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7月の★ハッピーバースデー
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◆
七夕の次の日。
天満 七星
は、昨夜のことを思い出す。
誕生日のことを、すっかり忘れてしまっていて。父親達に色々言われて、びっくりしてしまった。
「……さすがに、帰りが遅かったでしょうか」
――であれば、きっと。
(一緒にいたあの方も、何か言われていたでしょうね)
そう思った七星は、お詫びのお菓子を持って桜花寮に出かけることにした。
しかし、生憎と。
彼女のルームメイト、
七音 侑
によれば不在とのこと。
タイミングが悪かったのだろう、仕方ない。
「そうですか……ありがとうございます」
礼を言って帰ろうとした七星は、ふと思い出したように。
「あ、それと」
「に?」
すっとドアの取手を指さして。
「これ、ここにありました。プレゼントのようですわ?」
中には、『この島の家族へ』と書かれた紙と、お菓子な髪留め。
一体、誰のだろう?
桜花寮を出て、ふらふらと帰り道を行く。
目に映る光景は、いつも通りの寝子島。何のことはない、普通の日。
フツウじゃないけど普通な、七星の誕生日。
「……私のフツウじゃないけれど、頑張って慣れていかなくては」
言い聞かせるように、呟く。誰に? 多分、自分に。
独り言は続く、続く。どうせ誰も聞いてはいないのだから、気にすることもない。
「たった一人で、戦えるでしょうか?」
――あの子が居ないと、負けてしまうのではないでしょうか。
まだ、問答が続いているような。そんな風に、七星は感じてしまう。
不意に、胸に去来する言葉。
『壊して取り戻せるのなら、壊します。だけれど、出来れば守りたい』
なんとなく、彼女のろっこん『星の領域』に似ているような気がする。
大切な物を失わせる代わりに、その持ち主を中心に癒やしを与える。
失わせてしまっても、それで助けられるのなら。でも、できれば。
「……結局のところ、私も今が好きなのですね」
過去にあこがれながら、今を夢見る。
なんて、複雑な気持ちなのだろう。
(お父様お母様)
――やはり、それは生きる者にとっては愚かなことなのでしょう。
(私はもっと無茶をするでしょう)
――未来を過去に求めるなどという幻想は。
(家の決まりを破るかもしれません)
――それでも。
(その時は、きちんと勘当してくださいませ)
不意に風が吹きつけて、七星の髪が宙に舞った。
◆
明日は侑ちゃんの誕生日。
内緒でケーキとプレゼントを作ろうと思いいたった
高梨 彩葉
は、ケーキの材料を買いにスーパーへ来ていた。
(ケーキ、どんなのがいいかな)
バースデーケーキと一口に言っても、当然ケーキの種類分選択肢があるわけで。
渡す相手の好きな物とか、考えるべきところも色々あって。
商品棚の間で視線を彷徨わせていた彩葉。
そんな彼女の目に留まったのは、板チョコ。
「チョコレートケーキ、いいかも」
たっぷりのチョコ生クリームに、中には――そうだ、バナナをはさもう。
それから、上にはちゃんと「お誕生日おめでとう」と書かれたチョコプレートを飾って。
うん、これでケーキの方は良さそうだ。
編みぐるみの方は――大丈夫、案はある。
――翌日。
ケーキの箱とプレゼントの袋を手に、桜花寮の
七音 侑
の部屋へと彩葉はお邪魔した。
「侑ちゃん、居るー?」
隠れるように後ろ手に持って、侑を呼ぶ。
するとパタパタと音をたて、侑はすぐに出てきてくれた。
「彩葉ちゃん、おはようだにー」
おはようを返す代わりに、彩葉は満面の笑みを浮かべ、
「ハッピーバースディ! 誕生日おめでとう!」
ケーキとプレゼントを差し出した。侑はすこし驚いた顔を浮かべるが、
「彩葉ちゃんありがとー!」
すぐに彩葉に負けない笑顔を見せた。
「あれ、そういえば二つもあるんだに?」
「えっと、こっちがバースデーケーキで。それからこっちが――」
可愛らしいポップな絵柄の袋から、プレゼントが顔を出す。
パッキーをほおばっている、リスの編みぐるみ。
「うにっ、可愛いー!」
「侑ちゃん、動物で例えるとリスっぽいと思ってさ」
特に、お菓子をほおばっている姿なんかそっくりで。
「ありがとに彩葉ちゃん! 大事にするにー!」
言いつつピロリん☆と一枚撮影。それが、彼女が喜んでくれたことを教えてくれる。
喜んでもらえてよかった、と彩葉は安堵。
「それじゃあ、私はそろそろ帰るね」
最後にもう一度、改めて「お誕生日おめでとう」の言葉を伝えて。
彩葉はその場を後にした。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月22日
参加申し込みの期限
2014年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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