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伝説のジャンボらぁめん
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はやる気持ちを抑え、利平はスープを飲む。一口、二口。晩と朝の食事を抜いた胃袋は正直で、早くチャーシューや味玉をよこせと訴えている。
利平はひとつ深呼吸。胃袋の準備ができたと本能で感じた瞬間、彼は一気に麺をすすった。
挑戦者二人が箸を動かしている最中、真央は静かに座っていた。ただじっと丼を見つめ、心を落ち着かせている。
「……やっぱり、真央ちゃんの読みは正しかったのだ」
自然と口角が上がる。一番の敵が辛うまスープ&スープの絡んだ麺だと、事前に見抜いたのは大きなアドバンテージ。
「これさえ攻略できれば辛うまジャンボラーメン怖るるに足らず……!」
壁掛け時計の秒針の音がもどかしい。しかし真央は待っていた。アクセルを踏み抜くべき最高の瞬間を!
(時間は無制限、スープは二リットルのペットボトル以下。普段ですら焼肉二キロを喰らう真央ちゃんに、死角はないのだっ!)
そして、その時は来た。かっと目を見開いた真央はレンゲを手に取り、一息にスープを嚥下する。
普通ならまだスープは熱々だろう。しかし真央のスープはほどよい温度に下がっている。クーラー近くの席を確保したのはこのためだ。
(喰え喰え喰え喰え! 喰い尽くせる、真央ちゃんは喰い尽くせるのだ~!)
この勢いならば辛うまジャンボラーメンを制覇できる。
そう挑戦者達が確信したその時――、
からり。
――『はらべこ』の引き戸が静かに開いた。
店内に入ってきたのは
葵 水姫
と
黒滝 竜也
。
たまたま店先で一緒になったのだろう。後輩へ和やかに話す水姫に、短い言葉で返事を返す竜也。奇しくも同じ体育科の生徒である。
新たな客の登場に、カメラとマイクを持った舞華がささっと移動。収録を開始する。
「辛うまジャンボラーメンの挑戦に来た黒滝竜也です。今日はよろしくお願いします」
時間は無制限。一日かけて辛うまジャンボを食べるつもりの竜也は、源次郎へと丁寧に挨拶をした。その礼儀正しさに源次郎も上機嫌となる。
「うむ、存分に食べるがいい。メニューにないもの――白飯も用意できるからな」
「ありがとうございます」
言って竜也はL字カウンターの角へと陣取る。
水姫はどの席にするか視線をさ迷わせており、それを横目で窺っていた利平が深呼吸をひとつ。ニヤリと唇の端を上げた。
「面白れぇ……!」
利平はぱんっと隣のカウンター席を叩く。
「葵さん、席が決まってないなら俺の隣が空いてるぜ」
「あら、利平君じゃない。どうもありがとう」
礼を言って水姫は利平の隣に座る。二人の間には一見和やかな雰囲気が流れているように見えたが、それは違った。
「……店主、二人は何かワケアリなのでしょうか?」
「くくく、去年の挑戦時に利平の隣に座っておった挑戦者の一人が葵水姫よ。これは面白いことになってきおったわ……!」
源次郎は素早く巨大丼と大皿を用意し、調理に取り掛かる。出された大皿に疑問を持ちつつ舞華は動く。
「前年度辛うまジャンボ制覇の葵さん。今の気持ちをどうぞ」
そう言って向けられたマイク。水姫はにっこりと笑って答えた。
「葵水姫です。ラーメン一年間無料券、今年も更新しますね」
問答無用の勝利宣言。マイクを向ける舞華はもちろん、真央と竜也も耳を疑った。しかし対する老店主に動揺の色はない。常連客なので慣れたものなのだろう。
「さすがだぜ、葵さん……!」
どうにか動揺を堪えた利平だが、次いだ水姫の質問に脳が停止する。
「おじさん、辛うまジャンボって替え玉できました? できれば麺五玉ほどしたいんですけれど……」
店内が静まり返り、戦慄が駆け抜けた。
「食キングがいたのだ……っ」
「遥かにレベルアップしていた、だと……?」
「ど、どこに入るんだ……?」
戦慄く真央と利平。竜也は唖然と水姫を見て呟いた。
「……うーむ、麺五玉は丼から溢れかねんな。替え玉分は半分ずつ茹でてやるから、それまでの間はチャーハンで繋いでおくがいい」
「ありがとうございます」
源次郎の折衷案に水姫はにっこりと微笑む。……あの大皿、水姫のチャーハン用だったようである。
舞華はそれをカメラに収めコメントを入れた。
「辛うまジャンボラーメンの挑戦、まだまだ始まったばかりです……!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
はと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月07日
参加申し込みの期限
2014年04月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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