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7月の★ハッピーバースデー
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◆
今日――七月一日は、誕生日。
既に実家や友達からお祝いをもらっていて、
橘内 みちる
のテンションは最高潮だ。
――しかし。彼女には、まだ野望があった!
猫鳴館のうっかりするとぶっ壊れてしまいそうな扉を開け、隣室へと突撃。
住人の姿を確認するや、どこか得意気にすら見える表情で、
「今日何の日か知っとう!? あたし、誕生日なんよ!」
「知ってる」
隣室の住人――
メルヒオール・ハルトマン
の反応は、実に薄味だった。
「反応薄っ!?」
ずっこけて扉によりかかるみちる。
「全く、誕生日程度でそんなにはしゃげるなんて羨ましいよ」
メルの反応は、そりゃあもう刃物のごとくばっさり。
それでも、ちゃんと覚えていてくれたことを嬉しく思うみちるである。
でもそれは本題、すなわち彼女の野望ではない。
身を乗り出すようにしてメルにじっと視線を向け、
「誕生日パーティばしたか! やけん、やろ!!」
「パーティ? 僕と君と二人でかい?」
千切れんばかりに頭を縦にふるみちる。メルの手を両手でがっちりと掴み、
「メルと一緒にやりたいんよ! お願い~!」
ぶんぶんと上下に振り回す。勢いが強すぎて、メルの頭ががっくんがっくんする。
「……わかった。わかったから、首が」
みちるは慌てて手を離し、それからすぐにぱぁっと顔を輝かせた。
「ありがとねメル!」
そんな彼女を見やり、メルはやれやれと肩をすくめる。
(まぁ僕も今月誕生日だし、丁度いいだろう)
そんなことを思いつつ、頬が微かに緩んでいるのは内緒だ。
みちるのテンションが少し落ち着いたところで、
「さて」
と、メル。
「パーティーするにしても、ケーキだけじゃ寂しいよね」
勿論それだけでもお祝いしている気分にはなれるが――パーティというには、いささか物足りない。
うんうんと同意し、
「やっぱ料理は必要やな」
材料(特売の戦利品)も用意済みだとみちる。メルの答えを聞く前からやる気満々だったようだ。
「料理か……」
料理は不得手なメルだが、ここで拒否というわけにもいかない。
――と、いうわけで。
寮の台所を借りて、料理を作ることに。
「人数も少ないし簡単なもんにしよ! 炒め物とかスープかな~」
「ふーん、君でも中華料理なんて高度な料理出来るんだ?」
しかし、
「Scheiße! 全く料理というものはいくら修行しても上手くいかない……剣術とどう違うっていうんだ」
ぶつぶつとぼやきながら食材の切り方を間違えるメルに――
とりあえず健康的な物を突っ込み、
「中華は火力が一番ったい!」
で万事済ませるみちる。
そんな調子だから、当然――
「何とか形になりよったけど……これは……」
「一応完成したわけだけど……これ食べるのかい?」
出来上がったのは、料理という形の中に無理やり押し込まれた何か。見た目からして全力で「不味いよ!」と主張してくる部類の代物だ。
いやでもひょっとしたら味は――と一縷の望みをかけて、一口。
「……自分で言うのもアレだけど、まずいね」
「うん……失敗★」
現実は非情だった。
「うう……メルに悪か事した……」
おいおいとしょげこむみちる。とりあえず口直しをしつつ、何が悪かったかと反省会――いやもう何がっていうかほぼ全部ダメだったんですが。
メルは気にするなとみちるをなだめつつ、
「まあこんなこともあろうかと、宅配ピザを注文しておいたよ」
「え――」
噂をすればなんとやら。タイミングよく、宅配ピザが到着した。
「さ、食べようか」
「い、イケメル……!」
感激のあまり、うるうるしてしまうみちるである。
そんなわけでピザを平らげ、食後のケーキを楽しんでいると。
「あ、あんな、メル」
何やら、みちるが急にもじもじしだした。
「どうしたんだい?」
小首を傾げるメルに、
「メルも七月生まれやろ? フライングやけど、プレゼントも用意したんよ!」
差し出したるは、丁寧にラッピングされた包み。
少し驚いた表情を見せたメルに、
「W誕生日ばしたかったと! メルも誕生日おめでとう!」
そう言って、笑ってみせた。それから小さく、実際離れちょうけどとぼやいたりぼやかなかったり。
ふっ、とメルの顔に少し微笑みが浮かぶ。
「中身、見てもいいかい?」
「もちろんたい!」
ラッピングを解くと、姿を現したのはくったりした犬の抱き枕。
じーっと眺めて、やがてぽつりと。
「……みちる君にしては、中々センスの良い物を選んだね」
真剣な面持ちでメルの反応を見ていたみちるの顔に、ぱあっと笑顔の華が咲く。
「Danke 大切にするよ」
つられて、メルはまた少し微笑んで。
「そうだ、僕からはこれを受け取ってくれ」
そう言って差し出したのは、星形のペンダントランプ。
「誕生プレ!?」
「この照明で照らせば、君のとっちらかった部屋も幾分マシになるだろう――って、なんだいその反応」
驚いた様子のみちるに、思わず訝しげな表情に。
「今日いきなり突撃したばいんに……」
まさかプレゼントを用意してもらっていると思っていなかったみちるにとって、それはこれ以上ないサプライズだった。
「それは秘密だよ。まぁ、好きなように使ってくれたまえ」
どこかからかうように片目を瞑り、メルはペンダントランプを手渡したのだった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月22日
参加申し込みの期限
2014年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月29日 11時00分
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