とある土曜日の午後、
エヴァ・ブランシェはへばっていた。
「暑いわ」
窓は全開、扇風機はぶんぶん、すでにアイスを1カップあけ、氷枕を背中に敷いて。
なのに染み出てくる汗はなんだろう。
風鈴はりん、とも鳴らない。そのかわり、じーわじーわと押し寄せる蝉の声。
扇子に書かれた四字熟語は「九夏三伏」。
すなわち、あつくてあつくて、である。
「暑い、暑い、暑すぎる! ああ、こんなとき、日本人なら……!」
スイカを切ろうか、くずきりがいいか。
打ち水しようか。
海やプールに行くのもいいかもしれない。
「……ああ~、とにかく暑いわ。誰か! 夏をどうにかして!」
暑いです。夏ですから。
皆様こんにちは、風雅宿です。
今回お届けしますのは、
車のボンネットで目玉焼きが焼けるくらい、あつくてあつくてたまらない
とある夏の土曜日を描くフリーシナリオです。
おひとりで、お友だちと、涼を求めてもいいですし、暑さを楽しんでもかまいません。
どうぞお好きなことをしてお過ごしください。
・学校のプールは解放されています。寝子高生は自由に出入りできます。
・寝子島海岸でも泳げます。砂は焼けるように熱いですが真黒く日焼けできます。
・図書館にはクーラーが入っています。勉強したい方はどうぞ。
・ご自宅や知人宅、寮が一番快適、という方もいらっしゃるでしょう。どうぞ。
・アイスを食べたり、スイカを食べたり、そのほか夏らしいこと、どうぞどうぞ。
とにかくあつい夏の日を満喫できます。
ご参加お待ちしております。
GAを組まれる場合、「キャラクターの行動・手段冒頭」に
「GA【GA名】」をお忘れなく!
誤字にはお気をつけ下さいませ!