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ミエコ
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「くっそ、やるしかねぇか」
腹をくくったきりのんは、ミエコの尻尾に回り込む。
巨大化したミエコの尻尾はでかいが、一気に駆け寄る。
「フワフワなら当たっても、問題ねぇだろ……ぉっ?! すげー、なにこのモフモフたまんねぇ!」
尻尾が首筋に触れ、えも言われぬ心地よさだ。
指を伸ばすきりのん、ボールまであとちょっと。
「ゴフっ……!!」
ミエコが方向転換し、その拍子にボールがきりのんの後頭部をクリーンヒットした。
惜しい、あとニャントス(チューイングキャンディ)3粒分で届いたのに。
「嘘だろ……ボールが当たるとか……俺、今日の運勢どうだったっけ……? なっしー、かばねん……後はまかせた……」
さらに振り返りざまに、ミエコの爪がきりのんのシャツを引き裂く!
K O !!
スローモーションで倒れこんでいく、きりのん。
バウンドしながら地面に倒れ伏した時、胸元が盛大にはだけていた。
「え……そっち?」じゅーいち
「誰も望んでねぇだろ」かばねん
「まさにハプニング」なっしー
「俺だって、こんな結果は予想してなかったよ!!」
きりのん、青年の主張。
一応、助けようと公園内に入ったかばねんが、ミエコに蹂躙されて3秒でやられた。
両者、じゅーいちの大八車で運ばれて、退場。どこから出した、それ。
「公園に死体が落ちてたら、フツウじゃないし、邪魔だしね」
ぱねぇ。
「あうあう……もう帰りたいです」
「なんだよー、まだ諦めるのは早いだろー。がんばれよー」
サンマ団の子供に励まされる、あらこめ。
ぽやや~んとした
恵御納 夏朝
は、かわいい仔猫をもふもふなでなでしたいと思いながらも、フツウではないこの状況に良識を働かせ、理性を抑える。
「あれは、リボン……の代わり?」
夏朝はミエコの尻尾の先で揺れる、ボウリングサイズのヘアゴムの玉を見る。
「……せめて、重さを変えれば……」
左手にお手製だろうか? 味のある猫の口パク人形、右手に彼女のろっこん『重く軽く』の発動条件である、にゃんこのシールを構えて。
夏朝は、とてとてと――彼女なりに必死に――ミエコに走り寄る。
「重さ……」
夏朝の言葉に、えぐえぐしながらも、あらこめもミエコを見据えた。
彼も子供達の前で、まだ退けないのだ。
「……し、尻尾が高すぎて手が届かない~……!」
ぴょこぴょこしながら、ボールと格闘する夏朝。
「えぇい……!」
ぺたん! 届いた。
(よし、これで玉を軽くできる……といいなぁ)
そしてその時、同じく重力を操るろっこん『似非ヒロイズム』を有するあらこめが考えていたのは、玉に重力をかけ、取りやすくすることだった。
しかも偶然にも、二人は同じレベルで、同じパワーだった。
二人の初めての共同作業の結果――。
何も起こりませんでした。
相殺。
互いの気まずい視線が絡み合い……夏朝の無言のプレッシャーに、動揺したあらこめが吐いた。
誰か、衛生兵! モザイク、プリ――ズ!!
