いました!」
草をかき分け<風神(かざかみ)>で花の香りを送っていた人里が顔を出す。
鳶色彦と日向透も。いおねが眼鏡の蝶番を摘まんでにやける。
「うわぁ! これがボス猫さん!? 本当にライオンみたいな骨です……かっこいい!」
その猫は透が言った通り、くすんだベージュに茶色のぶち。金の瞳を細めて眠たそうに欠伸する。
日月先生の推理通り、ボス猫にはテリトリーとねぐらがあった。
そして、謡がたまたま乗ったデブ猫こそ、巡回していた隠れ里のボス猫だったのだ!
「高久さん、ありがとうございます!」
人里は遠いところから自分たちをナビゲートしてくれた高久に見えるよう大きく手を振る。その声は高久には届かなかったが心配ない。
空野 咲良
や
日月 透
を連れ、じきやってくるだろう。
にゃあお、と控えめな鳴き声とともに白猫が姿を現す。
「この猫がボスねこさん……?」
まほろと直行、それからすみれとジェレミアだ。
「まさか、当たりとはねぇ……」
草陰に忍んでいた由貴奈が顔を出した。
優は、途中で出会った
森 蓮
と連れ立っていた。
「ボス猫さんは花が好物だそうですね。同じ菜食主義として親近感を覚えます」と蓮はいった。
生真面目でマイペースで、独自の価値観を貫く蓮の姿勢は、この不思議な世界にあっても健在であった。
「人と猫の違いはありますが、ボスとして統治している方ですから、礼儀を弁えましょう」
するとといきは普段のにゃーにゃー言葉を封印して礼儀正しくご挨拶。
「初めまして、私達は寝子島という島から来ました」
「ええと……ボン太さん、でいいのかなー?」
優が尋ねると、ボス猫は『俺の名前を知っているのか』と言わんばかりに嬉しそうにぶにゃ~ごと鳴いた。
――参道商店街のボス猫ボン太とこの隠れ里のボス猫ボン太がまったく同一の猫なのか、という問題については明言を避けておこう。しかし、この二匹はとてもよく似ており、鳴き声も名前も同じであるという事に間違いはなかった。優の推理は、ほぼ当たっていた、ということである。
あとはこのボス猫に四季の花を捧げればよいのだ。
「他のエリアのみんなを呼んでくればいいのかにゃ? よしっ、ひとっ走りするにゃ」
陸上部で長距離専攻のといきが駆けてゆくのと入れ違いにひょっこり顔を見せたのは
白鞘 昴
だ。
「あれぇ~? みんなこんなところに集まって何してるの~?」
かくかくしかじか話を聞くと、昴はポケットから右手を抜き何かを投げる仕草をした。するとその手にはいつの間にかチョークが握られているではないか。もちろんマジックではない。昴のろっこん<白弾(しらたま)>である。
「あ、やっぱりチョークも小さくなってる。ボス猫さんに礼儀を尽くすなら、これで絵を描いて、素敵に飾った祭壇を作ったらどうかなあって思ったんだぁ。ほら、このへんは川の傍だから、つるつるして平たい石も多いし、そういうのに色々描けそうかなって」
「いいですね。私達の気持ちが伝わりそうです」
蓮はそういうとチョークを受け取る。
「みんなもどうぞぉ」
昴は次々チョークを出して、手伝ってくれる人に手渡した。
ボス猫は、人間たちがあれこれやっている様を穏やかな表情で見つめていた。
ぐっすり眠る謡の隣で、由貴奈もごろんと横になる。
「なかなか疲れたねぇ。ちょっとこのまま、昼寝したいな……」
とろりとろり、由貴奈も眠りに落ちてゆく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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