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「あー、あっちぃー……」
日は既に水平線の彼方に、沈みかけている。
燃える様な赤が真っ直ぐ差し込んで、目に染みた。
新江 天懸
は180センチの長身を投げ出して、どっかりと公園のベンチに腰掛けた。
脱色した髪に、ジャージスタイル。ジャラ付けしたピアスと、目つきの悪さからは想像し辛いが、これでもまだ14歳の多感で不安定な年頃の少年だ。
ぺたりと肌に触れたベンチは、中途半端に生暖かい。
期待した硬質な冷たさが感じられ無い事は、分かってはいたものの、裏切られた気分で天懸は舌打ちした。
汗で貼り付いたジャージの胸元を、乱暴に揺すって風を送るが、これも気休めにしかならなかった。
追い討ちをかけるように、ジワジワと蝉の鳴き声が聞こえてきた。
「あー、蝉ってまだ死に絶えねーのかよ、うっぜーな!」
反射的に鳴き声の聞こえる方へ向かって、怒鳴ってみるものの止む気配はない。
「畜生、ジジイのせいだ!」
むしゃくしゃする感情のままに、天懸はサンダル履きの踵で、地面を何度も踏みつける。
思い出すのは、今朝の事。
両親の離婚後、問題行動が切欠でこの島に移って来た天懸には、ここでの暮らしがどうしようもなく退屈だった。
だから隙を見ては、ろくに学校も行かず神奈川の繁華街に出向いてはナンパに勤しんでいたのだが、下宿先の親戚は何かと天懸の生活態度に口を出してきて。
今日も運悪く機を逸して、逃げ損ねてしまった。
そんな詰まらない日々の積み重ねのお陰で、勉強嫌いの不良を気取っているのに、夏休みの宿題もほとんど片付いている始末。
「お笑い種じゃねーか」
苛立ちを隠そうともせず、天懸は吐き捨てた。
「ケッ、こんなちっさい公園しかないような、ボロい町で一日過ごすとか最低最悪だぜ。
あー、夜になったら出かけっか……」
毒づきつつ、これまでに知り合った顔と名前の一致しない女性達の所へ、片端から電話を掛け始めた天懸の視線を、ボブカットの黒髪も軽やかに可愛らしい少女がふわりと横切っていった。
小柄だが高校生くらいだろうか?
ヒュゥ、と口笛を吹くと、天懸は通話を強制終了する。
すぐに立ち上がり彼女の後を追いかけて、公園の茂みに向かって屈みこんだ少女に声を掛けた。
「よぉ姉ちゃん、可愛いねー。どっか涼しい所に入って、茶でもどうよ? 喉乾いちまってさぁー……」
「はい?」
少女が顔を上げる。近くでよく見れば、きめ細かい肌に、愛らしい顔立ちが際立つ。
気を良くした天懸だったが、その足元で構われている仔猫に気付いて、足を止めた。
その生い立ちゆえに、人間以外の生き物は嫌悪していたから。
笑顔から一転、引きつる天懸の視線を追って、少女――
綾辻 綾花
は微笑んだ。
「可愛い猫ちゃんですよね。ほんの何日か会わないだけで、随分大きくなりました。メモを更新しなくちゃ」
マイペースにメモ帳を取り出す綾花に、呆気に取られていた天懸だったが、綾花の関心を猫から自分に奪い返したくて、口を開きかけた。
「そんな猫なんかより、俺と――」
「あ、そうでしたね。ごめんなさい」
お、脈アリ?
一瞬、舞い上がりかけた天懸の前で、綾花は水筒から予備のカップにお茶を満たして差し出した。
「はい、良かったらどうぞ。まだ冷たいですよ」
熱中症になったら大変ですからね、と純粋に気遣う彼女を突っぱねられず、天懸は厚意を飲み干した。
「そう言えば」
「あ?」
渋い顔で口を拭う天懸に、綾花は小首を傾げる。
「初めてお会いしますよね? この辺りにお住まいなんですか?」
「ああ――」
二人は互いに名乗りあった。
結局。ナンパにすらならず、綾花は夕飯の支度があるからと帰ってしまった。
新たなターゲットを探す天懸だったが、これまた偶然遭遇した
猫屋敷 姫
(こちらもタイプは違うが、とてもキュートな少女だった)は、どこから出したのか定かではないピコハンを振り回して、ヤブ蚊と戦っており、半径2M以内に入り込む隙が皆無だった。
「このゴミ虫、ゴミ虫! 耳元でしつこく飛ぶんじゃねーですし、氏ね氏ね氏ね――ッなのです!!!」
「うわああああ、落ち着け!!? アブねー、そんな事より、俺とッ!!」
ピコッ!!
そんな姫と天懸が、後に
夏休みの宿題会場
で、再会を果たすのはここだけの話。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月20日
参加申し込みの期限
2014年08月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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