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甘味処、神楽。新メニュー考案会と試食会のお知らせ
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「わっ、もうこんな時間」
雰囲気と試食品を味わいつつ、気付いたことをメモしていた聖は時計を見て驚いた。
食べ過ぎてしまったなと思う反面、美味しそうなお菓子がずらりと並んでいたら仕方ないだろうと自分を納得させる。
食べ過ぎた分は夕方の修行を精一杯頑張ろうと心に決めた。
「でも、大福も食べたいですね」
うーんと唸って聖は考えた。そして、休憩中に食べる分は別にいいのではないか思い至り大福とお土産をいくつか買って、
「ごちそうさまでした。どれも美味しかったです。でもやっぱり神楽さんの所のお菓子が一番美味しかったですよ」
「ありがとうございます。これ、おまけしておきますね」
エクルからおまけをつけて貰い、聖は上機嫌で店を後にした。
ただ、相変わらず美味しい神楽のお菓子なのに、お店に来る人たちの様子が違ってきているのは謎のままだった。
・ ・ ・
試食会も盛況のうちに終了し、ぽつぽつとお客さんも減りだした。
時刻は午後六時を回り、商品は殆ど捌けてしまった。
新メニューを考案してくれた人たちに細やかながらお土産を持たせ、エクルと結依は帰って行く人たちを見送った。
「お疲れさん」
最後まで店に残ったのは秋だ。
配膳や食器下げといった雑用を手伝ってくれて大変助かった。
「秋さん、今日はありがとうございました」
「どってことないよ。さて、お客さんも居なくなったし、私の目的を果たしましょうかね」
よいせっと居住まいを正し、秋は射竦めるようにエクルを見定めた。
事前に話を聞いていた結依は席を外した。自分が聞いていい話ではないし、何がどうあれ自分にどうしようもできないことは分かっていた。
エクルは何だろうと言った様子で秋の言葉を待った。
「誰かも言ってたけどさ、伝統を守るのもいいけど、伝統なんてやってれば勝手に出来上がる物よ」
秋の言いたいことは痛いほど理解できた。
だからといってはいそうですかと、頷くことのできる言い分ではなかった。
それはゼロから自分の力で始めた人の言葉であって、エクルのように引き継いで始めた人の言葉ではない。
「言いたいことはわかります。ですが、それは秋さんの考えであって、私の考えとは違います」
強い口調だった。
それに秋はふうんと値踏みするようにエクルの次の言葉を待った。
「やっていれば勝手に出来上がる、確かにそうです。でもそれは一からやった場合です。このお店は違います。オーナー神楽の店なんです。既に伝統があるんです。私が請け負ったからといって、すべて自由にしていいという訳ではないです。確かに自由にしていいとオーナー神楽からは言われていますが、私はこの神楽の味を守った上で色々な人に食べて貰いたいんです」
「……それが店を潰すことに繋がるとしても?」
その突拍子もない秋の物言い、エクルは気勢を削がれた。
秋からすれば当然の帰結であったが、エクルにはその言い分が理解できないでいた。
「まあ分からないだろうね。こちとら両親が旧市街で一回失敗してるんだ。だから覚悟が違う。あんたは店を運営する……いや、和菓子にかかわる覚悟はあるかい?」
「あります。あるに決まってます」
即答だった。
無ければ店を畳むといった時点で新しい職を探している。
あるからこそこうやって店を継いだのだから。
真剣な眼差しに秋はふっと息をつくと、
「そうかい、そこまで覚悟がしっかりしてるんじゃあ私から言うことはないね!」
ますます気に入ったと言う様子で、呵々と気前よく秋は笑う。
それから暫く秋はエクルに自身の経験に基づいた話をした。
なぜエクルがこのような催しを開いたかの理由も聞き、それに対して、神楽の味自体は変わっていないことを伝え、客が離れたのは代替わりの一時的な物だと教えてあげた。
それでもし、自分で新しく何かを作るのであればアドバイスは惜しまないとも。
「いいかい、エクル。向上心無くして発展はなし。挑戦と遊び心、何より和菓子に対する“執着心”こそが大事なんだ。覚えときな!」
「ありがとうございます。秋さん」
親身になって話をしてくれた秋に礼を言う。
話が一段落ついたところで、ひょっこりと結依が顔を出した。
「お、話終わったみたいだねー。それじゃさ、新メニュー決めようよ! 折角だから秋ちゃんも一緒に-!」
その提案に秋とエクルは小さく笑みを零す。
そして、ああでもないこうでもない、ここはこうアレンジすればいいのではないかと話をしつつ、夜が更けていった。
――<甘味処、神楽。新メニュー考案会と試食会のお知らせ 了>――
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あとがき
担当マスター:
来宮悠里
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。執筆担当の来宮です。
大変お待たせいたしまして申し訳ございません、楽しんで頂けたら幸いです。
体を壊してしまい、長期の療養が必要なためマスター業は暫くお休みさせていただきます。
あわせて、今回は個別コメントがありません。リアクションをもってかえさせていただきます。
手短ですがこれにて。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
来宮悠里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月05日
参加申し込みの期限
2014年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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