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【終業式】輝かしきピリオドを――夏休みを求めて!
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「テオの言う事が本当だったら、夏休みなくなっちゃうの!? といきの練習時間が無くなっちゃうよ! そんなのやだ!」
青物 といき
に激しく同意するのは、2年の
島野 夏帆
である。
「夏休みが来ない……ですって!? 一大事だわ……! 夏帆ちゃんのすべてを賭けてでも、死守するわ……!」
ここは私が一肌脱がないといけないようね、まずは適当に理由をつけて、この場から脱しないと。
夏帆は決意を新たにした。
お腹を押さえて蹲ると、弱々しく声を上げる。
「……せんせー、今朝食べた生牡蠣が当たったのか、お腹が痛い……! 夏帆ちゃんってば、今世紀最大のピンチ……!」
額に脂汗すら浮かべる演技力は、さすがとしか言い様がない。
(そう言えば、先生を含めた皆は、この現象をどう認識しているのな。特に壇上に乱入なんてしたら、まず間違いなくブチ切れる熊吉先生の様子は……)
生活指導の
吉田 熊吉
の様子を伺おうと、といきは先生たちが整列していた辺りに目を凝らしたが、いかんせんこの光。どうしても確認出来ない。
(仕方ない、思い切って私が囮になるにゃ……どうせ夏休みにすぐ入っちゃうし、怒られたって、補習だって、なんでも受けてやるにゃ)
「う……体育館の中だけど日差しが……」
といきも先輩の夏帆に倣い、デリケートな女子生徒よろしく、よよと倒れた。
きっと気付いた先生が、慌ててきてくれると期待したのだが、待っても誰も現れない。
「夏帆ちゃんに、醜態をさらせって言うの!? 先生ってばひどいわ!」
夏帆ちゃんは、もう曝しちゃってる気がするんだけどなあ、げふんごふん。
「おーい、お前ら大丈夫か?」
といきも聞き覚えのある声は、クラスメイトの
風雲児 轟
のものだ。
ヒートアップする彼女等の演技の声を聞きつけて、心配して様子を伺いに来た。
「先生、来てくれないにゃ……?」
気落ちしたように、といきが声を落とせば、轟は納得したように頷いた。
「多分、テオが世界を切り取った時に、除外したんだろ。神魂や、ろっこんの事を知ってる先生は、殆ど居ないからな」
「そっかー、じゃあ今居るのは校長だけなんだにゃ?」
「そうだと思う」
といきは担任の
浅井 幸太
を、思い浮かべた。
彼は今頃、どんな顔をして基本世界で校長の長い話を聞いているのだろうか?
時間の感覚が違うのだろうが、考えていると頭が混乱してきそうだ。
「無関係の先生たちを巻き込まずに済んで、良かったと思おうぜ」
「うん……そうだにゃ! 巻き込まなくて良かったにゃ」
「……」
一方、さっきまで涙まで浮かべて演技していた夏帆は、轟の話を聞いて この作戦が無駄と知ると、すっくと立ち上がり、影の方向を頼りに校長を目指して移動を開始した。
「俺も行くか。このままじゃ皆の夏休みがなくなっちまう、そんな事はさせねえぜ!」
「そうだにゃ。そうと決まれば、陸上部の腕の見せ所にゃ!」
「青物?」
轟の脳裏を、嫌な予感が過ぎる。
素早く上体を起して、クラウチングスタートの構えを取る、といき。
「おい、まさか……」
そのまさか。
スタートダッシュで校長目指して、ダッシュをかけた といき。
眩しさゆえ、姿は見えなかったが、轟のシャツがふわと揺れて……次の瞬間、派手な激突音が響き渡った。
「い、痛いにゃぁ~!?」
「そりゃそうだろ、無茶するなぁ……!」
かく言う轟は、制服のベストを脱いで目元に影を作っている。
完璧とはいかないが、耐え難い光線は、だいぶマシになっていた。
「くそ、やられた……!」
マウル・赤城・スティック
も、といきや米太郎、轟とクラスメイトだ。
立ち上がると、浅井に預けたリュックがこちらに切り分けられていないかと、手探りで探し始めた。
「校長のハゲ頭が光っているのは……クローネが、緞帳に羽根を差してから……つまり、あの緞帳をどうにかすれば、いいんだよな?」
「ああ、そういう事になるな」
マウルの声に、轟が答えた。
「まずはこの人垣から脱出して、講堂の壁を目指す! 校長は見えないけど、壁沿いに行けば壇上へたどり着けるはずだしな!」
急いでいる時こそ、確実に。
自分の強さを知っている轟は、他を押しのけたりせず着実に歩き始めた。
「なるほど……確かにその方が、椅子や人と衝突せずに効率よく動けそうだ。俺もそうするとしよう。ブーメランが都合よくこちらに切り分けられているとしたら、浅井先生が居たところか?」
オーストラリア育ちのマウルだが、この湿気を含んだ暑さには少々辟易しはじめていた。
「早くどうにかしないとな……」
講堂の入り口まで、手探りでやって来た
桃川 圭花
の目的は、照明を消すスイッチをオフする事にあった。
壇上と違って遠く離れていく事がない分、逆行ゆえに他者と衝突するリスクもあったものの、圭花が目的地に到達するのは早かった。
「あったわ! 空調のスイッチは、どうやらこちらではなかったようね、口惜しいわ」
圭花は端から順に、講堂の照明を落とした。
「これで、光源は一つに絞れたわね。私は自分に出来る事はやったし? 後は……干上がる前に、さっさと片付けてしまいなさいよね」
ボタンを開けたブラウスを引っ張って、パタパタと風を送り込む。
「私は水が貰えて、助かったわ」
水をくれた少女の事を思い出しながら、圭花は貰ったペットボトルの水をすっかり飲み干して、したたかに打ち付けた脛の痛みと、この暑さに毒づいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
45人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月31日
参加申し込みの期限
2014年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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