あつくてあつくて｜リアクション

あつくてあつくて

◆
――翌朝。
「咲ちゃんただいまー」
久良木宅での妹トークの末に華麗なる朝帰りをかました姉を、
「秋姉さん、どこをほっつき歩いてたんですか……？」
腕組をして仁王立ちした妹が出迎えた。
「ちょっとお客さんと盛り上がっちゃって」
「ちょっとじゃないでしょ！？　もう朝よ！？　とにかく、朝ご飯今から用意しますから！」
朝ご飯の準備をしながら、、ぶつくさと説教を垂れ流す咲。
そんな妹の後ろ姿に、
「咲ちゃん心配してくれたの？　お姉ちゃん嬉しい！」
秋はぎゅーっと抱きつく。
「し、心配なんかしてません！　っていうか危ないからやめてください！」
「んもー、咲ちゃんったら照れちゃってー」
しっかり抱きついたまま、ふーっと耳に息を吹きかける。一瞬、びくぅと咲の身体が

震える。
次の瞬間、耳元まで真っ赤に染まる。
「照れてもいません！　とにかく離れてください朝とはいえ暑いです！」
「ああもう、咲ちゃんったらホント可愛いんだから！」
ツンデレればツンデレるだけ、ますますぎゅーっと抱きしめられる。
「も、もう……！　ご飯が作れないじゃないですか！」
照れ隠しの叫び声が、早朝の萩屋に響くのだった。

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あとがき

担当マスター：風雅宿
ファンレターはマスターページから！

真夏日って毎年何をして過ごしてたっけなあ、なんてことを思いました風雅です。

どうしようもなく暑い夏の一日、お楽しみ頂けたなら幸いです。

……いやあ、夏って青春のタイミングですね、ええ。僕は燃え尽きました。

こほん。

皆さんが残りの夏のらっかみ！タイムを楽しく過ごせますことを！

それでは、失礼致します。

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