this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【終業式】輝かしきピリオドを――夏休みを求めて!
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
22
つぎへ >>
そこへ、一人の少女が静かに進み出た。
友人と共に、ハゲタッチに加担した
桜庭 円
だ。
「吉田先生……悪戯は、さすがにやりすぎました。反省してます」
ごめんなさい、と彼女は頭をさげた。
緑の巻き毛が零れ、周囲はシーンと静まり返っていた。
ゆっくりと顔を上げると、円は黙ったままの校長に向き直る。
「校長先生、いつもボク達の為にシトラス・ガムダンの言葉を引用したスピーチを考えてくれたり、生徒に近い位置で接してくれてありがと。ゆるいとか、威厳がないとか言われそうだけど……」
円の目の端に、ヨダレを垂らして寝たままの、ののこの顔が映った。
「ボクは校長先生の居る、寝子島高校が好きだよ!」
しばしの沈黙があった。
「ほほ……」
最初に破ったのは、他でもない校長で。
校長は真っ黒に濡れた自分の頭を、つるりと撫でると、黒くなった掌をクマに見せて、にんまりと笑う。
「久しぶりに若返った気分だよ。これは、一本取られたね」
そうして教頭に後を任せると、同じように掌が汚れた生徒達を連れて、給湯室へと消えていった。
「やれやれ、一時はどうなる事かと思ったが……」
自分の席に戻りながら、
吾妻 優
は再び携帯を引っ張り出した。
目を落とせば、画面の時計が9時52分を差しているのが確認出来た。
軽い疲労と安堵をないまぜにした感情が湧き上がり、優は苦笑と共に携帯をポケットに戻した。
「クローネさん、どこまで行っちゃったのかしら……」
喧騒などには、全く目もくれず。
2階の開放した窓から、
大天使 天吏
はボンヤリと空を見上げた。
ふと風が金色に波打つ髪を揺らして、彼女はクローネが戻ってきたのかと期待して振り返ったが、羽ばたきは黒い翼のものではなく、カラスより ふた周りは小さいヒヨドリのものだった。
「ねえ、鳥さん。あなたはクローネさんの事、知ってる?」
天吏の問い掛けに、ヒヨドリは怪訝そうに首をくるりと返した。
「ううん、そうだったら素敵だなって思ったの……。もしクローネさんに会えたら、伝えて。学校はこれから夏休みで、人が少なくなるから、街で混乱を求めた方がきっと楽しいと思いますよって……」
「オラ、お前等、もたもたせんと席に戻れ!」
クマの怒鳴り声で、銘々が自分の席に戻った。
これから選ばれた生徒たちによる、第1学期終業式によせたスピーチが行われるのだ。
――アトデオボエテロバカアニキ!!!
そんな拓郎の、胸の内を知ってか、知らずか。武道はお気楽に、愛する弟にピースサインを送ってきた。
まだざわめきが残った中、5組 担任の
五十嵐 尚輝
に呼ばれた
八神 修
は、スピーチのため壇上へ上がる。
「ちょっとやり辛いかもしれませんが、よろしくお願いします……」
ごにょごにょと口の中で呟く五十嵐に、任せてくださいと頷いて。
トップバッターの彼は、まだ注意散漫な皆を見下ろして、簡単な自己紹介を終える。
「人生において、短くも大切な時期である高校生活。俺はそれを山になぞらえる」
よく通る声。彼は前置きをせず主題から話に入り、皆の注意を自分にひきつけることに成功した。
それを見回し、修はにこりと笑みを見せた。
「夏休み……一学期に十分な成果をあげれた人は、その上に新たな積み重ねが出来る時だ。
満足する結果が得られなかった人も、巻き返せる。
勉強でもスポーツでも、趣味でもなんでもいいから、今しか出来ない経験を沢山積もう。
一歩ずつ、人生という山の裾野を広げ、経験を積んで登っていこう。
二学期に、一回り成長した俺達であるために!」
堂々たるスピーチに、講堂はいつしか静まり返っていたが、修が下がって一礼すると、拍手が起こった。
「夢宮さん、お願いね」
7組 担任の
樋口 弥生
に、そっと肩を叩かれたのは、
夢宮 瑠奈
。
背筋を真っ直ぐに伸ばし、「はい!」と元気に返事をして、手を上げる。
足取りも軽く、壇上に上がった瑠奈のアイドルスマイルは、長い式で疲れた皆の心を、ほわりと溶かす。
「1年7組、夢宮瑠奈です。私は一学期は、たくさんのお友達が増えて、楽しかったなぁって思います」
都会からやって来た優しい歌姫は、寝子島で春を歌い、たくさんの掛け替えのない友人を得た。
夏になり、
新しい挑戦
だって始めている。
ゼントタナン
。壁はまだまだ、たくさんあるだろうけど。
大切な友人と一緒に笑って、一緒に悩んで。これからも、これからも……。
膨らむばかりの将来への希望を、瑠奈は語る。
「まだまだ経験したいこと、やりたいこと、いっぱいです。
二学期は、もっともーっと、皆と楽しく過ごせたらいいなって思いますぅ」
一言一言を、かみしめるように。
けれども、彼女らしく ふんわりと。
優しい調べに乗せるように、瑠奈は言葉を紡ぎ終えた。
スカートを軽くつまんで、お辞儀をすれば、聴衆が沸いた。
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
22
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【終業式】輝かしきピリオドを――夏休みを求めて!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
45人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月31日
参加申し込みの期限
2014年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!