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【終業式】輝かしきピリオドを――夏休みを求めて!
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先を進んでいた佳奈はと言えば、歩くたびに動き回る椅子や人垣にぶつかりながらも、懸命に「ロロレンロ」と唱えて、校長の位置を何度と無く確認していた。
ろっこんの連続使用は、気力体力を消耗するものだが、佳奈は歯を食いしばって、それを続けた。
その中で、恐ろしい事に気付いてしまった。
気のせいだったら、どんなに良かっただろう。
だが――。
「あ、ごめん」
「ひゃあ!」
光が直接目に入らないよう、腕をひさし代わりに身を屈めて歩いていた、
御剣 刀
は棒立ちしていた佳奈の胸に突っ込んで、思わぬ反撃を食らっていた。
ぱちこーん★ と、いい音が響いて、刀は頬に腰の入ったビンタを受ける。
「もぅ! 何するのっ!!」
「うぐ……その声は伊藤、か? いいビンタだ……」
同じ
剣道部
に所属する、明るい少女の超反応に驚きながらも、刀は もみじ様に赤くなった頬を摩った。
「刀くーん、何をしたのかな~?」
刀と行動を共にしていた、
桜庭 円
が背中から問い掛ける。
小柄で可愛らしい外見ながら、通常より少し低めに出した声が、ちょっと迫力。
ちなみに円と佳奈は、同じ2組でクラスメイトでもある。
人が居ないサイドを目指し、人を掻き分け出て来た円は、運よく戦友とも言うべき刀と出会った。
刀の背骨に手を沿え、視線を落として床の木目と校長の方から発せられる、光と付随して表れる影。それが真っ直ぐになるように歩けば、校長の下へたどり着くだろうという推測の元、ここまで進んできた。
そしてそれが間違いでないことは、途中で佳奈と出会えた事からも明白だった。
「いやちょっと、歩いてたら
背中にぶつかった
だけだよ? ……何も、そんなに怒る事ないだろ?」
ひっぱたかれた頬を押さえながら、刀は何気なく不満を言った。
言ってしまった。
「せ、なか……? 今、背中って言った?」
「……い、伊藤?」
色んな意味で鈍い刀だが、自身に向けられる殺気にだけは敏感だ。
本能が、刀にヤバイと伝えている。
原因には見当もつかないが、とにかく相手の逆鱗に触れてしまったらしい。
(……なるほどなぁ、あちゃー)
円だけは、佳奈の怒りと悲しみが理解出来たが、こればかりはどうしようもない。
ボコボコにされる刀を身近に感じながら、両者に同情して涙を流すしかなかった。
「ううう、どうして俺ばっかりこんな目に……しかもこの視界で攻撃が全弾ヒットって、どういう……」
「これが乙女の底力だよ、刀くん」
友人の良く分からないアドバイスを、刀は しかと胸に刻んだ。
「あ、そうだ! こんな事してる場合じゃなかったんだ!!」
我に返って、佳奈が叫んだ。
「いや、それ……人を殴っといて言う?」
「刀くん、今は佳奈ちゃんの話を聞こう。佳奈ちゃん、どういう意味?」
刀を宥めて、円は問い掛けた。
「移動してるみたいなの……」
神妙な佳奈の様子に、二人は「え?」と声を重ねる。
「待って」
戸惑う二人の前で、佳奈はもう一度「ロロレンロ」と唱える。
「やっぱり角度が少しずれてる……校長先生の居場所、少しずつ遠ざかっている気がする。最初は椅子が動いて、あたしの立ち位置が変わるせいかなって思ったんだけど、どうも違うみたい。うまく言えないんだけど……床が縦に伸びてる? そんな感じかなぁ?」
「なん、だって……!?」
「急ごう、刀くん! 校長先生に悪戯するみたいな結果になるのは、心ぐるしいけど……やる事は覚悟決めてやらないと」
「ああ! 伊藤も一緒に行こうぜ」
「いいの?」
「勿論だ、このまま夏休みが終わりましたとか、納得できるか! 伊藤は校長先生の位置が、分かる能力があるんだろ?」
「佳奈ちゃん、ボクの後ろについて」
気を取り直し、円は頼もしくも暖かい背中に、もう一度手を添える。
「うん、ありがとう! 頑張ろうね」
共闘する事になった佳奈が、円の肩に手を置き、一行は影と佳奈のナビに従って先を急いだ。
「まーた糞猫かい! しかも、こんな滅茶苦茶な世界に放り込みやがって……」
古式ゆかしいスケバン、
桜崎 巴
は早々に毒を吐いていた。
「……まてよ?」
論理派の彼女は、そこで首を横に傾ける。
「考えてみりゃ、毎度素直に奴の言いなりになる必要もないじゃないかい。特に今回なんて、これだけの人数がいるんだ」
別にあたしが真面目に仕事をする必要なんて、これっぽっちもないじゃないかい。
その結論に達した巴は、講堂を後にする事にした。
どうせ先生たちは、テオにハブられて来ていないだろう。
つまりここで脱落しても、咎める者は誰も居ないという事。
「こんな終業式なんてやってられないね。とっととこんな場所はおさらばして、時間を有効活用させて貰うよ!」
長い黒髪を払うと、巴は出口を目指して、これまた長いスカートを翻して歩き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
45人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月31日
参加申し込みの期限
2014年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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