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7月の★ハッピーバースデー
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◆
彩華 紫乃愛
は考える。
もうすぐ轟君――
風雲児 轟
の誕生日。何をプレゼントしましょうか、と。
(……あ、そういえばこの前、学校帰り合鍵をもらってしまいましたね)
よしっ、と小さく握りこぶしを作る紫乃愛。
どうやら、何か閃いたようだ。
当日。
轟が出かけているのを知っていた紫乃愛は、その間に桜花寮の轟の部屋へと潜入。
両手には、買い物袋と保冷袋。
その中身は買い込んできた食材と、あらかじめ作ってきておいたバースデーケーキ。
更に、買い物袋の脇ポケットから取り出したのは――エプロン。
後ろの紐をきゅっと結んで身につけて、赤いロングの髪は邪魔にならないように纏めて。
「さ、作りましょうか」
彼が帰ってくる前に、愛情たっぷりの手料理を。
パトロールを終えて帰ってきた轟。
「あれ……?」
違和感に、扉にかけた手が止まる。
鍵が――開いてる?
それだけではなく、玄関には誰かの靴。物音。それから――鼻をくすぐる、良いにおい。
(部屋に誰か居る……?)
ゆっくりと扉を開けると、中に居たのは――
「おかえりなさい」
エプロン姿の紫乃愛だった。
最初に轟の頭を占めたのは、驚き。それが去った後は、目の前の恋人の姿の可愛らしさ。
ついつい見惚れ、半ば心ここにあらずで「ただいま」を言った轟は、はたと冷静さを取り戻し。
「紫乃愛、どうやって中に」
鍵はちゃんとかけて出たはずだったのに――って、そういえば。
いつでも遊びに来れるように、と合鍵を渡していたはずだ。
そんな彼を見て、紫乃愛はくすっと小さく笑った。
「おお……!?」
紫乃愛の隣からちらっと見えた光景に、轟は驚きの声を上げる。
なんと、机の上に美味しそうな料理が並んでいる! しかもその中心には、ケーキらしきものも。
「どうしたの轟君?」
「え、えっと、あの料理とか、なんかお祝い事ってあったか?」
料理と紫乃愛の間で視線を行き来させる轟の様子に、紫乃愛はまたくすっと笑って、
「轟君、今日誕生日でしょ」
楽しそうに――あるいは幸せそうに、そう言った。
「俺の誕生日?」
あわてて携帯で日付を確認する轟。なるほど確かに、液晶に表示される日付は轟の誕生日のソレだ。
「……あっ、ホントだ! 今日俺の誕生日じゃねえか! なんか色々あったからすっかり忘れてたぜ!」
にしても――と轟は紫乃愛の手を取り、
「俺すら忘れてたのに、紫乃愛は覚えていてくれたんだな」
唯一無二の恋人が、覚えていてくれた。それはとても、幸せなことで。
「俺はその方がすっげぇ嬉しい! ありがとうな!」
ニカッと笑う轟に、紫乃愛は
「どういたしまして」
と、少しはにかんで。
机の上に並ぶのは、ハンバーグにミモザサラダ、コンソメスープ。それからケーキとシャンメリー。
一人暮らしの食卓には、そうそう並ぶことのなさそうな料理達。シャンメリーは当然別として――あとは全て紫乃愛の手作りだ。
ケーキの上にロウソクが立つ。小さな炎が、ゆらゆら揺れる。
大きく息を吸い込んで、轟はふーっとロウソクの火を吹き消した。
「誕生日おめでとう、轟君」
「ありがとうな、紫乃愛!」
さあ、ケーキと料理を楽しもう。
「いただきます!」
「ふふっ、たくさん食べてね」
「おう!」
紫乃愛の作った料理だ。きっとどんな料理だろうと美味しいし、全部食べ切る自信が轟にはあった。
早速ハンバーグを口に運ぶと、肉汁が溢れ、肉の旨味が口の中いっぱいに広がる。
考える間もなく、口をついて出たのは、
「美味しい」
という率直な言葉。それを聞いて、紫乃愛は安堵したように、嬉しそうに、
「良かった」
と微笑んだ。
「あっ、轟君ソースついてる。ほっぺのとこ」
「えっ、どこだ?」
「ちょっとだけ、じっとしてて」
慌てる轟に紫乃愛は手を伸ばし、頬についていたハンバーグソースをハンカチで拭い取った。
「はい、とれたよ」
クスっと笑う紫乃愛に、轟は少し照れくさそうに頬をかいた。
ご飯の後、紫乃愛が轟に差し出したのは小さな包みだった。
「轟君、これ……プレゼント」
手料理だけでも嬉しいのに、プレゼントもあるなんて。
嬉しさでいっぱいになりつつ開けてみると、銀細工の指輪が顔を出した。
それもただの指輪ではなく、ザ・ストレイトの稲妻模様をモチーフにしたデザイン。
「おぉ、すげぇ!」
まじまじと指輪を眺める轟。
「手作り、してみたの。気に入ってくれた?」
紫乃愛へと向き直り、グッと笑顔でサムズアップ。
「勿論! こいつはいいもんだ! ありがとな! ものすっげぇ大事にするよ!」
やっぱり、誕生日というのはいいものだ。
ましてや、一番大切な子と一緒に祝えるのなら、尚更のこと。
轟は改めて実感し――そして、決意する。
そんな幸せを、そして目の前に居る紫乃愛の笑顔を守るため……もっとヒーローとして頑張んなきゃ、と。
……でも今日は、ヒーローはちょっとおやすみ。
『彩華紫乃愛の恋人の風雲児轟』として、この幸せな時間を過ごそう。
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担当ゲームマスター
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月22日
参加申し込みの期限
2014年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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