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あつくてあつくて
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◆
ネコネコ動画にて、舞華の不定期の生放送が始まった。
「えー暑い中皆様如何お過ごしでしょうかー」
まあ、と肩をすくめ、
「コレ聴いてる時点でHIKIKOMORIが大半でしょうが」
『それもそうだ』、とか、『うるせー』、とか。そんなコメントが画面を流れる。
ネコネコ動画の生放送、わざわざ出先で見る人間もそうはいないだろう。
「エアコン効いてない部屋で、暑い暑いいいながら視聴している皆様にお送りしております」
――お送りしよう、日本の涼というものを。
おもむろに流し始めるは、日本的(?)な涼の取り方の映像。
町中でもよく見る、朝の打ち水から始まり。
扇風機。
「風を直に当てるより、窓の外に向けると空気が循環されてちょっと涼しいかもしれません」
風鈴。
『風がねーよ』
「風がないなら、扇風機を使いましょう」
颯爽と実演。扇風機の風で、風鈴が涼し気な音を舞華とリスナーの耳に届ける。
扇風機自分に当てた方がいいような気が、しないでもない。
次は、桶に氷水を入れて足をつけるやり方。ヒンヤリ気持ちいいのだけど、足を付けられる桶が一体どの程度あるのやら。
「そうそう、涼しい場所は猫が知っているそうですよ? だから猫を探してみるとか」
御主人から聞いた話である。もっともHIKIKOMORIの皆さんにはあまり関係ないかもしれない。
最後に紹介するのは、冷房を使う以外で一番効果のありそうなやり方。
すなわち、冷たいものを食べる。
「定番はかき氷とかアイスですね。さて、ここで――」
画面の死角から引張だすのは、
「冷やし中華と塩水ようかん作りましたのでドン」
冷やし中華と塩水ようかんの器。ドーンとよく見える場所に置く。めっちゃ美味しそう。
時刻はそろそろお昼時、ちょうどお腹のすいてくる頃合いだ。
つまり飯テロである。
コメント欄が、ダメージを受けたネットの民の叫びでうめつくされた。
◆
考えることは皆同じ、ということか。冷房の効いた店内には、涼を求めた客が大勢。
たまたま空いていた奥の席に、二人は陣取った。窓が遠いこともあって、外の様子が嘘のよう。
「さすがに店の中は涼しいな……」
そんなことをぼやきつつ、パラパラとメニューをめくる。
「私はクリームソーダを。零葉は何にする?」
「じゃあ、私は抹茶パフェを……」
そうして運ばれてきた品を口に運べば、冷たさと甘さが身体に染みる。
「……美味しい。暑さが吹き飛ぶな」
「暑い時は冷たい甘いものに限りますね……」
二人の口元が、自然とほころぶ。身体の中から広がる冷たさをしばし堪能。ふと、久雨がひとつ思いついて、
「……一口食べてみるか?」
抹茶パフェに夢中になっていた零葉は、一瞬遅れて反応した。
「……あ、私にですか?」
いいんですかと問う彼女に、
「構わんぞ。ほら」
一口分のクリームソーダの乗ったスプーンが差し出された。意図してかせずか、「あーん」の格好だ。
「……あーん」
口の中に、炭酸のはじける爽やかな感覚とアイスの甘く冷たい味が広がった。美味しいです、と目尻を下げた零葉の様子に久雨が微笑む。
「ふふ……じゃあ私もお返しに……はい、あ~ん……」
そんな彼女に、零葉も抹茶パフェをひとすくい。「お返し? 私にもか?」と言うのに頷き差し出す。
「ん……うむ。これも美味しいな」
濃厚な抹茶の味と、上品な甘み。
こんな甘さと冷たさの分けあいっこができるのは、暑さのおかげと言えなくもないかもしれない。
◆
「暑いですね……。汗が止まりませんの」
照りつける太陽を見上げ、
北条 冬華
は呟いた。
こういう時は、スポーツセンターのプールにでも行くのがいいかもしれない。
スクール水着にタオルを鞄に入れ、でかけることにした。暑さ対策のスポーツドリンクも忘れずに。
スイカを一玉貰ったけど、一人で食べきるのは流石にキツイ。
せっかく新鮮なんだし、美味しいものは分かち合うべきだ。
というわけで、
御剣 刀
は半分に切ったスイカを携え、
エヴァ・ブランシェ
の家へと向っていた。
その途中、冬華と出くわした。タンクトップにホットパンツ、涼しげだが健全な青少年にはこう、困る格好である。
「おう、こんちは北条」
「こんにちは、刀さん。あら、美味しそうな西瓜ですね」
「……」
胸でたわわに実ったスイカがバインバインですよ奥さん。つい、スイカと冬華を見比べるような視線の動きが。
悲しいかな健全な青少年のサガである。
「……?」
小首を傾げる冬華に気付き、刀はごまかすように咳払い。
「今からブランシェの家にスイカを持って行くんだけど、北条も来るか?」
流石にあいつ一人でこの大きさはキツイだろうし、一緒に食べれば良い。
「せっかくですし、一緒に行きましょう」
ほんの少し考えるような素振りを見せた後、冬華はそう答えた。
一人でプールに行くよりは、皆で涼んだ方がきっと楽しい。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月29日
参加申し込みの期限
2014年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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