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◆
夏休みに入ってすぐのこと。
御巫 時子
は、
瓜山 メイ
先生の実家を訪れていた。紺色の着物姿で、後ろ手に落ち着いたデザインの四角いバッグを持っている。
「ごめんください……」
「時子さん、いらっしゃい」
「こんにちは、メイ先生……」
事前に行く旨は伝えてあったからだろう、メイが玄関で出迎えてくれた。この間と同じ、若草色の着物を来ている。
「外、暑かったでしょう? ささ、あがってください」
「お邪魔します……」
夏の暑い中わざわざ訪ねてきてくれた時子の為なのか、通された部屋は既に冷房がかかっていて程よい室温に調整されていた。
「それで、今日はどうしたんですか?」
「えっと……」
意を決した様にバッグを開けて中身を取り出し、メイに差し出す。
「メイ先生、お誕生日おめでとうございます……!」
バッグより一回り小さい箱に入ったソレは、十五センチほどの、丸くて生クリームでデコレーションされたアイスケーキ。
上には【メイ先生、お誕生日おめでとうございます】と書かれたチョコが乗っていて、そのまわりには棒形チョコ。
長いのが二本と、短いのが九本。ろうそくに見立てられ、綺麗に配置されている。
ちなみに桃のアイスとマンゴーのアイスの二段重ねである。
「……えっ?」
二三度、ケーキと時子の間をメイの視線が行き来して、
「こ、この為にわざわざ?」
「お祝いを……したかったので……」
はにかむ時子。メイはまさか生徒にこんな風にお祝いをしてもらえるとは、思っていなかったのだろう。
「ありがとうございます、時子さん」
赤くした顔の前で両手を合わせ、本当に嬉しそうにそう言った。喜んでもらえたことを、時子は嬉しく思いつつ。
「あの、できれば感想もお聞きしたくて……」
「あら。じゃあ、すぐに頂いてしまったほうがいいですね……ってこれ時子さんが作ったんですか」
感心した声をあげるメイ。
「お世話になっているので、感謝を込めて作りました……」
ちょっと恥ずかしそうに、時子は言った。
というわけで、時子お手製アイスケーキの実食である。
メイは時子の分も切り分けようとしたが、
「あとは、レイさんや書道教室の生徒さんと……」
と言って彼女が固辞したので、食べるのはメイだけだ。
切り分けたケーキの先の部分を、フォークで口に運ぶメイ。それをどこか緊張したような面持ちで見ている時子。
「ど、どうですか……?」
口の中の冷たさが引くのを待ってから、メイは笑って、
「とっても美味しいですよ。二段のアイスで、一口で二度美味しくて」
その言葉に、ホッとした表情を浮かべる時子。
「よかったです……」
「でも、スゴイですね。……私も趣味のお菓子、もっと頑張らないと」
「先生のお菓子、とっても美味しかったですよ……? そうだ、今度お菓子作りを教えて頂けませんか……?」
「わ、私でいいなら……」
メイは「自信がない」とは言っているものの、彼女の作るお菓子の味は時子の言うとおり美味しいともっぱらの評判だ。
時子としては、メイから色々とお菓子作りの技術を学んだりもしてみたい。
……教える、といえば。これもちゃんと伝えておかないと、と期末テスト前の事を思い出す。
ここの書道教室を借りて、皆で勉強会をしたのだ。
「この間の勉強会では、お世話になりました……」
あの時メイから教えてもらった「好きなのと結びつける」というやり方は、目から鱗の話だった。
「少しでも役にたてたのなら、なによりです」
それに、とメイ。
「あの日は時子さんにも手伝ってもらいましたしね。ありがとうございました」
「いえ、そんな……」
働きっぷりに使用人達も感心していたという話をすると、時子は照れた表情になるのだった。
「話は変わりますけど、時子さんはこの夏はどんな風に過ごすつもりなんですか?」
この夏の過ごし方。はっきりとした事は言えないけれど――
「楽しい思い出ができたらいいなって、思っています……」
メイはうんうんと頷いて、
「楽しくて充実した夏になるといいですね。あ、もしよかったら書道教室にも是非一度いらしてください」
「はい、ありがとうございます……」
この夏、新しいことに手を出してみるのもいいかもしれない。
そんな風な世間話をしていると、いつの間にか数時間が経っていて。
「そろそろお暇しますね……長々とお邪魔して、すいませんでした……」
「いえ、とても楽しかったですし……嬉しかったです。ありがとうございました、時子さん」
「こちらこそ……」
最後にもう一度だけ、お誕生日おめでとうございますを言って。
「それでは失礼します……。暑い日が続きますので、熱中症にお気を付けください……」
「時子さんも、熱中症には気を付けて。それから、帰り道にも気を付けてくださいね」
「はい……。メイ先生、さようなら……今日はありがとうございました……」
お辞儀を一つし、時子はメイの家を後にするのだった。
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月22日
参加申し込みの期限
2014年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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