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ミエコ
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動かないサンマさんから、ミエコはすぐに興味を失った。
大きなガラス球のような瞳が、ジャングルジムの中で互いを揺さぶっている子供達を注視した。
「ミェ?」
ぶっといあんよが、ジャングルジムの隙間に突っ込まれた。
「なんということじゃ!!」
子供達の悲鳴があがり、
金堂 睦月
の顔が憤怒で歪んた。
「子供たちを泣かせる者は、例え何者でもわしは許さんぞい! この身を捨ててでも、子供達を守るんじゃ!」
一応注意……こんなしゃべり方ですが、睦月くんは15歳です。
趣味は盆栽と陶芸、ネットゲーム、等々。どんな人生を歩んできたのだろう、この子。
烈火のごとく怒りに燃えながら、睦月は意識を集中させ、腕に『武者震い』の力を宿らせる。
ののこがぶちまけた神魂を得て、半月ばかりが経過した現在。
彼はこれを超振動カッターのように用いて、彫刻や剪定などをしているらしい。
適応力の高さは、やはり若さのゆえか。
「安心せい子供達、このわしが守ってやるぞい!」
そう振り返り、睦月は子供達に笑顔を見せた。
ニタリ……。
騒いでいた子供達が、一瞬にして恐怖に凍りついた。
うん、ごめん。申し訳ない。
他に表現のしようがなかったんだ。だって睦月くん、お顔が怖いんだもん。
ずり落ちそうになる子供達を、ろっこんを解除した睦月が落ちないように支える。
心に負ったダメージは、割と深刻なようだ。
「あ~あ……何やってんだか」
こちらは睦月より、いくばくか怖くないお兄さん。
滝原 レオン
。
お裁縫が趣味のレオンは、自宅で手作りのかわいいぬいぐるみ達に囲まれて暮らしている。
ぬいぐるみに限らず、かわいいものや子供が好きというギャップ萌えの持ち主である彼の、一番のお気に入りが、白うさぎの「ましろ」である。
屈みこみ、いつも鞄に入れて大切に持ち歩いている、ましろを立たせる。
(ミエコか……あんだけでかけりゃ、もふりがいもありそうだよなー……って、そうじゃねえよ。仔猫は小さいからこその仔猫だ。小さいことに意味がある。ろっこんが絡んでるなら尚更、どうにかしてやらねえとな)
「ましろ、公園内を走り回れ。仔猫の注意をひきつけるんだ!」
レオンのろっこん『おとぎの軍勢』の力を受けて、ましろがよちよちと布とパンヤ(詰め物)の体を動かして、公園をぐるぐる。
「よし、あいつがましろに気を取られてるうちにヘアゴムを……!」
しかし悲しいかな、ましろの体は小さすぎて、ミエコの目には入らないようだ。
どうしたらいいの? ましろの表情は変わらない、だがそう言いたげに振り返って、自分の造り主レオンを伺った。
でも、レオンはそれどころじゃなかった。
ミエコの尻尾が急速にレオンの目前に迫り、視界が暗くなった。
「しまっt……げふぅっ!」
尻尾もふもふが、お口にダイレクトアタック。
ごいん! ボールが追撃をかける。
「痛てて、油断sへぶっ!?」
両足で飛び上がり、勢いつけてミエコはがつんとレオンを押し倒す。
哀れ、レオンは下敷きに。
ぷすーぷすーと、生暖かい鼻息が至近距離から顔にかかり、レオンはミエコが随分興奮しているのを悟る。
そう言えば、鼻のピンクが随分濃いし、瞳孔開いてるよな。
獲物を捕獲して、アドレナリンびんびんって感じですかー……って勘弁してくれよっ!!
「ちょ、やめ、あはははは!」
押さえつけられ、ぺろぺろされて、レオンの腹筋は崩壊寸前だ。
レオンの窮地を救ったのは、オカマ……じゃない、蛇那伊。
「肉食系女子にも程があるわよ、仔猫ちゃん! たしなみなさい?」
腰を深く落とし、まっすぐ行って掴みかかれば、ミエコは勢いで後ろに一回転。
「……あらぁ、思った以上におしりがカルイのねぇ?」
白いお腹を見せ見せで、ひっくり返ったミエコだが、そこはさすが猫といったところか。
すぐに体勢を立て直し、耳を伏せ、体を弓なりに。
「ぷっぷー!」
ただでさえほわほわで曖昧だった境界線が、全身逆立てた毛で、また少し曖昧になる。
「あーあ、べとべとね」
焔が駆けつけて、レオンを引きずって避難させる。
「う、うぅ……悪りぃ、助かった……。役に立てなくて面目ない……」
レオンはものすごくいい笑顔で言いました。
「あとは頼んだ……ぞ……(がくり)」
焔はまじまじとレオンを見下ろし。
「あなたもサンドウィッチ食べる?」
「……な、なんか、違わないか……?」
負傷者はまだ出ている。
旧市街にある料亭旅館【薫風常葉】の若女将、
常葉 治
は動物アレルギーの身をおしてやって来て、尻尾のヘアゴムを取ろうと頑張ったが、ミエコのかわいいの押し売りに、すっかりやられていた。
無茶しやがって。
どっちかというと自爆な気もするけど、この際どうでもいい。
「はあ、にくきゅうで踏まれるって、気持ちいい……死んでもいい……」
しっかりするんだ、傷は浅いぞ。
ケホケホと咳込む、息が苦しい。
ああ、こんなことになるなら……。
治の瞳に映るは澄んだ青い空、しかしそれは涙で無慈悲にかすんでいく。
(最後にちゃんと、刀君に気持ちだけでも伝えておけば良かった)
叶えたい恋じゃなかった。だけど。
せめて想いをちゃんと、言葉にすれば良かったな。
あんなに傍にいる機会に恵まれていたのに……数々の甘酸っぱい思い出がフィードバックし、治は何もない空に向けて、力なく指を伸ばす。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月15日
参加申し込みの期限
2013年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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