this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
7月の★ハッピーバースデー
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
13
つぎへ >>
◆
生徒会室。
いつものように書類整理と掃除をしていた
葵 水姫
は、一通り終えて一息をついたところ。
自主的にやってきたことだが、七月ともなるとだいぶ慣れてきた。
「ん……」
軽く伸びをした水姫の目に留まったのは、壁にかかったカレンダー。
そういえば、もうすぐ誕生日だったような。誰のかと言えば、水姫自身のだ。
少しだけ考えるような仕草。
「……たまにはいいかな」
◇
突如として実家から送られてきた、ダンボールいっぱいの本。
本――というか活字――好きの
倉前 七瀬
にとって、これは嬉しいサプライズではある。
「でも、なんでもまたこんな何もない日に……?」
実家の方で大掃除でもしたのだろうか。年末年度末ならともかく、七月に?
まあ、理由がなんであれ折角送ってもらった本だ。
「何冊か持って、外で読書でもしましょうかね」
――と思って出てきたのはいいが、いざ出てみれば天気は快晴。
(読書は一人でするものやけど……)
かといって、こんなに天気の良い日に一人きりというのもなんだか寂しい。
こういう時、パッと誘える相手が居るといいのだが――
(あんまり知っとる人もおらんし……)
どうしたものかと悩む七瀬の視界に、一人の寝子高生の姿。
(……あ、あの人確か生徒会の)
ここはひとつ、話しかけてみようか。
◆
街へ寄り道し、水姫は雑貨屋さんへと足を運んだ。可愛らしいデザインで人気のお店だ。
あまり大きなものを買うわけにはいかないので、小物のコーナーを見て回る。
「あっ、これいいかも」
手にとったのは、デフォルメされた動物のあしらわれたクリップ。
イヌ、ネコ、ネズミ、クマ、ウサギのご種類で一セット。
クリップならプリントを纏めたりでに使う機会も多いし、実用性もそれなりにある。
「これにしよっと」
そのままレジへ持って行ってお買い上げ。
自分へのささやかな誕生日プレゼントを手に入れ、ささやかな幸せと共に店を出た水姫。
そこへ、一人の寝子高男子が声をかけてきた。
「なんしとーとですか? よかったら、僕と一緒にお茶でも」
◇
「なんしとーとですか?よかったら、僕と一緒にお茶でも」
そんな風に見かけた寝子高生に声をかけてから、七瀬は気が付いた。
これじゃ、まるでナンパみたいだと。
とはいえ、実際のところやっていることはナンパみたいなものではある。
声をかけられた寝子高生――水姫はと言えば、少し驚いたような顔をしている。
それから小さく、クスッと笑った。
「あら、ナンパ?」
どうやら、同じことを考えたらしい。そうなりますかね、と七瀬。
すると水姫は、
「いいわよ」
そう言ってまた笑ったのだった。
というわけで、最寄りの喫茶店に腰を落ち着けた二人。冷房のきいた、ひんやりとした空気が心地いい。
「それで、どうしてこんなナンパみたいなことを?」
七瀬がそういうタイプに見えないこともあるのだろう、興味本位と言った様子の水姫。
彼女がグラスをストローでくるくるとかき回すと、氷が澄んだ音を立てる。
「こんな天気の良い日に一人って寂しいなあと思っていたら、寝子高の人を見かけたもので」
「へー。でも、それでよくホントに声かけられたわね」
考えてはみても、実行するのは難しそう――というか尻込みしてしまいそうなものだけど。
銅製マグに入ったアイスコーヒーを一口すすり、
「んー、あまりそういうことは考えたことがないので」
さくっとぶっちゃける。
「……君って物怖じとかしないタイプ?」
「どうでしょう。のんきな方だとは思いますけど」
七瀬は普段特に何も考えていないので、物怖じは実際たいしてしなさそうではある。
「それを言えば、水姫さんはどうしてオッケーしてくれたんですか?」
ろくに知らない相手からのナンパめいた声掛けだ。さくっと断られても、おかしくはなさそうだが。
そうねえ、と少し考えるようにしてから、微笑んで。
「たまには寄り道もいいかなって思ったのよ」
「寄り道ですか……なるほど」
なんだか興味深げな表情を浮かべる七瀬。
実際何を考えているのか――それともいつも通り特に考えていないのか――は、彼自身にしかわからない。
◆
夏の空も暮れ始める頃。
水姫と別れた帰り道、七瀬は携帯に着信があることに気付いた。
送り主は、実家の母。内容は短く――『七瀬へ お誕生日おめでとう』と。
立ち止まって、画面を眺める。
「あ、そうか……誕生日やったっけ」
自分の誕生日のことなんて、すっかり忘れてしまっていた。そしてこれで、一つ納得がいった。
(なるほど、大量の本は誕生日プレゼントやったわけですか)
――後で、お礼の電話をするとしよう。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
7月の★ハッピーバースデー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月22日
参加申し込みの期限
2014年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!