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寝子島少年科学団の、寒い夏
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【この白衣にかけて】
「あ、あのぉ……それれ、れすね?」
しばしの歓談の後。控えめに手を上げたのは、
雪乃宮 心花
です。
「できれば、そろそろれすね、へくちっ! ……この寒さを、へぷちっ! とめへいたらけないれしょうか~……はぷしゅっ」
くしゃみです。
身体の弱い心花ちゃん。すっかり風邪を引いてしまったらしく、身を抱えてぶるぶると震えています。可愛そうに、ろれつも回らない有様です。
「んだなー。爺ちゃんたちのやりてえ事は分かったけども、今回ので、動物や植物が、すっげぇ迷惑被った……ってのは、忘れねえで欲しいっちゃ」
鈴野 海斗
も、神妙な顔でお爺さんたちに言います。確かに、降り積もった雪はいずれ融けて水の流れになり、ヘタをすれば、ふもとに大きな被害が出てしまう……なんてことも考えられるわけで。
海斗の言葉に、お爺ちゃんたちは、顔を見合わせると。
「いやぁ……まぁ、なんじゃ。あれじゃな。ワシらも、そうしたいのはやまやまなんじゃが。なあ、アインシュタイン」
「うむ。そうできりゃあ、とっくにやっとるちゅうか……あれじゃ、悪いのは、ぜーんぶエジソンのやつなんじゃ」
「なにおう? ワシはなぁ、夏の寝子島の厳しい暑さに、イモムシのようにのたくっとるだろう、お前らのためを想ってだな……」
「あー、ストップストップ!」
両腕をブンブンと振り、ストップ! をかけたのは、
伊賀 解理
です。
白衣仲間? ということで、少年科学団ともさぞかし気が合いそうな彼女……と、思いきや。
「つまりは、こんな大惨事を引き起こして置きながら。あなたたちは、止め方も分からないと……?」
「大惨事って、お嬢ちゃん、そりゃちょっと大げさちゅうもんで……」
「ええい、黙らっしゃい!」
相手が少女と見て、真っ先にとりなそうとするコペルニクスさんを、びしり! と指先一つで制し、
「同じ、白衣を着る者として! 他人に迷惑をかけるとは、僕が許さないぞぉ!!」
解理は、高らかに言い放ちました。
自分より何回りも年下のお嬢さんの剣幕に、たじたじな少年科学団。しゅんとしながら、いや、まぁ、その。なぁ? これには色々と理由が……ぶちぶちぶち。と、小声で言い訳をたらたら。
「おっと……これはマズイね」
そんな折、ふいに席を立ち、小屋の扉を開いて外へ出たのは、
旅鴉 月詠
です。その手には、先ほど彼女のろっこんにより、件の『電磁冷却砲』を封印しておいた、あの絵がありました。
薄っぺらい絵は、もはやがたがたと音がしそうなほどに震えていて、がちがちに凍りついた紙の冷たさに、思わず月詠が手を離した……その瞬間。
ぼんっ!
封印から解放された『電磁冷却砲』が、抑圧されていたストレスを思い切り解き放つように、再び、全力全開で冷気を発し始めました。
あっという間に巻き起こる吹雪は、びゅおおおおお、と、開け放たれた扉の中にも入り込み、山小屋の中を吹き荒れます。
「うわ、セッセンパイたち、大丈夫っすかー!?」
「さっささ、さっさっ、さむいのん……」
「よ、よーたをさっ寒さっから、まっまもるぞ……」
思わず、まるで子犬のように身を寄せ合う
六月一日宮 檸檬
、
榊 彩斗
、
呉井 陽太
の三人。
そんな、がちがちと震える仲間たちの姿に、立ち上がるのは。
「このままでは、きっと九夜山だけでなく。そう、きっと……『彼』にも、被害が及ぶことになる!」
解理はきりりと顔を引き締め、再稼動を始めた『電磁冷却砲』へ向け、すっと両手をかざします。
「そんなことは、断じて許さん! この寒さも、雪も風も吹雪も……何もかも貫いて、ぶっ飛ばーすっ!!」
きらり、メガネがひとつ、輝くと……。
彼女のろっこんが、心に秘めた『彼』への想いが、今、桃色のまばゆいビームとなって、解理の掌からびびびーっと迸り……!
どっかーーーん!!
……衝撃に、もうもうと舞いあがった雪煙が晴れてみれば。
そこには、ハタ迷惑なあの機械は、影も形も残さずに、吹っ飛んでしまっておりました。
……恋って、すごい!
「ああっ、ワシの『電磁冷却砲』がー!!」
悲しみに暮れるエジソンさん。彼に暖かい言葉をかける人は、残念なことに、一人もいませんでした。
「おお……や、やるのう、おぬし!」
アインシュタインさんとコペルニクスさんは、訳も分からないままあっという間に問題を解決してしまった解理を、口々に褒め称えます。
「どうじゃ、おぬしも、我らが寝子島少年科学団の、名誉会員に加えてやってもよいぞ? 呼び名は、そうじゃな。フランクリンとかどうじゃ?」
「いいから、反省しろぉ!!」
……と、まぁ。そんなこんなで、夏の寝子島を騒がせた、迷惑な雪山騒動は、ひとまずここに解決と相成ったようです。
めでたしめでたし!
「くっ……なんちゅうこっちゃ、ワシの可愛い発明品が……ええい見ておれよ、次はもっと、あっと驚く発明を拵えてやるからのう……!」
……めでたし?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月28日
参加申し込みの期限
2014年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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