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【いきなりですが、ちょっと一息。】
山のふもとからいくらか登ると、いよいよ積もった雪の量も増えてきて、あたりの緩やかな斜面は、ちょっとしたゲレンデのようです。
「呉井センパイに、榊センパイ……っすね。俺一人じゃ登れねーかもって思ってたんで、助かるっす!」
「おー。よろしくねぃー、れもん君」
慣れない雪山に苦労していた
六月一日宮 檸檬
に声をかけたのは、
呉井 陽太
と
榊 彩斗
、仲良しコンビの二人でした。にっこり笑顔で迎えた陽太の横で、彩斗も、こくこくとうなずいています。
三人は、同じ桜花寮の寮生同士。ルームメイトである陽太と彩斗は、遠目から檸檬を見かけたことはあったものの、こうして会話を交わすのは、何だかんだで初めてだったりします。
ところで、そんなれもん君には、少々、気になるところがありまして。
(……何だか俺、二人の邪魔してるような)
見れば陽太の背中には、彩斗が、一寸の隙も無いほどにぴったりとくっついているのです。
「……よーたを、さむさから守るぞ……安心しろ、よーた」
とは、彩斗の談。本当に仲の良い二人です。
しかしながら、過酷な雪山登山のこと。ただでさえ滑りやすい斜面に、こんな風にくっついていたら、身動きが取れないんじゃあ……? なんて、檸檬が考えていましたら。
「あやとー。あんまりくっついてたら、転んだときに危ないから。ちょっとだけ離れてねぃ」
「…………」
陽太が後ろを振り向いて何気なく言うと、彩斗くんはしゅんとして、実に寂しそうな表情を浮かべました。捨てられた子犬のようなその顔に、思わず、きゅん。
「ま、まぁまぁ! 早速登りましょうよ、センパイ!」
まだまだ、先は長いのです。切り替えの早い檸檬は、まぁいっか! と、二人の間に割って入り、明るく促します。
「ん……わかった。よろしくな、ほずみや……」
「このまま降り続いたら、雪崩が起きるかもしれないもんなー。頑張ろうねぃ」
何はともあれ、三人は、さくさくと雪を踏みしめ、斜面を登っていきます。
彩斗は密かに、ぐっと拳に力を込め、心の中で誓いました。
(よーたを寒がらせる、わるい何かが、ここにはある……俺が、解決してやるからな、よーた……!)
きりっ!
「ふへえ……」
きらきらと瞳を輝かせながら、
澪乃 澄佳
は、目の前の光景に見入ります。
「本当に、雪だぁ……! ひんやり涼しい空気が、気持ちいいわぁ」
彼女もまた道産子、寒さには慣れっこ。いつもの夏服に、ジャージの下と冬靴、それに手袋を履いただけという軽装ですが、何だかもう生き生き、元気いっぱいでありました。
「ようしっ、今日は、いっぱい遊ぶべさー!」
おー! と、そんな彼女が取り出しますのは、何やら、丸い球状の缶。ぱかっと真ん中から開くと、その中へ、持ってきた食塩に、生クリームにバニラエッセンスなどなど。それに、かき集めた雪を投入しまして、ガムテープをぐるりと巻いて密閉したら、ボールの完成です。
……なんでしょう、これ?
「後は、30分くらい、蹴ったり投げたりしてたら……アイスクリームの完成だべさ!」
そう。澄佳が用意してきたのは、雪上で作れるアイスクリームの材料なのでした。材料を投入した後は、しばらく振ったりなんだりしていれば、そのうちアイスクリームができてしまうのだそうです。すごい!
さっそく彼女は、同じように雪遊びをしている人たちに、声をかけます。
「ねえみんな、雪上サッカーさ、しないー? 普通のサッカーとはちょっと違ってて、きっと楽しいよう?」
北海道でも、豪雪の降り積もる地方の出身という彼女。雪上スポーツの腕前も、きっとなかなかのものなのでしょう。
集まった面々と共に、元気にアイスクリーム・ボールを蹴り出した澄佳。
と……そこへ。
「あれ、澄佳センパイ?」
「あっ、檸檬くん? わあ、檸檬くんも来てたんだねえ!」
ちょうど登ってきたのは、彼女の見知った……とても親しい相手、檸檬君なのでした。ぱあっと顔を綻ばせる澄佳に、檸檬も思わず、ほっこり。
「ねえ、檸檬くんも、遊んでく? せっかくの雪だもん、一緒に楽しむべさ♪」
「あー、えっと、それは……」
澄佳のお誘いに、檸檬はちょっぴり困り顔で、思わずセンパイたちを振り返ります。普段なら、一も二も無く遊んでしまうのですけれど、今は少々、立て込んでいたりするわけで。
と、悩んでおりましたら。
「少しくらいなら、いいんじゃないかなぁ? 俺も、あやとと雪上サッカー、したいしねぃ」
「……ん。よーたが遊ぶなら、俺もあそぶぞ……」
呉井センパイと榊センパイ、二人のツルの一言でした。
檸檬はちょっとだけ苦笑いして、
「それじゃ……用事があるんで、ちょっとだけ。遊びましょっか!」
「うんっ!」
嬉しそうな澄佳は、どうやら、この季節外れの雪の原因については、さして気にしていない様子。そして、何も知らず、無邪気にボールを蹴る澄佳センパイに、余計な心配をかけたくない……なんて気持ちも、檸檬にはあったのかも知れません。
けれど、今、この時だけは。彼らは夏の異変のことも忘れて、まるで子供のように雪を楽しむのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月28日
参加申し込みの期限
2014年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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