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山道から少し逸れた苔むした石に
綾辻 綾花
が項垂れた姿で座っていた。
「うう、もう日向は歩きたくないです」
黒い猫又に扮装した綾花が疲れた表情で泣き言を零す。
「でも、こんなところで休んでもいられません。新しい猫との出会いが待っているのです!」
自分を鼓舞して綾花は立ち上がった。黒髪から生えた猫の耳がぴんと上を向く。
綾花は自らが選んだ道を突き進んだ。胸元の鈴が動物避けの役目を担って軽やかに鳴り、二本の尻尾は元気に揺れた。片方に結ばれたリボンは赤い蝶のように後ろを付いて回った。
然程の苦労は強いられずに拝殿の横手に出た。
「……ここは神社なのでしょうか?」
拝殿を横目に正面に回っていく。
「え、サナリアナちゃん?」
賽銭箱の前で横になっている同級生に驚きつつも近づいていった。胸の辺りで丸くなっていたのは黒猫であった。
「サナリアナちゃん、眠っています?」
声を掛けても返事はなかった。深い眠りに落ちているようだった。
綾花はサナリアナの隣に横向きで座った。上体を近づけて黒猫に微笑みかける。
「黒猫さんも一緒にお昼寝ですか」
小さな声に黒猫の耳が反応した。身体にぴったりと引っ付けていた尻尾が周囲を探るように動き出す。
「尻尾が二本あるなんて……本物の猫又?」
怖がる動作は微塵もなく、綾花は黒猫をまじまじと見つめた。スカートのポケットに忍ばせていた猫専用の手帳、猫メモに情報を書き込んでいった。
「ふぅ~、本物の妖怪を初めて見ました。意外と平気なものですね」
「自分でいうのもなんですけど、気性は穏やかですよ」
いつの間にか目を開けた黒猫が上目遣いで言った。
「言葉も喋れるのですね。あ、もしかして私の声で目が覚めちゃいました?」
「勝手に起きただけなんで、気にしなくていいですよ」
黒猫は目を細くして大きな欠伸をした。謝るように頭を下げた綾花はポケットから小さな袋を取り出した。
「猫用に持ち歩いているのですが、よかったら食べますか、煮干し?」
「またまた、知ってるくせに。それって猫の好物じゃないですかー。喜んでいただきますよ」
「では、どうぞ」
煮干しを黒猫の口元に持っていくと、おちょぼ口になって小刻みに食べた。
「に、煮干しはたくさんありますからね!」
抑え切れない興奮が声に混ざる。黒猫のあどけない姿に綾花の表情は蕩けていた。
「あ、あの、会って間もないのにこんなことをいうのはヘンだと思うのですが、もふもふ」
「もふもふ?」
「ではなくてですね、抱き締めたいのですが……」
黒猫は滑らかな動きで綾花の膝の上に乗った。
「かわいい黒猫ちゃんに頼まれたら断れないよ」
その言葉で歯止めが効かなくなった。黒猫は強く抱き締められ、頭の毛が剥げるくらいの頬擦りを受けた。
その時、横になっていたサナリアナに変化が訪れた。閉じた瞼の中で眼球が活発に動いていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
冒険
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月02日
参加申し込みの期限
2014年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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