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「真央ちゃん、懐中電灯を持って戻ってきたのだ。こんなところにテントがあるのだ? 修ちゃんとラッセルちゃんの声がするのだ」
真央は開いたところからテントを覗き込んだ。修の背中を抱き締めるラッセルの姿に、ふおおぉぉーなのだ、と早撃ちのガンマンとなってデジタルカメラで激写した。
「生唾ゴックンの禁断の現場なのだ! ネタに困った副部長のラッセルちゃんが新聞部のために身体を張ってスクープを提供してくれたのだー」
「マジかよ~。ずっと隠してたのに後木にバレちまうなんて。どうするよ、八神」
「桜井、悪乗りはやめろ。後木が信じたらどうするつもりだ」
へいへい、とラッセルは修から離れた。改めてカメラのシャッター音に向き合う。
「後木、これを見るんだ。参考書だ、わかるよな。猫の妖怪を待つ時間を利用して勉強しようとした。無粋ということで桜井に羽交い絞めにされたところに後木がやってきた」
「そうなのだ? 残念なのだ~、写真だけで満足するのだ!」
修は複雑な表情の笑みを作った。
「今日は賑やかだな」
真理がふらりと現れた。
「真理ちゃんこんばんはなのだ。今日は偵子さんいないのだ?」
真央は真理の周囲を回るように動いた。
「いるよ。いつも一緒だ」
立ち去ろうとする真理を修が呼び止めた。急いでテントから出てきて一礼した。
「勝手にテントを張ってすみません。住処を荒らすつもりは毛頭ないので、一晩だけの勝手を許してください」
「花冠の少年か」
「あ、いや、ここでそれは……そうですが」
「あまり騒ぐなよ」
素っ気ない言葉を残して真理は拝殿の方に歩いていった。
「花冠の少年の響きが艶めかしいのだ。なんだかとても怪しいのだ~」
デジタルカメラを持った真央が、耳を赤くした修へとにじり寄った。
境内の中央に立った真理は大きく息を吸い込んだ。
「ただいまー、皆でご飯にしましょう!」
親しみを込めた大声に答えて、ぞろぞろと猫達が集まってきた。
「ふぉぉ!? とんでもないネコネコパラダイスなのだ! やべぇのだ、今晩ここから帰れないのだ~!」
「またまた~」
二本の尻尾の黒猫に真央は夢中でシャッターを切った。合間に頭を撫でて抱き締める。
「ごはんちょうだい」
擦り寄ってきた三毛猫には、大盤振る舞いなのだー、とありったけの菓子を与えた。
その騒々しさに真理の目が鋭くなったものの、一瞬で口元が緩んだ。
「猫が好きなんだな」
その場に真理は胡坐をかいた。
「テントの場所代ではないですが、敷物を持ってきました。よかったら使ってください」
「……そうだな。使わせて貰うか」
真理は受け取った敷物を広げて、持ち帰ったキャットフードやおにぎりを置いた。修は中央にLEDランタンを乗せた。食卓を彩るキャンドルのように優しい光に溢れる。
修は一通りの準備を終えてテントに目を移した。
「……たまには大勢で食べるのも悪くない」
真理の呟きに修は、ありがとうございます、と素直な気持ちを伝えた。一緒に付いてきたラッセルは喋る猫を目の当たりにして、陸に打ち上げられた魚のように口をぱくぱくさせた。
「あっ、あれが凄い猫さん達なんだね! こんばんはー」
走ってきた円が肩の子猫を胸に抱えて方々の猫に見せた。
「この子猫、うちの子なんです。先輩の皆さんに挨拶に来ました。名前はにゃーくんって言います。よろしくお願いします。あとお土産があるんで」
円は来た方向を振り返って、早く早くー、と子供のように跳ねた。
「小山内がいるのに無理を言わないでくれ」
「どちらかが手を離せばいいのでは?」
月詠は二人の握った手に顔を近づけて言った。
「そうだな、すっかり忘れていた」
刀は手を離し、一人で駆け出した。残された海の耳に月詠が口を寄せる。
「邪魔して悪かったね」
『つくよみちゃんのいじわるぅ』
海は真っ赤になった顔をスケッチブックで隠した。
「楽しい夜になりそうだ」
月詠は海と並んで一同の輪に加わった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
冒険
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月02日
参加申し込みの期限
2014年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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