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甘味処、神楽。新メニュー考案会と試食会のお知らせ
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四人掛けの座敷席を取れたのは僥倖だったと、
千鳥 雅人
と
御剣 刀
は互いに言った。
丁度運良く、退店したグループの席が空いたため、すんなりと座ることができたのだった。
「あんまり席がないんだね~」
と、のんびりした様子で雅人が感想を漏らした。
それに同意して刀は何を食べようかと提案する。
「そうだねー、俺はあんこをたっぷり使ったお菓子を試食したいなー」
「それなら、あそこにあるくず餅と抹茶ケーキに苺ソースがかかった物を食べようかな」
店内を見回して、二人とも食べたいものを決めると取りに行く。
刀はついでに買って帰るためのお菓子も吟味をしておいた。大福が幾ばくか残っているようだし、それにしようと決めて席に戻ろうとしたところで、今来店したばかりの
小山内 海
をみつけた。
きょろきょろとあたりを見回して席が埋まっていることに気付いた海は、どうしようかと悩んでいたようだった。
「小山内も来てたのか。嫌じゃなきゃ相席するか?」
刀が声をかけると、海は驚いたように小さく飛び上がった。
声の主が誰か分かるとすぐさまクロッキー帳を開き、
『うん』
と、文字を書き意思を伝えた。
そして席に座る。まだ品物を何も選んでいない海の目の前に器に盛られたプリンが置かれた。
海が顔を上げるとそこにはカボチャの被りものをした人がいた。
「サービスダ。頑張レヨ」
『つくよみちゃんなにやってるの?』
「月詠? 誰だいソレハ。私はジャック・ド・サンタ」
いい加減なことを言って海を煙にまこうとする月詠だったが、時既に遅し。
席に刀と雅人が戻ってきた。
「わー、カボチャのお化けだー」
「旅鴉何やってるんだ?」
アホ毛をぴょこぴょこ揺らす雅人とは対照的に、刀は呆れたような声をだした。
月詠の奇行は友人知人達にとって慣れっこである。
友人二名から迫られ、他一名から好奇の目を寄せられ月詠はしょうがなく被り物を脱いだ。
「友人達に自分の作品を売り込みに来たまでさ」
言うや否や、月詠は自分の作ったケーキとプリンをテーブルに置くとすぐさま厨房に引き返していく。
友人達が見えたから顔見せだったのだろうと勝手に思い、三人は同席して各々選んだ物をつまみ出した。
「うーん、これ美味しー! 上品な甘さでいいなあ。刀くんが選んだのも美味しそうだなあ。……ね、ねえ、半分こしないー?」
「俺もそう思っていたところだ。やっぱり色々楽しみたいもんな。こっちのも美味かったよ」
雅人の提案に刀は同意を返す。
半分に割ったまんじゅうと半分に切った抹茶ケーキを交換する。
その様子を海は、隣からじっと見ていた。けして羨ましいとかそういう思いはちょっとくらいしかない。
何より、刀の食べているケーキ自体に見覚えがあった。
「小山内も食べるか? 美味いぞ」
一口大に切り分けられた抹茶のケーキを差し出され海は戸惑った。
いわゆるあーんというやつだったり、間接チューとかいうやつだったりするからだ。
紅潮する頬を隠すこともせず、海は恐る恐るそれを口にした。
ケーキを味わうことで疑問は確信に変わる。
どうだという刀の問いに、美味しいという意味を含む首肯を返し、海はクロッキー帳に一筆。
『たべたことあるあじ』
食べたケーキは味わったことあった。
それに確かにと刀も頷いた。
「この苺ソースとか絶対あいつだろうな」
「何々、知り合いでもいるのー?」
「ああ、まだ確信ではないけど」
「そっかー、こういうこともあるんだねー!」
表情柔らかく刀は雅人に言った。
雅人もまるで我が事の様に嬉しそうにしている。具体的にはアホ毛が動物の尻尾のようにみょんみょん揺れていた。
そうしていると、ケーキの補充にやってきた舞が姿を見せる。
「やっぱり舞だったか」
刀の呼び声にどうやら向こうも気付いたようで、ケーキの補充を手早く済ませると、小走りで寄ってきた。
「御剣さんに海さんも! お隣の方はお友達でしょうか?」
「俺は千鳥雅人だよー。よろしくねー!」
「橘舞です、よろしくお願いしますね」
簡単に自己紹介をし終える。
そして、そわそわと落ち着きのない様子で、舞は刀の皿に乗っている食べかけのケーキを見つめていた。
『ケーキおいしかった!』
「そ、そうですか?」
めざとくその様子に気付いた海が簡潔に感想を書く。
嬉しそうに聞き返す舞に、海はこくこくと頷いた。
「ああ、美味かった。あいつと似た味がしたよ」
「ありがとうございます。張り切って作った甲斐がありました」
舞はふわりと微笑んだ。
よほど嬉しかったのだろう、暫くの間テーブルにお邪魔し、世間話に華を咲かせていた。
『つくよみちゃんにもおいしかったってつたえて』
「はい、しっかり伝えておきます」
そんなやりとりをして舞は厨房に戻っていった。
待ち客も増えてきた頃合いを見計らって、三人は席を立つことにした。
「うーん、どれを買おうかなあ。どれも美味しそうだなあ」
雅人は持ち帰るための物を品定めしているようだ。
一風変わったお菓子を探してはいるのだが、普段販売しているのは、ごく普通の和菓子だ。
「すみませーん、試食会の方で持ち帰ってもいい物ってありますかー?」
食器の片付けをしているエクルを捕まえて雅人は聞く。
それにエクルはレジに持ってきてもらえれば持ち帰ることもできるという旨を伝えると、雅人は嬉しそうに試食の品を選ぶ。
ようかんやまんじゅうといった純な和菓子はここで食べたから、やっぱり目新しさを優先した品物を選びたかった。
「試食会に参加できなかった皆にも美味しさを伝えたいなあ」
「俺もそう思う。無理かもしれないけれどレシピを聞いてみるか」
刀と雅人は、試食会に出ていた品物のレシピをもらえないか交渉して、レシピをもらうことができた。
詳細に書いてある物もあれば、ざっくりとしたことしか書いていない物もあった。
そのうちいくつかは何となくで作れそうな物だったので、二人はやってみるかと言い合った。
『これおいしいとおもったもの』
海は自分が食べた中で美味しいと思った物をリストにしてエクルに手渡した。
最後に全部商品になればいいなあと個人的な感想も添えてだ。
ありがたく受け取って貰え、海は最後に一礼して店を後にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
来宮悠里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月05日
参加申し込みの期限
2014年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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