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【終業式】輝かしきピリオドを――夏休みを求めて!
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▼終わらせる事こそが次への始まりだと
瑠奈が基本世界で、転寝をしている頃。
テオによって切り分けられた世界で、生徒達はパニックに陥っていた。
「うにゃー! なんてまぶしさなんだにゃ!」
陸上部
の
青物 といき
は、容赦なく網膜を刺激する光に、たまらず腕を翳して目を覆った。
といきらが未だかつて感じた事が無いほどの、強烈な光。
といきと同じクラスの
新井 米太郎
は、顔を覆って蹲った。
光は一瞬にして、生徒達の網膜に残像を焼付けていた。
「校長のお話長いなぁ、眠いなぁ……なんて思ってたら何だこれ!? 目が、目がぁぁぁ!」
どっかの大佐を彷彿とさせる台詞を吐きながら、
「声が反響して居場所も分からないし……とりあえず、視界だけでも確保しなきゃ!」
米太郎はポケットから愛用のバンダナを引っ張り出し、光を出来るだけ遮る。
「椅子が……にゃー!?」
といきは咄嗟に猫を思わせる俊敏な動きで、暴れまわる椅子の背もたれにしがみ付く。
椅子は、スライディングブロックパズルよろしく床を滑り、或いは回転しながら、ちぐはぐに移動を繰り返す。
「あにゃにゃにゃにゃー!?」
振り落とされないよう、しっかり脚で背もたれをホールドする、といき。
「だ、大丈夫かい!?」
「う、うう……どうしてこうなるのにゃ」
脚線美が曝け出されたが、幸いこの眩しさのせいで鑑賞する者はいない。
「クローネさん。クローネさんが大好きな混乱、楽しめるといいわね。人間の哲学者の話なんて興味ないけど、クローネさんが望むなら、私はずっとこの世界にいるわ」
縛られて生きる人間よりも、自由な鳥達に心を奪われている天吏は、周囲の混乱をよそに恍惚として呟く。
普段は無口で無愛想な彼女が、突然饒舌となる様は普段であれば、級友も注目しただろう。
だが、クローネが巻き起こした騒動のせいで、今は誰も天吏の変化を気にする者はいなかった。
先日の再会で
クローネに認知されていた事
を確認出来、またこうして出会えた喜びに表情を綻ばせる天吏だったが、テオに追いかけられて、大切な “お友達” が苛められていないか気掛かりだった。
「ネコなんかに負けないとは思うけど、万が一という事もあるし不安だわ。窓を開けに行って、助けないと……」
歩き始める天吏だったが、眩しさへの対応について考えていなかったため、時折、人にぶつかったり、その拍子に転んで床に手をついたりしていた。
それでも人の波に逆らって、歩く事をやめない天吏に目を留めたのが、レディに優しい紳士・
八十八旗 信彦
である。
お洒落のため
いつか校長の頭が光り輝く日が訪れるだろうと予見して、サングラスを準備し頭に乗せていた信彦、この事態にも冷静だった。
サングラスを本来の定位置・目に装着すると、校長のハゲ頭にも負けない、眩しい笑みを浮かべる。
「
生徒会
メンバー、八十八旗信彦。猫子高レディ達の夏休みを守るため、勇者となってみせようじゃないかッ! 校長のことは俺に任せてくれ!」
わー、パチパチ。
「……と思ったけど、その前に悩めるレディ達を救出するのも、紳士の務めだよね」
くるりと方向転換すると、信彦は倒れて床に手をついている天吏の元へ向かい、彼女を助け起した。
「俺が来たからには、もう心配はいらないよレディ。怪我は無かったかい?」
「……誰?」
冷たく突き放したような言葉も、信彦は気にしない。
「その様子なら、大丈夫そうだね。俺は生徒会の八十八旗信彦だよ、覚えてもらえると光栄だな」
「ふうん」
「して、レディ、君の名は?」
相変わらず、ローテンションな天吏。それでも信彦は、名前を問う。
この寛大でタフな精神は、現代の非リア諸君が見習うべきところではなかろうか。
「大天使、天吏よ」
「天吏ちゃんか、君のイメージにピッタリの素敵な名前だね!」
「そうかしら?」
「おやおや、天吏ちゃんは随分奥ゆかしいんだね。それとも、自分の魅力に気付いてないのかな? それはいけないなあ、君のように素敵な女性なら、もっと自分に自信を持ってしかるべきさ。もし良ければ俺が、君の魅力を一つ一つ……」
信彦のトークを無視して、天吏は再び目的に向かって歩き始めた。
「あ、待ってくれよ、天吏ちゃん! 見えないまま進んじゃ危ないよ」
「……窓」
ポツリ、と天吏が呟く。
「窓?」
彼女が顎を上向けている事に気づいた信彦も、つられて上を向く。
「窓を、開けたいのかい?」
「ええ、クローネさんに会うの。邪魔をするなら……」
そこで天吏はようやく、僅かに信彦を伺う様子で、首を捻った。
「あなた、名前……」
得心したように、信彦は口を開いた。
「トドロキ・ノブヒコだよ、天吏ちゃん」
「!?」
先に言葉を発したのは、信彦ではなく、天吏の方だった。
天吏の ろっこん、【せっかちな鸚鵡】の力だ。
しばし目を見開いた信彦だったが、すぐにその頬は嬉しそうに緩んだ。
「なんだ覚えててくれたんだね、嬉しいな。君の目的はわかった。幸い、俺は事前にサングラスを用意していたから、君を窓の傍までエスコート出来るんだ。天吏ちゃん、俺に君の手を取る事を、許可してもらえるかな?」
少しの間があって、天吏は障害物をまさぐっていた掌を、黙って信彦の声の方に彷徨わせた。
信彦は満面の笑みを作ると、その白い手を取った。
「それじゃあ、お供させて頂くよ。足元に気をつけてね、天吏ちゃん」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
45人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月31日
参加申し込みの期限
2014年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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