「……だ、大丈夫? ひゃっ……!」
驚く暇もなく至近距離にいた夏朝が、簡単にミエコに地面に押さえつけられて、ぺろぺろされた。
「きゃぁ~、くすぐったぁ~い……!」
夏朝は細い悲鳴を上げながら、細い脚をぱたぱたさせてもがいているが、元々のノンビリ口調のせいか、あまり困っているようには聞こえない。
のどかだ。ピンチなのに。
ぷにぷにのにくきゅうで、ころころ転がされた夏朝が、お目目ぐるぐるでダウンすると、狩猟者ミエコの目は再びあらこめに向いた。
「や、やめてください! それはちょっ、といけないんじゃないかなーって、僕は思います。ごめんなさい! とにかくこっち来ないでください! ……ああーっ、すりすりしないでっ!」
びたん。
「あ、コメ兄ちゃんが死んだ!? それから米太郎の姿を見たものはいなかった……」
「あーやっぱだめかー」
「勇者、戦死した」
「死体を回収に向かうとするか」
口々に勝手なことを言い合いながら、救出隊はどうにかあらこめを回収に成功した。
いやぁ、友情って本当に素晴らしいですね。
ちなみに全て終わった後、じゅーいちが公園に撒き散らかしたバイオテロリストを、半日かけて駆逐したことをここに書き記しておく。
勿論、誰も手伝わなかった。
いやぁ、友情って本当に(笑)。
「幸ちゃん、よくがんばったわね。皆も来たから、そろそろ少し休みましょう。お弁当作ってきたから一緒に食べない?」
マウンテンバイクでさっそうと駆けつけた
神薙 焔
は、そう言ってサンドウィッチが入った包みを振った。
向こうで「焔ちゃーん」と幸も、手を振り返す。
包みを抱えて、近づこうと横切った時。
ぐにゅ。
「あれ、なんか踏んだ? このでっかいボロ雑巾は何かしら……って人じゃない!?」
血の海に倒れ伏した、ミエコの飼い主、勉。
焔に踏まれても、なぜか幸せそう。
「幸ちゃん以上に、ボロボロのヘロヘロね……遊具の影に避難させましょう。気持ち悪いけど」
反対側の脚を幸に持ってもらい、焔は協力して勉を安全な遊具の影に引きずっていく。
「飯田、またトラブルに巻き込まれたのか」
弓弦原 譲
も、彼女らの後に従う。神経質そうなその手には、絆創膏。
「もれいびだと言っても、一応女子だろう? 傷が残ったら困るだろうから、貼っておけ」
「あ、ありがとう」
「あら、弓弦原くん、優しいんだ?」
にやにやと焔が言うのに、譲は咳払い。
「ふん。行きがかり上、無視するわけにもいかないしな。……とりあえず、子供を保護するのが先決だな。どうにかして子供とミエコを引き離すんだ。おい、そこで倒れてる男。ミエコはどんな遊びが好きで、どんな音に反応するんだ?」
返事がない、ただの屍のようだ。
「顔が汚れてる、これは血かしら……?」
「お前たちが引きずったからじゃないのか?」
「違うわよ、もう乾いてるじゃない……ほらお茶飲んで、動けるかしら?」
勉の頭を膝に乗せ、焔はお茶を口元に持っていく。
良かったな、勉。例えこれが君の最期でも、目に映る光景は美しいぞ。
これでいつ死んでも、思い残すことはないだろう。
「飯田は暫くぶりだが、父親とは上手くいってるのか?」
「うん、おかげさまで。新しい友達を報告するたびに、それは男かっ!? ……って聞かれるけどね」
「一人娘じゃ、仕方ないわね」
ころころと焔は笑う。思い当たるふしが、あるのかもしれない。
「……そうか、ならいいんだが。お前はまともだった頃の妹に、少し似てるから」
「弓弦原くんの妹さんって、しょっちゅう手紙を送ってくるっていう?」
焔が二人を見比べ、ちょっと微妙な空気が流れた。
確かに、譲と幸は目元の雰囲気などは似てなくもないかもしれないが……。
「いや昔、妹が捨て猫を拾ってきたのを思い出したんだ。泣いて頼まれて、一緒に世話したんだが。結局義母にバレて。俺は妹を庇って、自分が拾ってきたと嘘を吐いたんだが、そうしたら……」
目の前で箱ごと埋められてしまった。
苦い記憶を反芻する譲に、二人とも掛けるべき言葉を失った。
「ああ、つまらん話をしたな。気にするな。俺は犬だの猫だの、汚くてうるさい小動物は苦手だ。あの毛玉ども、何を考えてるか全くわからない」
ぼやきながら、譲はゆっくりと背を向けてミエコに向けて歩き出す。
「弓弦原くん、どこへ?」
「どこって。子供達をあのままには、しておけんだろう」
いくら体が巨大化したところで、ミエコは仔猫だ。
焔も考えていたことだが、いずれは疲れて眠ってしまうに違いない。
しかしそれがいつになるかは分からない以上、子供達の安全のためにも、注意を引いた方が良い様に思った。
譲は算段する。まず、背後に回って……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月15日
参加申し込みの期限
2013年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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