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【終業式】輝かしきピリオドを――夏休みを求めて!
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●基本世界、シトラス・ガムダンの果てに
御剣 刀
は切り取られた世界での最後の瞬間、何者かにグイと手首を引っ張られたのを、感じていた。
何事かと不思議に思う間もなく「じゃ、後はよろしく頼むんよ~♪」と、軽い声が耳元で響いて、何者かの気配は遠ざかっていった。
実はこれ、ろっこんの力で透明化した
霧谷 朧
が、後ろからコソっと他人の手を借りて、校長の頭にタッチしていたのだ。
後は何食わぬ顔で、自分の席に戻るだけ。
さすが上級生、要領がいい。
だが、残された者達はと言うと。
「あれ? ここ壇上……元の世界に戻るって、そのまま戻るのかよ!」
テオのヤツ、今回、片手落ちすぎる。刀は状況を悟って、焦った。
ハゲタッチした者達は、皆、掌が黒く汚れている。
ハゲタッチした、動かぬ証拠だ。
緞帳の近くに潜んでいた
鴇波 羽衣
は、ベストを脱いだ際に慌てて、ブラウスのボタンが豪快に弾け飛んでいるのに気付いて、赤面すると前を押さえて舞台袖に逃げ込んだ。
「うわぁ~ん、見ないでぇー!」
校長は頭から黒いインクをボタボタと垂らし、生徒達に囲まれた状態で、立ち尽くしていた。
無言である。
実は いの一番に校長の頭にタッチしていた
新井 米太郎
は、インクで真っ黒に汚れた自分の掌を見つめた。
「つ、つまりは僕がヒーローだ!」
思わずガッツポーズ。
「おい……ここで はしゃぐのは、まずいって」
小声で たしなめる
風雲児 轟
のタッチは、4番目だった。
順番としては、2番目にタッチした
恵御納 夏朝
や、轟と同着だった
常闇 月
も掌が真っ黒だ。
「こ、この……バカタコども――っ!!」
無論、
クマ
がそれを見過ごす道理はなく、地鳴りのような怒声が響き渡った。
猪のように突進してくるクマに、皆が目をそらす。
「お前等っ! この、バカタコっ!! 式の最中だぞ、校長先生になんて不敬な事をしとるんだ!! このバカタコー!!!」
決め台詞の、バカタコが乱舞する。
「げっ、鬼熊……ちょっ、これは九夜山よりも高く、木天蓼湾よりも深い訳があるんだってマジで!」
チラと脇を見れば、担任であり、学年主任の
島岡 雪乃
が固まっていた。
教え子達の謎の凶行に、どうやら立ったまま失神したらしい。
(ぎゃー! すみません、島岡先生っ!)
これには刀も素直に心の中で、手を合わせて謝罪する。
「あ、いやこれはなんていうかその……やめて熊吉先生! 僕ら
告白した仲
じゃないですか!! 本当もうアレなんで、とりあえずごめんなさーい!?」
クマに首根っこを掴まれた、米太郎はすでに借りてきた猫である。
深民 実々
は【ミミューサ】の力で、クマの動きを止められないか試みたが、やはりこれだけ人目があると、ろっこんの発動は不可能だった。
無念さに、唇を噛み締める。
「熊吉せんせー!」
美崎 岬
は果敢にクマの太鼓腹に、すがりついた。
「む、何だ美崎! お前は関係ないだろう、席に戻れ」
「嫌よ、せんせー! 私、戻らないわ。だって、怒ったら血圧上がって、せんせーの脳の血管が切れて早死にしちゃうじゃないですかー! そんなのやだー!」
「俺はそこまで年寄りじゃねぇ!」
押しのけようとするクマに逆らって、岬の腕に力が篭る。
流石のクマもハンディキャップがある生徒を、乱暴に扱う気はないのか、岬は食らい付いたままだ。
「私、大好きな熊吉せんせーに、元気で長生きしてもらいたいんですからーっ! せんせーの怒りが鎮まるまで、絶対に離さないんだから!」
(いいんだ、これでいいんだ……)
辛い宣告が下るのを待ちながら、夏朝は心の中で自分に言い聞かせた。
犠牲者が数人出てしまっているのが悔やまれるが、自分達が怒られる事で、無事に皆の夏休みがやって来る。
「……えらい目にあったのだ真央ちゃんガチ石頭で良かったのだ普通の頭じゃ流血即死(?)だったのだ」
岬とは反対の胴に、フライング・ボディアタックを食らわせながら、切り分けられた世界では頭から床に刺さっていた
後木 真央
は、ハイパータフに産んでくれた両親に感謝していた。
「くまセン! 違うのだ!!」
真央のマシンガン陳情が炸裂する。
「スピーチしようとして勇み足なのだうちの高校は着衣水泳授業でやるべきなのだ人命救助なのだまだ話したいことあるのだくまセン邪魔すんな横暴反対なのだ~」
「邪魔しとるのは、お前だ!! バカタコ!!!」
激高したクマは、手が黒く汚れた生徒達の襟首を、掴んで集め始めた。
「待ってくれ!!」
真央と同じように、床に突き立った挙句に、
常盤 四月
に踏み台にまでされた
冴木 竜司
は、クマが油断した隙に米太郎を奪い返して、背中に庇った。
こちらも負けず劣らずの、タフガイだ。
「こいつらはシトラス・ガムダンの言葉を、実践しただけなんだ! こいつらを裁くなら……まゆ先生への愛に生きる俺の屍を超えてからにしろー!」
「バカタコ! 意味がわからん」
「俺はどうなってもいいですから、許してやってください。この通り、お願いします!!」
かわいい後輩たちのために、床に額をつける竜司に、クマも、むぅと唸りを上げる。
茹蛸のように顔を真っ赤にした、バカタコの頭からはモウモウと湯気があがり、今にも爆発しそう。
一触即発の状態だ。
(チッ。やはりここは、俺が一肌脱ぐしかないか……!)
志波 武道
が動いた。
「夏色フライングブドー参上! 全員俺を見ろ!!」
竜司とクマの間に滑り込んだ武道が、回転と共に衣服を一瞬で脱ぎ捨てる。
(ちゃんとブーメランパンツ穿いてます)
神速脱衣! バアッ★
ワイシャツとズボンが宙を舞い、スイマーらしく日に焼けた、男らしい素肌が白日の下に曝け出された。
皆の熱視線の中、武道はこれも弟のフツウを守るためと、自らに言い聞かせる。
もっとも、武道がそこまでして守りたい弟――
志波 拓郎
は、椅子に腰掛けたまま拳を震わせていた。
彼は今回の騒動に、巻き込まれなかった為、こうなった経緯を知らない。
校長の長話でウトウトしていて、気付いたら大騒ぎになっていたのだ。
(……バカアニキ、ガ、ヤラカシタ……知らんふり……知らんふり……)
志波兄弟は誰が見ても、一目で血の繋がり分かるほど、そっくりだ。
そんな兄の痴態に、拓郎の激情が沸きあがって来る。
チラッと二人の視線が交わったが、拓郎は壮絶な顔で兄を睨みつけた。
(バカアニキ……この恥知らず、コッチミンナ!!)
その修羅の形相は、普段の口下手で優しい拓郎を知っている者が見たら、きっと腰を抜かしただろう。
それほどまでに、拓郎にとって武道は気の置けない相手、とも取れるが。
クマ以上の、凄まじい殺気。
過去の捻れた溺愛が原因とは言え、ちょっと報われない お兄ちゃんに涙を禁じえない。
「志波ぁ! 今はお前の遊びに付き合っとる暇はないぞ、服を着ろ、このバカタコ!!」
クマの罵声に負けず、武道は軽い調子で囃し立てる。
「バカタコ? 馬鹿で結構、理由は察しろ! 皆、勇者に拍手を!」
武道がジェスチャーで、皆を煽動しようと試みる。
おかしな空気の中、皆はどうすべきか戸惑っている。
武道に乗るか、それともスルーして制裁を回避するか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
45人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月31日
参加申し込みの期限
2014年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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